きょうは、以前から参加させていただいている嶺南未来構想会議(※)の嶺南市町の総合計画を学ぶ研修に参加させていただきました。小浜市、おおい町、高浜町を訪問。
※嶺南6市町の行政職員と議員有志で組織する会議体。嶺南全体の将来都市像を描くため、さまざまな活動に取り組んでいます。


小浜市はこれまで取り組みを進めてきた市民協働をベースに、食や町並み、文化など古き良き伝統を守りつつ、敦賀開業後の小浜への延伸が決まっている新幹線開業に向けた新しいまちづくりを進めていくことも視野に現在、次期総合計画の策定作業を行っています。議会も総合計画を審議する特別委員会を設置して議論しています。

おおい町は、平成18年の旧大飯町、旧名田庄村の合併を経て、平成29年度から第2期総合計画に基づきまちづくりが進められています。特に人口減少対策として「若者」を全面に出して取り組んだ結果、県内トップの合計特殊出生率となっていることから、さらに高い目標を掲げて取り組んでいくこととしています。

高浜町は、次期総合計画の策定作業中。人口減少を受け入れつつ、推計人口より高い人口を維持する目標に向かって基本構想、基本計画、実施計画の肉付けを行っています。住んでいる町民自らが幸せを感じた上で、町外から訪れる、戻ってくる、移り住む人とのつながりを大切にしていくこととしています。



我がまち・大野市は、『人がつながり 地域がつながる 住み続けたい結のまち』を将来像と定め、現在、令和3年度から5年間を計画期間とする第六次大野市総合計画前期基本計画の策定作業を行っています。持続可能な開発目標SDGsの視点を盛り込んでいく方針です。
http://www.city.ono.fukui.jp/shisei/seisaku-keikaku/sogoplan/sougoukeikaku.html


新型コロナウイルス感染症の蔓延も、1100兆円を超える国、地方の借金も、増え続ける社会保障関係費をはじめとする行政運営の高度化・複雑化も、生産年齢人口を中心に減り続ける人口も避けて通れない現実。

いかに将来を描き、市民・町民とビジョンを共有した上で難しい先の読めない中を協働していけるか。行政のスタンスも市民・町民の変革に合わせて変わる覚悟が必要ですし、二元代表制の一翼を担う議会も変化に対応していかなければなりません。さらに議論を深めていきます。