直った、ように見せかけて | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

直ってない。

いまだ不安定ではあるが、なんとか今はつながった。

ここアメーバでもなにやら不具合が発生していたらしい。
自分のパソコン本体でトラぶってることもあって、もうなにがなにやらわからない。

ふだん、当たり前のように使っていたパソコンという機械、ネットというシステム、そういったものがいかにあいまいであやふやなものなのかを痛感してる。

前に使っていたVistaは、信じられないほど動作が遅くて、立ち上がって使えるようになるまで20分とか、平気でかかってた。
ちょっと使う予定ができて、久しぶりに電源をいれてみたんだけど、新しいパソコンの速度に慣れた現在では、耐えられないほどの遅さで、それはネットにつながなくなっても変わっていなかった。
余分なプログラムをアンインストールしようと思っても、その作業すらなかなか進まない。

今使っているパソコンも、信頼度は激減した。
そうか、毎回疑いつつ使用しなくてはいけないものだったんだなと。

トラブルが起きてから今日で4日目なんだけど、その間、ほとんどネットに触れなかった。
触れられなかった、というのがほんとのとこなんだけど。
そうなってみて、初めて気が付いた。
今まで、どれだけ無目的に、いろんなところをのぞいていたのか。
ちょっと気になるニュースのタイトルを、気軽にクリックしては流し読みしてた。
でも、次の画面に移動できるかどうかが保証されなくなった今、そんな危険をおかすことはとてもじゃないけどできない。
そうなると、ほんとに必要な作業しかしなくなるもんなんだな。

mixiもここも、とりあえず携帯電話から更新しつづけた。
でも、携帯電話の小さい画面、入力のために何度も押すボタンなどが障害となって、まともに文章を考えようという気持ちになれない。
いろいろ、考えたことや、書きたいことはあったんだけど、それを書く場所がなくなってしまったのだが、なきゃないでなんとかなるもんだな、という気持ちも生まれてきた。

もし、今後トラブルが解消して、また前のようにサクサクつながるようになったとしても、これからは使い方が変わるような気がする。
そしてそれは、ある意味望ましい変化のようにも思えるのだ。

必要な時に、必要なことだけする。
道具を使うというのはそういうことなんだ、と、とてもシンプルな結論が見えてきたと思う。