大阪北新地の雑踏の中を掻き分けるように探す事数分。
目当てのお店の看板を目にした。
噂には聞いていたので
格段 驚く事は無いが、聞いていなかったら通り過ごすであろう。
ここが上質で厳選された素材でしか料理しない、
創作料理レストランとは 全く気づかないはずだ。
さて、噂通りの美味しさと満足感が得られるか?
今宵はカハラで、贅沢な素材とご主人と向かい合って
料理を楽しもうと思う.
食前酒は
大阪 樫原でとれたぶどうで仕上げた
半貴腐ワイン(軽い7%程度だそう)
一舐め程度で お隣様へお渡ししてしまいますが
香りはすごく良かったことと、こうして
地産地消 な ワインを頂く、、、大阪でぶどう、ワインかぁ、、、素晴らしい発見。
一品目は、
「宮崎で朝、できたてのモッツァレラチーズと
春菊のスープ」
「必ず かじって下さい。」と言われるその理由はごもっとも。
この もっちりした食感は、箸で切ってはならぬ味わい。
春菊の独特の香りが全体的に味を引き締めていた。
この日の午後、私が並んで並んで待って買った、
ブーランジェリー タケウチのオリーブのパン。
昨日もご紹介しましたが
本店でのパンはオリーブが4つぎっしり入ったパン。
こちらは1個をコロンッと丸ごと。
この器は
シェフ自ら手がけられた作品。
漆を扱われるのだそう。
素晴らしい!
八寸仕立ての前菜が登場する。
■黄ニラと牡蠣に醤油フリーズドライをトッピング
■コーヒーに浸けた合鴨のロース
タスマニア産フレッシュマスタード
■裏返したライムを器にし、
煎った麦芽をトッピングした唐津産の白魚
■鱒のスモーク バジルシードソース
■くちこの山芋がけ
■春 エンドウ豆のカンクォイロットチーズ
■青大根の鎖切り
これ、どうやって切る訳???
つなぎ目がない、鎖切りの青大根を手にして。
「(あまり考えると)寝れなくなるよ?」とシェフに言われる。。。。ふむ。
確かに。
ライムを裏返して器にする方が
色も香りも良いね。このアイディア いっただきます!
さて。
このリゾット、かなりの美味だ。
富山産のホタルイカ、
岡山県 吉田牧場のカチョカヴァッロで仕上げてある。
岡山県の吉田牧場は
フー土アナリスト協会でも人気の牧場で、
噂には聞いていたが
いやはや、、、。
そして この 大きさがまたすごい!
どんどん、衝撃的な品が続くが、
こちらは「十割そばのからすみがけ」
贅沢にも、けずった唐墨をこんなに盛り、
頂くのだ。。。。
大阪で、そば? そう思うなかれ。
この近所で 大阪でも有名なおそば屋さんがあり、
そこで打ってもらっているそう。
後編へ 続く。