MONITOR IMPRESSION vol.8 【Petit DUCKER】 | slow-in.fast-out

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紀伊半島をホームに東奔西走。

今回のモニターインプレッションは、

小さなアヒルこと、






Petit DUCKER(プチダッカー)



の紹介をさせて頂きます。

確か2年前?このルアーの発売前にモニターとして活動させて頂きました。結果はアジとセイゴが1匹ずつと酷いもんでしたが。

あれから2年、改めて紹介させて下さい!
まずはカタログスペックから。






サイズは7g・9g・13g・16gの4種類。
僕が良く使うのは7gと16gです。
7gはライトタックル、16gはシーバスタックルと使い分けています。ちなみにドリコン80MHなら全てのプチダッカーを扱う事が出来ます^^

カラーもソルトルアーの定番から、モンキーバナナのような遊び心のあるカラーまで。特に人気なのはゼブラカラーで、ドリームアップ本部(?)の紀南釣具センターでも品薄状態…出先で見つけた際は即バイトしてますw


アシストフックにはプチアシストをお勧めします。プチダッカー以外のメタルジグにもマッチするフックです。

フックセッティングは色々ありますが、取り敢えずプチアシスト+トレブルフックで間違いないかと。




プチアシストにはフックサイズがS/M、長さがショート/ロングの合計4種類がラインナップされているので、なるべくフックが絡まないセッティングにした方がいいと思います。

参考までに16gの場合、M/ロング+トレブルでフック同士がギリギリ干渉しません。トレブルフックを使わずアシストフックをフロントのみに付けるならロングタイプ、前後共にアシストを使うならショートタイプ等、お好みの組み合わせを探して下さい♪




さて、肝心のアクションの方はと言うと。


飛べない鳥であるアヒルの名を冠するルアーですが、飛距離はドリームアップルアーの中で最長。

ジャークに対するレスポンスも良好。
テンションフォールではロールを伴う超スローフォール、フリーフォールではボディがジグザグに軌道を変えながら沈むヒラヒラアクション。

特筆すべきはタダ巻き時。
カタログに書いている通り、メタルジグとは思えない程ウォブリングします。誇張なしにミノー並だと思ってます。


つまりプチダッカーというメタルジグは、

・リトリーブ
・トゥイッチ、ジャーク
・リフト、フォール

等々、アングラーが行う全てのアプローチに対してそれぞれアクションが発生し、多種多彩なターゲットにアピールする事が出来ます。

無論ライトショアジギングという括りの中での話ですが、フィールドの状況やターゲットに応じてウェイトを使い分け、様々なアクションをマニュアル感覚に操る事で、魚に攻撃的なアプローチを仕掛ける事が出来ます。

そして様々なアクションを出す事が出来るという事は、言い換えれば適当な事をやっていてもジグがしっかりと動く、言わばマニュアルとは真逆のオートマチック性も持ち合わせたジグだと思います。初心者にも扱いやすいかと。


そんなビギナーからエキスパートまで納得のメタルジグ・プチダッカーを使って釣りに行って来たので振り返ってみます。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇




9/22~9/23 




三連休で賑わう南紀。
どこで何をしようか悩むymmtと相方S野。

人が居る場所は苦手な二人。
しかしさすがに連休ともなるとどこに行っても人と竿。普段は人も魚も居ないマイナーポイントにも他府県ナンバーの車が。

こんな田舎に遊びに来てくれる事に感謝しつつも、考えがまとまらず時間だけが過ぎていき…


何を血迷ったか超一級サーフに行く事に。


南紀のサーフと言えばここしかないと言わんばかりの名所へ突撃。朝マズメは人の数が凄まじい事になる事が予想されるので、前日の23時頃にエントリー。

オールナイト釣行です。
僕は慣れてますがS野は春の遠征以来。
まぁ今回は地元なんでなんぼか気楽。


ターゲットはタチウオ。
僕にとって縁のない魚のひとつ。

マズメが狙い目なのは間違いないでしょうが、なんせ相手は回遊魚。いつどのタイミングでチャンスタイムが訪れるか分かりません。


広大なサーフなので場所選びに悩みましたが、中央付近は人で溢れかえると考え、少しだけ端の方に寄って釣り座を確保。




プチダッカーのインプレ記事にこんな事を書くのもどうかと思いますが、パイロットルアーに選んだのはドリームシャッド3.5インチ。過去にもこのポイントでシャッドテールを使って良型サーベルを釣り上げた事がありました。

