人生のつじつまを合わせているような日 | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

特に深い意味はないです。カフイミンミン。

 

天気予報で今日は雨と言っていたので、昨日すごくがんばってサイクルハウスの修繕をした。

思い起こせばこの家に引っ越してきたあと、「自転車置き場を作りたい」と主張して、「風が吹いたら飛んじゃうんじゃない?」と否定的な態度だった夫を説得して設置したサイクルハウス。

3台停められるタイプのものだったので、そこそこ大きい。縦横170cm前後。奥行きは2mちょいかな、たぶん。

買ったときについていた前後幕と天幕の素材はビニールシートのようなものだったため、数年でボロボロになった。

新しいものを買いに行ったら、若干素材が変わっていて、防水とか耐久性にすぐれたものになってた。ちょっとお値段が張るので、その時は天幕のみ購入して交換した。

それから月日は流れて、前幕がボロボロになった。当時は息子が自転車を使用していて、毎日のように出入りしていたという事情もある。ガムテで応急処置をしながら、なんとか使い続けていたのであるが。

 

ここ最近、強風が吹く日が多くなった。ニュースになるくらい強い風である。

サイクルハウスの前幕はほぼ役目を果たさなくなっており、雨風が容赦なく吹き込むようになっていた。

そしてちょっと前の強風の日。天幕がまるっと剥がれた。

枠組みの下部に結びつけてあったはずの結束バンドが千切れ、べら~んと剥けてしまったのだ。

確かその時も、翌日あたりに雨予報が出ていたので、取り急ぎ天幕をかぶせ直したのだった。

そして先日の強風。またしても天幕が完全に外れてしまっていた。

これはもうなんとしても張り替えをせねばなるまい、と覚悟を決めてホームセンターに行った。

 

天幕は高いのよねー、と思っていたら、前幕だけで別売りしているという。ナイス。

前幕を購入して、いざ交換作業に取りかかったのだが。

 

まー、大変だった。

サイクルハウスの高さは私の身長よりも高い。その枠組みの上から、外れた天幕を乗せようというんだから大変だ。あっち行ったりこっち行ったり、中から引っ張ったりと、大奮闘であった。

(てか、この作業はそもそも一人でやるもんじゃない)

天幕下部と枠を針金で結びつけ(これも大変だった、針金が硬いんだよ)、新しい前幕を取り付け……トータル2時間の作業であった。

 

一人でやってるから誰も知らない作業なのだよね。苦労した~、大変だった~っていう思いは私しか知らない。だからつらつらとここに書き残すのである。うん。がんばった。

おかげで今日雨が降ってきても何の心配もない。新しい前幕はきっちり雨風を防いでくれるだろう。

現在もう誰も自転車を使用していないのだが、処分するのもためらわれる。どうしたもんかね。

 

 

そして、昨夜は夏に予定されている公演の稽古場に顔を出してきた。

最大の懸案事項であった「古いタイプライター問題」を解決するためである。

最初は私が作るレプリカで音を出せないかと相談されたのだが、そんなことは到底不可能で、どうしたものだろうと頭を抱えていた。

しかし、スタッフの中にちょっと古い型のタイプライターを持っている人がいて、音問題は解決をみた。私は当初の予定通り、小道具としてのタイプライターを作るだけでよくなったのだ。

一時はモチベーションを失い、製作を断念しようかとまで思っていた。でもそれも解決。一気にやる気が戻ってきた(ゲンキンだねーw)

朝から作業に取りかかった。

こんなものを作っていたのさ。

 

先日作った文字ボタン。

これをとりつけるアームを作っていた。

割り箸を使うところまでは思いついたのだが、その先をどうしようかと思っていた。

カギ型にしたかったのだが、いい工夫が思いつかなかったのだ。それを思いついた。

ボタンをとりつける部分に、発泡スチロールボードの小片を貼り付け、それをアルミテープでくるんでみたのだ。

なかなかいい感じになったのではなかろうかと自画自賛。

あとはボタンを固定させるだけである。

左端がプロトタイプ。あんな感じでボタンをとりつける。

 

キーボード部分はなんとかなりそうな気がしてきた。あとは印字するローラー部分の構築である。さて、どうなることやら。

 

作業をしているとほんと、あっという間に時間が過ぎる。