前回の記事「術後翌日 2013/11」の続き。

 

11月14日(木) 術後2日目

 

体温37℃台。

おかゆを少し食べただけで食欲無し。

 

頭痛あるもののなんだか元気が出た感がある。朝寝したけど、昼は眠たくならずテレビずっと見てたので、回復してると自覚。主人・父・母が来て、よく喋る私を見て母と主人が前日の私と違うと驚いた。

 

尿量トータル 4.2L

 

 

2013年11月15日(金) 術後3日目

 

37℃台。

朝食(お粥と軟らかおかず)完食!

昼食(ここから普通食)五割

夕食 完食!

 

さらに元気になった気分。

この日で点滴終了。思ってたより早っ!

 

そして、穴を開けていない方の左鼻の鼻タンポンを抜かれました。予想の数百倍の痛みで、鼻の奥の奥の骨を麻酔無しでもぎ取られた感触。イタァァァァァァイ!と言う声と共に、勝手に目から涙も流れ出て、看護婦さんが落ち着かせてくれました。 それから、直後に尿カテーテル抜き。この痛みも怖くて怯えたけど、チクッ程度で大丈夫でした。・・・よって、この日から、自分でトイレで大きな尿器持って量を測りメモ開始。

 

尿量トータル 4.4L。

 

 

 

手術日と翌日に比べて元気が出て、回復を実感した二日間でした(^^)!

 

 

 

前回の記事「術後ICUでの一晩・・・ 2013/11」の続き

 

2013年11月13日(水):術後1日目

気持ち悪い・・・

喉が渇きすぎ・・・

口の中が渇きすぎ(舌表面が毛布のようになってた)・・・

口の中が超不快・・・

 

そんな耐えがたい苦痛の中、熟睡出来ずに朝を迎える。トータルして何時間寝れたのか全く分からんけど、朝食が出された。もちろん、食べれませーん!全く手を付けないまま寝てました。

 

そして、11時ごろ、ICUから一般病棟に移動。(個室取ってました)

気持ち悪さも回復してないので、移動中のちょっとした振動がちょー辛かった。

 

その後、昼食も出たけど食べずに寝てた。いつの間にか、晩のような辛さは無くなったものの、常にしんどく殆ど寝てました。午後に母と主人が来て、会話は5分程度だったかな。疲れて寝て、その後も殆ど寝てた。

 

尿量4.2L 

尿カテーテルしたままなので、正確な量です。

覚悟してた、合併症の尿崩症になったかもと言われました・・・

 

【尿崩症】

下垂体後葉ホルモンであるADHの分泌が低下することにより、尿量が異常に増加し、水を飲んで補給しないと脱水症状になってしまう病気。

 

そんな、寝っぱなしの手術翌日!こんなに眠いのは全身麻酔のせいなのかな??

 

 

 

前回の記事「手術!鼻からだよ! 2013/11」の続き

 

2013年11月12日(火)

術後の私の状態は・・・

尿カテーテルをされ、手術前の麻酔後に装着されたであろう紙オムツ。そして、ふくらはぎに血栓予防のエアーマッサージャー、点滴、心電図。両鼻に“鼻タンポン”を詰められ、その上=鼻全体にガーゼ。

 

午後2時~3時ぐらいにICUへ移動したのかな。移動後、主人が来て5分か10分ぐらい話をしたはずだけど、何を話したか覚えてない・・・。バイバイした後に寝て、何時間寝たのか分からない・・・・。

 

次に目が覚めたのはおそらく夜。

それからがとーーっても辛かった。長かった。入院の中で最も辛い時間でした。苦痛で熟睡が出来ず、ずっと寝れなかったり、寝ても浅い眠りだったり。とにかく気持ちが悪いので、喋ることも出来ない。目もほとんどつむったまま。そして、最も辛かったのが、口のカラカラ。前日晩から絶食で水を飲んでいない上、口呼吸。喉が渇いたと訴えるも、まだ水分を取っちゃいけないのって、喉は渇きすぎて辛いし、口の中が渇きすぎて不快率1000%。夜中(だったと思う)に、やっと、濡れガーゼを舐めさせてもらえ、数時間後かな、別の看護師さんは、不快な歯茎を拭いてくれて一瞬救われた。また別の看護師さんは濡れガーゼを口に挟んだまま呼吸をさせてくれた。その後2,3回、別の看護師さんに、口に挟む濡れガーゼを頼んだけど、挟んだままも長く続けられないし、ガーゼはそのうち渇くし、ほんと辛い一晩でした。

