思い起こせば。 | hyuのそんなこんなな日々

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田舎の書店で働きながら病気やらあれやらこれやらとうまく付き合いたい日々を綴る日記。

俺は、幼稚園の時にはすでに生きづらさを感じていた。

ほかの子と同じように右向け右が出来なかった。

幼稚園の教諭は、そんな俺を責めなかったけれど。

 

俺がASDと診断されたのは、成人してから。いわゆる大人の発達障害。

診断された時はショックだったなぁ。それまで、どうにかこうにか生きて来れたから。

でも、診断はショックだったけど腑に落ちる点がたくさんあって、ほっとしたのも事実。

 

俺が生きづらいのは俺のせいじゃなかった。障がいのせいだった。

俺が理解されないのも俺のせいじゃなかった。親を含めた周囲が「障がい」という理解をしていなかった。

 

たださー、生きづらく、希死念慮に付きまとわれ、実際に自分の手首を切ることで落ち着きを得る現実は、診断されたからってなんも変わらんよね。

 

で、俺は最近大切なキーホルダーを失くした。

いつも持ち歩いているリュックに付けていたら、チャームのとこだけいつの間にか消えていた。

もうめちゃくちゃショックで、泣き喚いて、なんなら今も泣いている。

家の中もリュックの中も車の中も散々探した。

最近立ち寄った店にも全部連絡した。でもいつまで確実に持っていたか定かではないのでどこまで遡ればいいのか判らない。

 

ただ悲しくて、どうしようもなく悲しくて、どうしてリュックにつけるなんてしたんだろうと

後悔しかない。袋から出さなきゃ良かった。

親友とおそろいで買ったのに。とある展覧会で買ったもので、ネットで延々探してみたけど同じものは無くて。

展覧会をした博物館にも連絡してもう一度買えないかと訊いてみたけどやっぱりダメで。

 

喪失感が半端ない。返す返すも、どうして袋から出したんだろう。大切なものは部屋の中で大切にしていれば良かったのに。

しばらく立ち直れそうにない。親友になんて言えばいい?

高かったけど、お揃いだから金額はじゅうぶんに元を取っていたのに。

 

スマホに付けていたストラップは外しました。これ以上なくすのは嫌だから。

大切なモノなんか増やさない方がいい。失くした時に絶望するだけだから。

 

悲しい。悲しい。息が苦しい。

これがASDの特性の一つである「異様なこだわり」なのかどうかは判らないけれど。

ASDは、ヒトよりもモノに固執するらしい。

もうやだ。

 

こんな生きづらいのになんで産まれてきたん?