オチの説明に思う | 林秀子のフラクタル心理カウンセリング

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先日 久しぶりに、落語を聞いてきました。



噺家の演技力には、オチに持って行くまでの

お客様との呼吸の掴み方、引っ張り方、間の取り方で、

ベテランと、前座さんの違いがあるんだなーと思いました。



同じ話を聞いても、

語る人によって味が違うから、それも良いようですね。



ベテランさんの話には、ゲラゲラと笑いがおきました。



前座さんの現実的な話には、

自分の心に照らし合わせて

「ウフフフ」と納得の笑いがおきます。



仕草が抜群にうまくて、拍手喝采がおき、

楽しませてくれた噺家さんが話を終えると、

お客様が シーンとしてしまいました。



お馴染みさんの前ですから、

手慣れたもので、オチの説明をしました。

で、やっとみんな 「なるほど、ふーん」 と頷きます。



オチの説明をしたとはいえ、その話で何を思うべきか

までは、噺家は言いません。

それは自由で、それぞれの咀嚼に委ねられます。



案外、普段の会話でも、言いたいことが、

ツボにはまって聞いてもらえているかどうかは

わからないですよね (笑)




例えば実物の象を見たこともない人に

どれだけ大きいかとか、動き方を説明しても

聞いている人の、想像力までは見えません。



話をしている側も、動物園で二頭位見ただけの人と、

大自然で、群れを見た人が語る印象は違うでしょう。



お笑いのボケか、ツッコミのつもりで言ったことが

真っ直ぐ受けとられて、あらぬ方向に行き、

往生する、なんてこともありますしね。 (笑)



そんな時は、ただ頷いておきましょうかね・・・

まだまだ、話がヘタなんだ、

腕を磨こう!と闘志を燃やす方で頑張りましょう。