もみじの里 | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

今年もまた、山間の不動峡というところへ紅葉を見に行ってきました。
去年はYahoo旅日記に写真をアップしてたんですけど、旅というのもおこがましいなと思いまして、今年はこちらにて写真のお披露目をば。

$10月の蝉-水車小屋


こういう水車小屋があるんです。周りをかえでが取り囲んでいるのでこの季節は絶好の撮影ポイント。今日も何人かがカメラを構えていました。私もそうでしたが。

しかしこれ、去年もまるっきり同じ構図で写真撮ってたんですわ。
それがこちら。

$10月の蝉-水車小屋


どうも私は同じ構図で写真を撮ってしまうくせがあるらしく(汗)、気がつくと桜の写真も紅葉の写真も毎年同じ場所、同じ構図で撮ってしまってます。いかんなあ……。

それはともかく、去年とほぼ同じ時期(去年は26日でした)に行ったにも関わらず、紅葉の具合は全然違ってました。気温とか天候の関係なんでしょうか、今年はすでにチリチリに枯れてしまっているものや、紅葉はしているものの鮮やかさに欠けるものが多かったように思います。
今日がギリギリだったのかもしれません。

この水車小屋の近くには吊り橋があります。

$10月の蝉


画面右側がもみじの林になっています。
少し上り坂になってまして、上に駐車場があります。そのあたりから見下ろした感じがこちら。

$10月の蝉-山の紅葉1


川の上流ということで流れが急なこの川。昨日の雨で水かさが増しておりまして、迫力のある水流でありました。

$10月の蝉-水流


川の右側の崖には、磨崖仏が掘られています。見えるかなあ。

$10月の蝉-磨崖仏


真ん中の木の右側に、恐ろしげなお顔が見えるかと思います。

激しい流れを見せる川にも、こんな穏やかな時間があります。

$10月の蝉-川岸の木


河原にぽつんと佇む木と草原、そこを流れていく川、という光景には、とても心が惹きつけられます。毎年なんとかしてその気持ちを表した写真を撮りたいと思いつつ、腕も機材もとうてい届きません。

日曜日に「もみじ祭り」が開催されたそうで、日曜日は好天に恵まれましたからさぞや賑やかになったことでしょう。ただ山間の里ですから、ここへ到達するまでの道はちょっと運転するのが怖いような道です。すれ違いができないため、あちこちに待避所が設けられているのです。
私はあえてお祭りの日をはずして、閑散としたときに来るようにしています。同じ事を思う人もけっこういるらしく、ちらほらと写真を撮ったり散策を楽しむ人を見かけました。

カーブスへ行く途中に見事な銀杏並木があって、黄金ロードになっているんですが、そこを通るときは常に運転中なので、ゆっくり眺める暇も写真を撮る暇もありません。
ようやく落ち着いて紅葉を楽しむことができて、大変充実した時間でありました。

惜しむらくは、いつもいく日帰り温泉が施設整備のために休館していたこと。
冷えた体を温めようと目論んでいたのですが、かないませんでした(泣)

最後に、晩秋の彩りを大盤振る舞い。


$10月の蝉-山の紅葉3