ドラマ「還珠格格I」あらすじ | 江湖笑 II

江湖笑 II

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ドラマ「還珠格格I」あらすじ


 お転婆な小燕子は北京城の街中で雑技を見せ、そのてら銭で生活していた。小燕子には両親はいないが、大雑院で大勢の同じような境遇の子供たちと楽しく暮らしている。


 ある日、小燕子はすりに遭った夏紫薇と彼女の侍女、金鎖に出会う。紫薇はじつは今上皇帝、乾隆帝が南巡した際の落としだねで、その事実を乾隆帝は知らない。頼りにしていた母が亡くなり、紫薇は乾隆帝が母に贈った形見を持って、父に会いに来たのだ。


 事情を知った小燕子は紫薇と義兄弟の契りを結び、紫薇が乾隆帝に会うのを手伝う。顔すら拝むことのできない皇帝に会うため、小燕子は形見を体にくくりつけ、皇帝の猟場に忍び込む。ところが鹿と見間違われた小燕子は、第五皇子、永琪に矢で射られた。


 九死に一生を得た小燕子は、持っていた形見を見た乾隆帝に娘だと勘違いされ、紫禁城で暮らすことになった。初めて父と呼べる喜びに、小燕子は娘でないと言い出せない。しかも、一旦紫禁城に入れば、簡単に外へ出ることはできず、紫薇に連絡を取ろうにも方法がない。退屈な宮中で友人になった永琪、福尓康、福尓泰に手伝ってもらい、何度も紫禁城の壁を乗り越えようとして、そのたびに乾隆帝に叱られる。
 乾隆帝がなにかと小燕子をかまうため、皇后は小燕子のことが気に入らない。小燕子は怪我が絶えず、宮中に入ったのが紫薇でなくて良かったとさえ思うのだった。


 とうとう条件付きで外出を許された小燕子は、福家で紫薇と再会する。小燕子の苦悩を知った紫薇は、寛容な心で彼女を許す。
 これが縁となって福家に逗留し、福尓康と恋仲になった紫薇だが、本来の身分を取り戻すには大きな問題があった。このままでは皇帝を欺いた罪に問われる。


 そこで徐々に乾隆帝に紫薇の存在を知ってもらうため、紫薇と金鎖は小燕子の侍女として紫禁城へ入った。やっと父の顔を見ることができた紫薇だが、なかなか娘であることを明かせない。小燕子と紫薇は乾隆帝から寵愛されることで、ますます皇后の嫉妬を買う。


 乾隆帝のおしのび視察に、小燕子と紫薇も同行することになった。この旅で小燕子と永琪、紫薇と尓康の愛が深まる。
 旅の途中で皇帝刺殺未遂事件が起こる。前朝の明復興を願う者たちの仕業だ。乾隆帝のかわりに紫薇が刺される。紫薇に彼女の母の面影をかさねた乾隆帝は、紫薇を妃にしようと思い始めた。


 そんな折、西蔵の国王と王女が清を訪れた。西蔵とのあいだにある問題を、乾隆帝は尓康と王女の政略結婚で解決しようとする。切羽詰まった小燕子たちは、すべてを乾隆帝に話した。


 皇帝を欺いた罪で、小燕子、紫薇、金鎖は宗人府の牢に入れられ、無体な仕打ちを受ける。それを知った永琪たちは三人を逃がそうとしたが、捕まってしまう。だが紫薇の機転や、以前、小燕子に処刑しないと約束したこと、それに永琪、尓康、尓泰の命がけの嘆願もあり、乾隆帝は三人を許し、とうとう紫薇を娘だと認めた。


<「還珠格格II」へつづく>