俺は本が好きだ。世の中には、面白い本がたくさんある。
それはもうたくさんある。
この「面白い」にはこれまたたくさんの意味がある。
単に笑えるだったり、泣けたり、考えさせられたり、すっきりしたり。
面白い本に出合えると楽しい。ちょっと人生が豊かになる。
が、一方で面白くない本も確実に存在している。
なんでこれを書籍化した?みたいな本が一定数ある。
でも「面白くない」は難しい。
俺は好き嫌いが激しいから、単に合わなかっただけかもしれない。
その可能性を自覚したうえで、それでもやっぱり面白くない本はある。
例えば俺は、恋愛ものが苦手だ。恋愛が主軸のものは読めない。
前にも書いたような気がするけど、仕事とか部活とかバトルとかが主軸で、そこに恋愛が多少絡む、というものなら読める。
読めるけど、それも男女の恋愛に限られる。魂に刻まれているレベルでBLは嫌い。
どんなに名作と言われていようが泣けると言われていようが、BLは無理。ギャグでも純愛でも無理。
そんで、ファンタジーも苦手。異世界に飛んでって、なんで日本語が通じるんだというところから突っ込んでしまう。
スレイヤーズとか、異世界ですべて完結する話ならまだいい。問題は異世界と現実世界を行ったり来たりする話。たいていの話は異世界に行っている間は現実世界の時は止まっている(マルマとか)。
でも、異世界に行っている間も身体は年を取っているはず。飯も食う。現実世界に戻って来たら異世界で進んだ自分の体内時計はどうなるんだ、摂取した栄養はどこ行くんだと、そこが気になって仕方が無い。ご都合主義の話は嫌いだ。
その意味で、十二国記の容赦の無さは凄まじい。俺も楽俊に拾ってもらいたい。説教されたい。
まあつまり、俺は根本的にファンタジーを楽しめるように出来てないんだろう。
なので自ら恋愛ものやファンタジーは手に取らない。
なのに、それでもやっぱり外れの本に当たることがある。
少し前に読んだミステリーは根幹のトリックに無理があったし、犯人の動機も弱い上に支離滅裂だった。一貫性も無かった。
あれなんで担当編集は突っ込まなかったのだろう。突っ込んだうえであの出来なら上梓を遅らせてでも書き直すべきだったのではと今でも思う。
好きなシリーズだっただけに本当に残念。もう買わないかも…と思うほどにはがっかりした。
なにが言いたいかというと、面白くない本に出会ってしまったのです。期待していたのに。
なんか、面白くない本に出会うと、次の本を手に取るまでに時間が掛かるんですよ。
また外れだったらヤダな―とか思って。
ということで、最近本(小説)を読めていない。本が好きで本屋に勤めているのに。
漫画はそこそこ読むけど、めっちゃハマるというほどのこともない。
SAKAMOTO DAYS好きだし文ストも新刊が出たし、今月は多聞くんも出るし、それなりに楽しみにはしているけれど、続きを我慢できなくて本誌を買う、というようなことが無い。
その昔、俺はジャンプを買う為だけに大嫌いな学校へ行っていた。学校サボっているのにジャンプ買うとか赦されなかったので。あの頃、ジャンプ(のとある作品)は確かに俺の生きる理由だった。
来月はうらみちお兄さんも出るし組長娘と世話係も出るし怪獣8号も出るし先生日誌の最終巻も出るし、みんな楽しみなのにな。いまいちテンションが上がらない。
疲れているんだろうか。まあ疲れてはいる。そんなに連勤はしていないのに(長くても4連勤)、いつも疲れているような気がする。
まあ、連勤していない代わりに連休も無いけどね。今月のシフトがまだ出ていないから、今月の予定も立てられないしね。
書き間違いじゃないですよ、本当に今月のシフトが出てないんです。とりあえず11日までのシフトしか判らない。11日って明後日やんけ。どないなっとんねん。
休み希望を出した日は休めると思うけど、それって単に用事があるから休み希望を入れているだけであって、「休める日」ではないんだよね。主に通院。精神力を持って行かれる。
なんかこう、夢中になれる本に出会いたい。出来れば小説で出会いたい。
何度も何度も読み返したくなる小説に、最近は出会ってないなー。
経済的にハードカバーを買えないので、ガリレオの最新作も読めてない。早く文庫化されないかな。
化学探偵Mr.キュリーも新刊の情報が全然出ないし。最新刊が出てから一年以上経つのに。仕方が無いから一巻から読み直すか。