 

これも夜中かな、体を拭いてもらい、持参のパジャマや下着を着せてもらえました。もちろん私は気持ち悪くて動けないので、寝たまま気持ち悪さに耐えながらされるがまま。。心電図はこの時に取れたのかな??覚えてない。。。

 

いつかな、夜中な?朝方かな?お水飲めますよーって、ストローで差し出され、凄い勢いでゴクゴクゴクゴク。

 

生き返った!

 

とにかく、気持ち悪さと渇きで、まともに寝れない辛い辛い一晩でした。頭や鼻や腹の痛みは全く感じないほど、頭の中や気分が気持ち悪くて・・・・ 

 

もし、将来、下垂体腫瘍が再発しても、怖くないし再手術だってへっちゃら!て思ってたけど、この術後の一晩の辛さは二度と味わいたくないほど、苦痛でとーっても長い時間でした。

 

久しぶりに、笑えない&元気のない私の一晩でござんした!

 

 

前回の記事「入院開始! 2013/11」の続き

 

2013年11月12日(火)

前日21時から絶食し、いよいよ手術の日です。

 

朝8時過ぎ、母と主人がほぼ同時に到着。

 

8時半頃、看護師さんが部屋に迎えに来る。

不織布の手術衣に着替え、持参した上着をはおり、4人(看護師・私・主人・母)で部屋を出る。

 

エレベーターで下りて、手術部屋に向かう・・・・

 

あれ??ずっと歩くんだね。。。ストレッチャーとかじゃないのね。。。。手術室手前の廊下で、看護師さんがここからは患者のみと。「あ、そうなんじゃ。じゃーねー!」って、お喋りしすぎて時間が過ぎて慌てて帰る時みたいな軽いノリで2人に手を振っただけ(^^;)まぁ別に手を握ってウルウルそして励ます・・とかそんな雰囲気はイヤだけど、あまりにも突然過ぎて急いであっさりバイバイとなりました。主人と母は家族控室へ。主人は仕事や用事のため数時間抜け、母がずっと居たらしい。

 

手術室へ向かいます。 

いくつか自動ドアを抜け、その向こうは予想より広くて複雑で驚いた。奥の手術部屋へ。

 

手術部屋に入った途端、すごいマシーンや器具や人数で「わっ!」←心の驚きの声。すぐにベッドに寝るよう言われ、横になった途端、各担当者に同時に色々つながれ、「わわわわわ」←さらなる心の驚きの声。看護師さんが「ごめんね~みんないっぺんにするから、ちょっとコワいよねぇ」って、優しく言ってくれたものの、実際みんなの作業の勢いが半端なかった。準備はテキパキと短時間で済ませないといけないからね、よく出来てる連携プレーだからこそだけどね、「わわわわわ」(^^;)。

 

そして、静脈注射だったかな。。めっちゃ痛いのされて、ギョーって言ってるうちに、口にマスクを置かれ、いよいよ全身麻酔かぁ、いよいよ手術かぁ。って、ここにきて初めて(やっと?)ちょっとだけ不安ドキドキ。と言っても、やっぱり、脳の手術に対する不安ではなく、骨折や怪我の手術が始まるドキドキ感みたいな感じ。そして、そのマスクが少しずれてて大きな隙間があったため、「え?麻酔が効かずに地獄味わったらどうしよう!」という不安に急に襲われ ・・・、

 

「すみませんっ、これちょっとずれてるけど大丈夫ですか?」

 

「大丈夫よ~、今ね酸素出してるからねー、もう少しで麻酔するからね~」 

 

それから、2,3回呼吸し、その後の記憶は無い。

 

手術名『経鼻的経蝶経骨洞腫瘍摘出手術』

鼻からの手術です。鼻の奥から骨に穴を開け、その先の膜を開けて腫瘍を取り出す方法。

 

 

手術中に髄液漏があり、右下腹部の脂肪を切って埋めたそうです。私の腹の肉が私の頭の中に!すごいよね!

