混乱するので時系列に。
まずは、「ふじのくに⇔世界演劇祭」の一環、「ふじのくに野外芸術フェスタ」から。
昨日の昼、グランシップ広場にて上演された「新世代ショートスペクタクル！」を鑑賞しました。
千葉県木更津市から参加した「花傅シアターカンパニー」による「神左備」
そして、静岡市の「劇団渡辺」による「羽衣」
今日は、もうひとつの参加劇団である「鎌ヶ谷アルトギルド/一徳会」による「M-78 光の国から」を鑑賞いたしました。
広々とした芝生広場で繰り広げられたそれぞれの作品は、大変興味深いものでありました。
わかりやすいエンターテイメントではなかったのですが、「なんだかわからないけど目が離せない」という種類の芸術でありました。
どの演目も、富士山の世界文化遺産登録にちなんだもので、「神左備」はかぐや姫、「羽衣」はタイトルどおり羽衣伝説をモチーフにしていました。
今日観た「M-78 光の国から」は、宇宙から富士山を見たらどんな情景であろうか、ということがモチーフになっているのだそうです。
最近は、若い人が古典芸能回帰している傾向にあるのだろうか、と思わされるような作品で、目にも美しかったり、身体表現の見事さに見とれたり、古語の言い回しに感動したりと、大変充実した時間を過ごすことができました。
昨日は上演後に美術館に行ってルドンを見てきたのですが、今日は、静岡市にある浅間神社の茅の輪くぐり＆浅間通り遊舞に行きました。
実は私、茅の輪くぐりは初めての体験。ニュースなどではよく見ていたのですが、なかなか足を運ぶチャンスがないままでした。
浅間神社の拝殿前に設えられた大茅の輪、ありがたくくぐらせていただきました。これで半年間の罪・穢れが祓われたはず(-^□^-)
本当の目的は、浅間遊舞に出演されるノン＆モンモンさんたちのパフォーマンスを見ることでした。
なじみの喫茶店で待機していたところ、たくさんの素晴らしい人達に出会うことができて、ノン＆モンモンさん以外にも、素敵なパフォーマンスを観ることができました。
そのうちのお一人、「サーカス仕込みのアクロバット」のケン太さん。
写真が下手くそで申し訳ないのですが、ちょっとでも雰囲気をお伝えできれば。
これは、太いパイプ２つと細長いパイプ１つの上に立つバランス芸。
このパイプが増えていきます。
おおっと思ったのがこれ。
４つめの細長いパイプの向きにご注目。
ふつう、こういうバランス芸のときは、回転するパイプは同じ方向（板に垂直）に置かれることが多いと思うんですが、ここでは板と同じ向きです。
ということは、下の細長いパイプとは回転する向きが９０度ずれているということ。
写真は、乗りかけてるところですが、このあと見事に成功しました。
さらに、このあと、もう一つ太いパイプを加えました。
もうね、見ていてドキドキしちゃいましたよ。そして見事成功。
やー、ほんと感動しました。
このあと、時間が余ったということで、ボックスを使ったジャグリングも見せてくれました。
通常、中抜きして回転させることが多いんですが、彼はものすごくたくさんのボックスを次々につなげていって、最後はだるま落としの要領で１つずつ箱に落としこむ、という技を見せてくれました。初めてみた技だったので、すっごく感動しました。
そして、いよいよお待ちかね、ノン＆モンモンさんたちのパフォーマンス。
ボールジャグリングで息のあったやりとり。
そして、私の大好きな演目「チョコレート」。去年のストリートフェスティバルで見てすっかり魅了された作品です。あのとき２回観たんですが、また観ることができてすごく嬉しかった。やっぱり面白い作品です。単純なやりとりなんだけど、笑いの本質をついているし、演じている人の表現が非常に豊かなので、ついつい笑ってしまうんです。
今日はもうひとつ作品がありました。バルーンを使ったもの。
コミカルな動きが大変おもしろかったですよ。
ノンさんはいい男だし、モンモンさんはとても可愛らしい女性です。大好きなの。
本日のトリはこの方。
建吉さん。
ミュージシャンで、今はテレビのディレクターもされているんだそうです。
声が艶っぽくて、とても雰囲気のある歌い方なんですよ。
「マシュ・ケ・ナダ」がかっこよかったなあ。
ライブの最後にはオリジナルを歌ってくれました。これもよかった
今日のアメーバ占いは最下位だったんですが、とんでもない、非常にみのり豊かな素晴らしい時間を過ごすことができました。感謝。