疑問氷解か? | 10月の蝉

10月の蝉

取り残されても、どこにも届かなくても、最後まで蝉らしく鳴き続けよう

まだ読みかけなんですが、昨日買った「僕の妻はエイリアン」という本は、長い間疑問に思っていたことの答えが書かれているようです。


3分の1読んだ時点で、「そうそう!」と膝を打ったところが何か所も。


その1 予定が不確実だと不安になるし、普段と違うことをするときは前々から予告しておかないと不機嫌になる。納得するまで何度でも予定を確認しないと気が済まない。


 まさにそのとおり。いつも行く店に、自分が使う道と違う道を通っただけで微妙に不安になるわ、あたし。


その2 電話の音にビクッとする。


 絶対驚くなあ。突然だもん。「当たり前じゃん」と言われたことあるけど、びっくりするよ。音や光にはすごく敏感である。やたら気になるというか。


その3 「主婦」という言葉へのこだわり


 職業欄に「主婦」と書くことに抵抗があるのはあたしも同じだ。それは主婦を貶めているのではなく、自分のやっていることが職業と呼べるほどのものではない、と思っているからだ。完璧に主婦をこなしていれば、堂々とそう名乗るけど、あたしなんて全然ダメダメなので、気が引けてしまうのだ。


さらには、「夫が働いて稼いだお金は夫のものである」と思い、だから自分に収入がないことで落ち着かなくなる、という記述には深くうなづかされた。まさにあたしもそう思っているから。

極めつけは、夫が「働いてない奥さんだってたくさんいるし、そんなこと気にしない人だってたくさんいるよ」と言った時、「だから?」と妻がきょとんとした、というところ。

世の中一般がどうだろうと自分にはなんの関係もない、と妻は思っているのだという。



この本によれば、この妻は「高機能自閉症」らしい。その中の「アスペルガー症候群」という分類に近いそうだ。「知的障害がなく、言葉もよく使えるが、自閉症独特の特徴を持っている人」という意味なんだって。


自分のものの考え方、感じ方が、なんとなーく変なのかなあ、と思うことは多々あって、最近ひょっとしたら、アスペルガーの傾向があるのかも、と思うようになった。

この本を読み終えたら、また考えてみよう。