これから読む本 | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

久しぶりに本屋へ行ってきた。新聞広告で坂木司さんの新刊の案内を見たから。
「和菓子のアン」以来ご無沙汰だったので、ウキウキしながら出かけた。
いつも行く本屋は、売り場面積こそ広いけれども、文芸書の取り扱い数が少ない。ちょっとマイナーな作家だとまったく入荷しなかったりする。坂木司さんもその部類。
嫌な予感は的中して、在庫なし。
仕方なく、少し遠い本屋へ行った。たくさん買ってしまったのはそのせいだと思いたい。
その本屋は、規模はそんなに大きくないんだけど、品揃えがいい。案の定新刊の棚に、坂木司の新刊「ウインター・ホリデー」を発見。(2冊も置いてあった)
ついでに周囲をうろうろして、合計5冊購入。

まずはこちら。


ウィンター・ホリデー

これは、「ワーキングホリデー」の続編らしい。またあの元気なヤマトに会えると思うと楽しみである。

そして今日のトピック。その1
なんとあの直木賞受賞作を買ってしまった。ふつう、受賞したからという理由で知らない作家に手を出すことはないんだけど、店頭でちょっと読んでみたら思いの外読みやすくて、しかも続きが気になった。宮部さんの時代物以外でこんなふうに思うのは相当珍しい。


蜩ノ記

これからどう生きていったらいいのか。その答えがここにあるかもしれない。


トピックその2
最新刊の「ばくりや」はなかなか面白かった乾ルカさん。でも初期の作品はめったに見かけない。ところが今日は「ばくりや」の隣にこれが何気なく置いてあった。


プロメテウスの涙
2009年の第1刷であった。よくこんなの置いてたなあ。びっくり。

ついでに。

ばくりや


それから、やはりこれは外せない。

歪笑小説 (集英社文庫)

このシリーズは、黒東野とでもいうんだろうか、皮肉や嫌味や毒舌にあふれてて、ついニヤニヤしてしまう。


最後に、「ホンマでっかTV」でお馴染みの、植木理恵先生の著書。

フシギなくらい見えてくる! 本当にわかる心理学

周期的に心理学関連の本を読みたくなる。
迷ってる時、落ち込んでる時、自分がわからなくなった時。
そういうときについ手がのびるのが心理学関連の本。
植木先生の本は読みやすくていい。
学者の数だけ心理学の理論があるともいうけど、私は植木先生の理論がしっくりくるなあ。



5冊購入で、お金はかかったんだけど、でも「たった」5冊、とも言える。
一気に読んでしまわないように気を付けないと、せっかくの5冊が2日くらいで終わってしまう。ちびちびと楽しみを引き伸ばすようにがんばろ。