もう一つ先へ | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

はやく春になってほしい? ブログネタ:はやく春になってほしい? 参加中

私はなってほしい派!

本文はここから




黒曜石のような夜空に、冴え冴えと輝く満月。
空気が冷えているせいでしょうか、とてもくっきりと見えました。

寒いです。
毎日寒いです。
今がいちばん寒い時期ですからねえ。仕方ないんですけど。

よく、「昔はもっと寒かった」てなことをおっしゃる方がいますけれども、だからなんだ、と思いますね。
昔のほうが寒かった、と言ったところで昔に戻るわけでもなく、じゃあ、昔の寒さが快適だったのかといえば、そうではなかったからこそ、人々はさまざまな工夫を重ねて寒さをしのいできたのでしょう。
その結果が今なんですから、「昔はもっと寒かったし、それを我慢していた」と威張られても困るんですよねしょぼん


毎年思うことなんですが。
これって、床暖房ならではのエピソードなのか、それとも我が家独特のことなのか、そのへんがよくわからないんですけど、冬になって床暖房を稼働し始めると、家の中に「寒冷地」が出現します。

床暖房というのはもちろん、床下から温めて家中を暖房するというシステムですよね。
だから、どこか一点で暖気を設けるわけではありません。ストーブとかエアコンのように、わかりやすく「ここ」という暖かい部分があるわけではないのです。
床自体がほわんと暖かくて、そこから暖かい空気が循環して家のなかじゅうが暖かくなる。そういうシステムです。
ですから、基本的には暖かいんですよ。わりと薄着でもいられるし、裸足でもいられる。
うちは全面床暖房なので、風呂やトイレなどでも温度差がない。
もうね、文明バンザイな家なんですよ。

ところが、その家の中での私の格好ときたら。
コートこそ着ていないけれども、足元が何重にも覆われています。
タイツ、ジーンズという服装の上から、ボア付きのルームシューズを履き、フリース素材のブランケットをスカートのように巻きつけ、さらにその上から厚手の毛布をひざ掛けにして、時にはピンポイントで電気ストーブをつける。

まったく、床暖房の意味がなくなりそうな格好で過ごしています。
なぜそうなるのかといえば、ひとえに、「足元を流れる、正体不明の冷たい空気の流れ」のせいなのです。
24時間換気ですので、それとわからないながらも常に空気は流れています。
それが冬になると、冷たさによって実感されるようになる、ということなんでしょうかね。

特にひどいのが、部屋の隅にしつらえたPCコーナー(の足元)。
本棚やワゴンなどが置いてあるにも関わらず、どこからか、ほんとにどこからか、すーーっと冷たい空気が流れます。それはまるで氷の刃のよう。
その刃が、私のすねやふくらはぎ、足首を切っていくわけです。
上半身は全然寒くない。なんなら更年期のせいでぶわっと汗をかいていたりします。
それなのに、膝から下が、しんねりと冷えて痛い、という状態になるんです。

もうねえ、意味わからんプンプン

床暖房のせいで、いろんな気流が起きてしまっているんじゃなかろうか、と私は推測しています。
足元には、冷たい悪意が常にとぐろを巻いている、というわけです。


だから私は春が待ち遠しい。
春、というか、床暖房を切ることができるほどの気温になる季節が待ち遠しい。
実のところ、春はあんまり好きではありません。
花粉症、ということもありますし、春先はいつも気持ちが塞ぎます。
そこを通り抜けて、早く夏が来てほしいと思ってます。

暑がりの人には申し訳ないんですが、私は暑いのが平気なので、夏の方が好もしいのです。
ずっと夏ならいいのに、とすら思います。

これを書いている最中も、足が冷たく痛い状態です。何重にもくるんでいるにも関わらず、です。ほんと、どうなってんでしょうねえ……(/TДT)/


はやく春になってほしい?
  • なってほしい
  • なってほしくない

気になる投票結果は!?