それは分けて考えるべきこと | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

恋愛感情と性行為って、別々のものだと思うんだが、どうなんだろう。
世間的には、この二つは常にワンセットで考えられているようで、それをきれいな言い方でいうと、「好きな人と結ばれたい」っていうことになる。
あるいは、「え、ちょっと待って」という女の子に「オレのこと好きじゃないのか」と詰め寄って行為に及ぶ、なんてこともある。
好きだから拒んじゃいけないと思ってしまう女の子もいたりするしなあ。

そのあたりがずっと、よくわからないでいる。
誰かに恋愛感情を抱くことと、誰かと性行為に及ぶことって、まったく違う次元のことだと思うんだ。
ただ、とても近いところにあるから、同時に発生することが多くて、両者が付帯関係になる。つまり、好きだからそういうことをする、そういうことをするからには好きなんだろうと判断するわけだ。

でも、実際はそうとばかりは限らないんだよな。
別に恋愛感情が存在しなくたって、そういう行為はできてしまう。

変に愛情問題と絡めるから、いろんな不都合が発生してきちゃうんじゃないかなあ、といつも思う。

若い子が衝動のままに関係を結んでしまうとき、その口実は常に「愛」だ。
好きだからする。それだけ。
でも、その先に妊娠という事態が待っているかもしれない、ということはあんまり考えないんだろうなと思う。
さらには、出産、その先の育児なんてことは、まったく想定しないでセックスするんじゃなかろうか。

たとえ想像したとしても「愛の結晶」とかいって、理想化された姿しか思い浮かばない。
だから実際に妊娠期間が進んでお腹が大きくなってくるとパニクるんだよ。
ましてや、出産になったら、とんでもないことになる。
そして現実の赤ん坊が出てくるんだけど、よほど覚悟して性行為をした子でなきゃ、そんなの受け止められないと思う。大抵の子はそこまで覚悟してないから、現物の赤ん坊を見て途方にくれる。
それでもがんばって育ててみようとしたって、そんなの並大抵のことじゃない。









あー、どう書いてもなんか違うなあ。
でも私にとって、恋愛感情と、具体的な行為っていつも結びつかない。
別にこんなことしなくたってよくない?と思ってしまう。
たまたま、同時に発生してしまうから、愛とセックスが結びついてるように言われてるだけのように感じてしまうんだ。
ムズカシイネ。