修行好き | 林秀子のフラクタル心理カウンセリング

林秀子のフラクタル心理カウンセリング

ブログの説明を入力します。



1405346640558.jpg


百尺観音像あたりでは、まだ陽が差し込んでいました。


管理所から、ガイド付きで降りてきた場所が、この写真です。

このあたりのあじさいは、今が盛りです。 ↓

 
1405346662598.jpg



通天窟は、ちょっと不気味。


そこで、永平寺、総持寺の宗祖という文字を目にして、

ここが、曹洞宗のお寺であることを知ります。


座禅するところもありました。


ほんと、修行するところなんだ・・・



私は総持寺の座禅に、何回か参加したことがあります。


そこは遠いので近くにみつけた所は、臨済宗のお寺でした。


座禅の仕方も違っていました。



宗には、5つも宗派があるし、我が家の宗派とは違う。


座禅もしたし、正月は神社に行くし、

節操がないというか、こだわりがないと言えばいいのか。



私の流派のお茶会は、殆んどお寺さんで行います。

「茶道と禅は、繋がっている。 お寺さんには

茶室があるところが多いけど、ここはあるのかしら」



そんな会話をしながらも、なかなか左に行く道がなく、

周囲の木で、うす暗い細い階段が続く。

「おかしいねー、こんなに行くの?」



まもなく、反対の道に、先ほどの方の姿が見えた時、

大仏様のお姿も、左側の遠くに見えます。



新しく立て直すための、石段がいきなり現れ、その前の

小石が敷かれた部分が気になりながら、通りすぎます。



「心字池はこれだね。点々があっちで」


なんだか随分降りたような気がする。


「おかしいね近道って言える?これ」



不安を消すかのように、

30代の頃に、百観音巡拝をした時の話をします。


「笠森観音様の階段がきつくて死ぬかと思ったわ。

今日は、それより はるかに多くて、

時間もかかっているのに、とても元気だわ」



その前は千座行というのもやったことがある。


結構、修行好きだったことを思い出しました。



「無駄なことをしてきたとは思えないな。

それがあったからこそ、今の私がいるのよね」


「なにも無駄なんてないわよ」


「「同行二人」と言ってね、巡礼は二人でするように

観音先生が教えて下さったのよ」



私が依存していたのだと、今は良くわかる。


でも、それらのことをやることで、勇気も身につけた。


意気地がない私には、大切な経験だった。



「やっぱり、無駄なことなんてないじゃない?」


「こんな時は、一人より二人の方がいいね」


「必要な時に、ちゃんと、ふさわしい人に出会うものよね」



何も心配いらない。


しかし、この帰りの道は どうも妙である。   つづく