こんにちは!
「何食べてもえぇねんで」を伝える
管理栄養士&カキラリスト
Cotch(こっち)こと、
金子さつきです
今回は、後編です。
前編はこちらから
摂食障害のことを調べれば調べるほど、不本意な偏見を持たれそうだという思いが強くなり、他人に話すことをためらいました。
私が最初に自分の摂食障害のことを話したのは、大学の先生です。
(その時のことはこちら【後編】摂食障害からの回復・はじめの一歩)
先生は、私が思っていたのとは全く違う明るい反応をして下さいました。
そして、大学の研究室の仲間。
1年間。一緒に過ごします。
私は、初めて摂食障害と向き合いながら過ごし始める。
不安で仕方ありませんでした。
もしかしたら、何らかの迷惑をかけるかもしれない。
そう思ったので、彼女たちにも伝えなければならないと思いました。
”かわいそうな人”という目で見られたら嫌だなぁ…
これから先、やたらと気を使われたらいやだなぁ…
そんな私の心配をよそに、
彼女たちの反応の軽いこと。
「そうなんだー」で、終わり。
今となっては、当然の反応だと思うのですが…
当時の私は、とにかく不安でしたから…
どんな反応されるだろう!?
変な目で見られるんじゃないか!?
心配で心配で仕方なかった。
全く想像していなかった軽さに、
本当にビックリしたのです。
その後も、何も気を使われることなく。
(例えば、食事に行かないとか、お菓子を研究室に置かないとか…そんな"配慮"をされるかも…と思っていました)
みんなで食事に行ったり、
ケーキを買いに行ったり、
誕生日パーティをやったり。
みんなで研究室のお菓子を買いに行ったり、
毎日、お茶タイムは欠かさなかったり。
とにかく今まで通り。
笑いまくって過ごしました。
…あっ…良いんだ…
別に、摂食障害だからって、
特別ややこしいことはないのかも知れない。
彼女たちのおかげで、
徐々にそんな風に考えられるようになりました。
*****
書籍から流れてくる空気。
自助グループに行ってみた時に感じた空気。
回復のためのグループワーク。
共通して流れていた自分の元気を吸い取られるような重たい空気。
それらの空気に触れることで、"摂食障害"というモンスターが、私の中で、必要以上に大きなものになってしまっていたようでした。
その後も、いろんな場で、
私の経験を話してきましたが、
重たい空気になることは一切なく。
「へぇ…そうなんだ」
で終わることがほとんど。
だからって…何かが変わることはありませんでした。
自分の中だけで考えていると、
摂食障害はどんどん巨大化していきました。
もうお手上げ!手に負えない。
私には回復するなんて無理!と何度思ったか…
でも、人に話すことで、
少しずつ、自分でも扱えるサイズに
戻すことが出来ました。
だからと言って、
言いたくもないのに、
無理矢理話すことはススメません。
これは、自分が快適に過ごすための1つの方法と思ってくれたら良い。
最初の一歩は、勇気がいります。
後腐れのない、出会ってから日が浅い人の方が良いかも。
実は、大学の仲間も。
4年生になって、初めて出会った。
出会ったばかりの仲間だったんです
深い仲の人には、
なかなか言いづらいもの。
何度も何度も話すうちに、
意外と…
そんなもんなんだと思えるようになってきます。
そうすると、気分も楽です。
過食症である自分を認める。
過食症である自分を他人に認めてもらう。
私は、この繰り返しで、
過食の頻度をかなり減らすことが出来ました。
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
心地よい毎日を願って☆
Cotch
インスタやってます♪
ほぼ毎日、朝ご飯をアップしています