14gのジグヘッドでレンジを変えながら巻く。時々アクションを入れて誘うも反応はナシ。

回遊魚が相手の釣りは、魚の居る・居ないに関係なくキープキャストに徹する事がヒットへの近道。S野も慣れないゲームベストとシーバスタックルで頑張ってキャスト練習。


一度のアタリもないまま…




最初はこんな様子だったS野も…










ノックアウト。




僕も休憩を挟みつつ、ひたすらキャスト。
ここらでワームからプチダッカーに交換。
カラーはアカキンゼブラの16g。




グロー部分をしっかり光らせてからフルキャストし、ボトムまで落とし数回ジャークを入れてテンションフォール。


それまで何の反応もありませんでしたが、フォール中にアタリのような違和感が現れ始め…

午前4時頃、待ちに待ったファーストヒット!
写真は撮り忘れてしまいましたが、F2サイズの極細タチウオをゲット。

くたばっていたS野も気力復活、二人でプチダッカーで遠投を繰り返す。しかし本格的な回遊ではないようで…バイトは少なく、またあたっても中々掛かってくれませんでした。

そんな中S野も待望のヒット!






(笑)



ニベ。
そういや去年もここで連発したな~…。



夜明けが近付くにつれ、釣り人が一人、また一人と増えてきて…空が明るくなってきた頃にその時はきました。


プチダッカーの着水直後にバイト!
乗りませんでしたが間髪入れずに再びバイト!

今度はフッキングも決まり、モアザンの曲がりをしばし楽しむ。ふと隣を見るとS野にもヒット!時合到来♪

二人ほぼ同時にずり上げてダブルGET٩( 'ω' )و




僕もS野もアカキンゼブラで。

すっかり夜も明け辺りを見渡すといつの間にやら人・人・人。ざっと見ても40人は居たんじゃないでしょうか^^;


ここからは正にフィーバータイム。
ワンキャストワンバイトの漁師モード。
他のアングラーの様子も伺いました。常に誰かしらがフッキングを入れ、どこかしらでタチウオが水面をスケーティング(笑)


高活性の魚を効率良く拾う為、タダ巻きとジャークを混ぜたアプローチで手返しよく釣っていきました。


太刀時々青箭魚。




ポンポン釣っていく内にアカキンゼブラをロスト。牙でリーダーごとやられました…貴重なゼブラカラーが。



まだまだ時合は続いていましたが、クーラーがそろそろ定員オーバーしそうだったので納竿。




タチウオはコンパクトに収納出来るので良いですね。サーフはほんま魚の保存に悩みます。



ぶっちゃけ前日からエントリーした意味はあまりありませんでした。でも僕は楽しかったしS野も少しは練習になったかな?多分。



と言う事で、これにて終了。
プチダッカー様々の一日でした♪
相方も満足してくれたみたいです。


メタルジグを使った事がない、使う自信がない。そんな方にこそプチダッカーをお勧めします。巻くたけでもOKですので( 'ω' )

リアクション狙いだけではなく、喰わせの力を持ったジグなので、状況やターゲットによってはナイトゲームでも十分通用します。今回のようなタチウオゲームにはもってこいですね。

プラグやワームでは届かない場所で油断している魚をプチダッカーでバシバシ釣って下さい♪








以上、プチダッカーのインプレでした。

では(^^)ノシ



【TACKLE DATA】

[Rod]
morethan AGS 96ML

[Reel]
EXIST LT3000-XH

[Line System]
CAREER HIGH 6 #1.0
Seaguar ace #16lb

[Lure]
Petit DUCKER 16g