今年の桜はゆっくりで | 10月の蝉

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これは一昨年、2022年4月の桜。
 
今年はなんだか季節がめちゃくちゃで、すわ春か!と思ったら冬に逆戻りしたり、菜種梅雨みたいに雨が続いたり。
水辺の桜(主にソメイヨシノだな)はまだ蕾の気配すら見えない。
今週末の気温上昇でなんとか開花に向けて動き出すだろうか。
 
ドタバタしているうちに3月も終わりに近づいてきた。
頼まれている小道具(旧式のタイプライターなのだ)は8月に予定されてる芝居用なので、なんとなく作成を先延ばししていた。まだいいやまだいいやで、気づいたら3月が終わる。
さすがに焦りが出てきたので、ようやく本腰を入れて作成方法を練っている。
今回いちばんの課題は、タイプライターのキーボード部分。旧式のタイプライターなので、文字盤が「盤」じゃない。
(ネットから引用)
 
こんな感じで、丸いボタン状の文字が並んでいるのだ。一つ一つが金属の棒で本体についている。ここをどう再現するかで頭を悩ませている。
ネット上には「段ボールで作るタイプライター」という動画があるので、いろいろ参考にさせてもらうつもりでいるが。
決定的に違うのは、私が作るのは「舞台上でそれっぽく見えればいい」というもの。
だから印字する部分のローラーは動かなくてもいいし、文字ボタンも動かなくてもいい。
必要なのは耐久性。おそらく稽古+本番で何度も人の手が触れるだろうから、取れたり破れたり剥がれたりしないようにしなくてはならない。
文字ボタンに使えそうなブツは手に入った。たまたま譲ってもらった衣装の中に、もう使えない白衣が何着かあって、そこにおあつらえ向きの白いボタンがついていたのだ。ナイスタイミング。これを使えという天の啓示である。
本体部分は、今月初めにやった芝居(「青に待つ」)で作った旧式レジスターの引き出し部分を流用する予定である。
やっと頭が小道具製作の方向に動き始めた感じがある。ほんと、エンジンがかからないとなーんにも思いつかないんだからな。困ったもんだ。
 
4月に上演予定の芝居(「夜明けまで踊ろう」)はだいぶ形が見えてきた。せっかく演出をやるんで、できれば自分のイメージを形にしたい。そのためにはキャストと話を煮詰めていかなきゃならん。今やってる芝居を否定するんじゃなくて、その上にもっと積み重ねていく感じ。
同時に、6月にやる一人芝居のほうも、あれこれ策を練っている。まだこれだ!というものが見つかってなくて、どういう構成にしようか、どういう雰囲気にしようかを迷ってるところ。
こういうふうに考えている間にセリフは入っていくんだけども。
今月中には、7月の芝居の台本も届くはず。こちらも一人芝居である。
 
いつまでできるかわからないから、今できることを思い切りやる。
4月に入ったら一気に開花するであろう桜のごとく。