文化的な一日 | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

 

今日は息子と一緒に映画鑑賞。まだ一緒に行ってくれるのはうれしいことです。

1本目は地元の映画館。

1回目の上映回で「コンフィデンスマンJP プリンセス編」を観ました。

もう言うことなしの傑作でしたよ。

どこからだまされるんだろうと楽しみにしていたんですが、「そこからか!」「あ、そこもか!」という驚きの連続。さらに今回は、不意打ちのようにくるハートウォーミングなシーンもあって、うっかり涙ぐんでしまったりもしました。

私も昔はそうだったんですが、映画のラストにエンドロールが流れ始めると席を立つ人がいますよね。

昔の映画だと延々と文字だけが流れていって、確かに観てて楽しいものじゃないんで、切り捨てて劇場を出てしまうのもわからなくはないのです。

でもね、最近の映画は。誘導灯がつくまでは見てた方がいいと思いますよ。工夫を凝らしている映画も多くて、なんなら、エンドロールが終わった後にけっこう重要なシーンがしれっと流れたりすることもあります。

「コンフィデンスマンJP プリンセス編」もしかり。場内が明るくなるまで座ってスクリーンを見ていたほうがいいと思います。

 

とはいえ、今日はタイトなスケジュールだったため、場内の明かりがつくやいなや立ち上がり、映画館を後にしました。

バイパスを飛ばして隣の市へ。

次の上映時間まで1時間しかないという、かなり厳しいスケジュールだったんですよ。

あてにしていた駐車場が満車だったときは冷や汗が出ましたが、なんとか近くの駐車場に止めて映画館へ急ぎました。誰も乗ってないエスカレーターをちょっと走りました💦

ぎりぎり上映開始には間に合って、息子は初の「劇場」、私は二回目の「劇場」を観ました。

2回目はやっぱり、1回目よりもっと深くいろんなところに気がついて、また違った見方ができました。

終盤、自転車で二人乗りして走るシーンは、なんだか切なくて切なくてたまりませんでしたよ。

息子にはイマイチ刺さらなかったみたいですけどねー。あまりにも「永田」とキャラが違いすぎるみたいで(笑)

そして、私にこんなに刺さるのはきっと、私がもうその季節を通り過ぎてきたからなのでしょう。だから思い出して、いちいち思い当って心が震えるのだと思います。

息子はまだまだこれからあの季節に入っていく年頃なので、そりゃあ懐かしくもなければ、胸が痛くなったりもしませんわね。ああ、そういうことなんだなあ、としみじみ思いました。

 

両方とも2時間を超える作品だったため、午前中に1本、午後に1本観たらすっかり一日が終わっていました。

本屋でまたしてもコミックを爆買いし、某有名ハンバーグ店でたらふくご飯を食べて帰宅の途についたのでした。

 

市をまたいではしごしたのは初めてでしたねえ。それもこれも、各館で上映スケジュールがまちまちだから。「劇場」は同時配信のせいもあってか、地元の映画館では上映されないのです。

新聞などで映画の公開情報を見ると、もっとたくさん面白そうな映画が作られているようなんですが、なにしろ田舎の映画館ではかけてもらえないんですよねえ。単館系のものとか実験作とか無名の監督のものとか、そういうのはなかなか見るチャンスがありません。なんだかなあ。

 

コミックの爆買いは最近よくやるようになりました。主に息子が見つけてくる漫画なんですけども。

なかなか面白い選び方をするので、私も読ませてもらっています。

これから出るコミックなら1冊ずつ買うんですけど、もうすでに何巻か出てしまってるものは、極力まとめて買うことにしたのです。今ならそれができるから。できるうちにやっておかないとね。

なにしろ最近では、書籍やコミックは足の速い生鮮食品みたいなものになっています。見つけたときに買わないと、下手したら二度と巡り合えない。うっかり後回しにしたらもう買えなくなってしまう恐れがとても高いのです。

「ここじゃなくても、ほかの本屋さんにもあるだろう」が通用しなくなっています。

今、ここで。見つけたときにできる限り入手しておかないと次がないんですね。

……と言い訳して爆買いしてます(〃´∪`〃)ゞ

 

そんなこんなで、私としては大変満足度の高い一日を送ったのでありました。