黄昏ゆく空 | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

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これが午後5時の空なんですからねえ。

何度見ても息をのむ光景。

ずっと昔から、この「オレンジから藍色へのグラデーション」に心惹かれています。

 

太陽が沈んだあたりは濃いオレンジ色。

そしてそこから少しずつ色が薄れて、いったん「色がないように見える空間」が見えて、そこからまた紫がかった青が少しずつ濃くなっていく。そしてふっと見上げた中天はもう底知れぬ紺色の宇宙。

金星が明るく輝いています。

これがねえ。どこかの照明か?と思うほど明るいんですよね。

ここのところ毎日見ていますが、毎回不思議に思います。なぜあんなに強く明るく輝いているんだろうって。

スマホのカメラでも小さく見えるくらい明るいんですね。

 

今日は2月末に予定されている市民劇の稽古に行ってきました。

まだメンバーが全員集まれない状況で、少しずつインプロに慣れていく段階です。

インプロ、つまり即興劇はちょっと苦手なんです。

相手の反応を見ながら、聞きながら、場面を作っていくっていうのが難しいんですよね。

台本が欲しい~と思いながらやってました(^^;)

インプロの基本は「yes,and~」です。相手が出してきたものをいったん肯定的に受け止めて、そこから話を発展させていく。これが案外難しいのです。ついつい、否定してしまう。

否定まではいかなくても、ちゃんと受け止めずに違う話にずらしてしまうのです。

日常生活でもこういうことがよくあります。こうなると話はずれにずれて、全然違うところへ行ってしまう。不毛な議論ってこういう感じです。

私の母がこういうタイプで、とりあえず否定から入るんですね。なにか提案しても、「でも」とか「だって」といって否定する。これでは話がいいほうへは行きません。

私もそういうところがあります。だから日常生活では極力そういうことをしないように気をつけているんですが、気を抜くと出てしまう。

否定してもいいことはないんです。なのについ反対してしまう。否定してしまう。自分に余裕がないときほどそうなってしまうのです。いろいろ勉強になりますわ。

若い人たちと一緒にやっているので、とても刺激的です。