素朴な疑問なんだけども。
どうして「読み聞かせ」ってボランティアなのかしらね。
まあ、「仕事」にはならないことなんだろうとは思うんだけど。
なんかね。
大事なことだ、大切なことだ、と言いながら、でもどこかしら、「特にやらなくてもいいこと」とか、「さほど重要なことではない」ような扱いをされているように思えてならない。
それこそ、やりたい人がいて、そういう人が勝手にやってる、それを利用しているだけだって思われてる気がしてならない。
別に、本の読み聞かせなんて、あってもなくてもどっちでもいい、という位置づけなんじゃないかなあと思うときがある。
一応、建前としては、「大切なことですよ」っていうふうにはしているけれども。
学校で読み聞かせをやってる、というと、「すごいねえ」「えらいねえ」という反応が返ってくることがある。そこには、「そんなお気楽で、やってもやらなくてもいいようなことをしているなんて、いいご身分だね」という感じがそこはかとなくこめられている。
「本読むの嫌いだから」とか「忙しくてそんな暇はないから」と言うんだけど、それはつまりは、「別に本なんて読まなくたっていい」とか「金を稼げる仕事の方が価値がある」っていう考えがあるってことなんじゃないのかしら。
現在、私はあちこちで読み聞かせやら、わらべうたのボランティア活動をしているんだけれども、たまに、「これが仕事だったらなあ」と思うことがある。
はっきりいえば、「これで稼げたらいいのに」ということ。
無理なのはわかってんだけど。
なんで、子どもたちへの読み聞かせって、ボランティアでしかないんだろうなあ……。