 

・・・・ 何か夢を見てました。会社のメールをしてた感じ。そしてメールに書類を添付しようとしてもうまくいかない。

 

「○○さーん、○○さーん」  

遠くで数人の声が聞こえ、夢と現実が混同しつつ、

 

「○○さーん、○○さーん」 

 先生や看護師さんが私を読んでる声が聞こえ、目が覚めた。

 

「○○さん、終わったよー。大きく深呼吸してー」 

 スーーーーーハーーーーー。

息を自分でしたのを確認後、喉に入れられてた管を抜かれたけど、痛みは覚えてないラッキー。

 

お、終わったのか、と思うも、気持ち悪くて起きてられない。ま、予想通り。

 

そんな中、私が力を振り絞った第一声は、何故か、「何時間かかりましたか?」 。 「約5時間」と言われ、ホッ。3~4時間予定だったので、1~2時間のオーバーはしたものの、夜まで長引くことはなく、執刀医の先生や主人・母にそんなに迷惑かけてないなと安心。安心してまた寝る。

 

ストレッチャーで移動されながら、「ご家族さんですよーっ」と。目を開けると2人が少し見えたけど、気持ち悪くて辛いので表情等はうかがえず、「おー!おーやすみぃ~っ!」 あの時、二人への最大限の元気アピールでした。気持ち悪くて耐えられないので、すぐに目をつむりまた寝ました。

 

手術は成功したそうです♪

 

気持ち悪さで痛みや他の辛さは何も記憶なし。そして、ICUへ運ばれ辛くて長い一晩過ごす。後から主人と母から聞いたけど、術中MRIを使って手術していたので、家族控室では、最初から最後まで(エグイ)手術の様子がモニターで見れたそうです。途中でオペ中の先生から母に呼びかけがあり、その部屋に居ながら会話したそうです。

 

後々、現実と夢の狭間で見たメール添付書類のことを考えると、脳の複数のMRI画像だったような。主人と母に確認したら、実際、術後の私の脳がたくさん写ったMRI画像があったそう。麻酔から覚める時に、目を開けたけど意識は完全に戻る前で夢を見たんだと思う。しかし、そんな時まで仕事ってのがやーねー。

 

ちなみに、その8年前に扁桃腺の手術を受けたことがあるので全身麻酔は二回目です。 

 

 

前回の記事「手術前検査-ナビ用MRI&CT撮影 2013/11」の続き

 

2013年11月11日(月)

入院開始!手術前日です。

 

 

ビンボーにはちょー厳しいですが、お部屋は個室にしました。

 

たくさんの書類の記入を仕上げ、ナースステーションの一角へ移動。

先生から手術に関してのお話。主人と母と一緒です。

 

術後に起きうる合併症について・・・・

 

【尿崩症】起きる確率が非常に高い。おしっこの量がとても増えて、止まらなくなり喉が渇く。おしっこを適当な量で止めるホルモンが不足して、尿をコントロールできなくなり、薄い尿がたくさん出る。そして体の水分が奪われるため喉が渇いてたくさん飲む。

 

【下垂体機能低下】下垂体(たくさんのホルモンを分泌する器官)をぐちゃぐちゃつついて腫瘍を取り除くため、正常なホルモンも一緒に取られて無くなったり、急な変化で欠乏したりする可能性があり、様々な体調不良が起きる。殆どが一過性だけど、時には永久的に低下する場合もある。

 

【髄液鼻漏】手術中に髄液漏があった場合、程度に応じてお腹の脂肪を採って充填する場合あり。 塞いでも、術後や退院後に鼻から髄液が漏れてくることがある。

 

【髄膜炎】髄液鼻漏によって、外の菌やウイルスが脳に侵入し、起きてしまう可能性がある。

 

【視力視野障害】視神経は一番近いため、手術中の損傷等で視力や視野に障害を来す可能性がある。

 

【その他】鼻血や嗅覚消失や、近くにある脳の動脈損傷による死亡など。。。

 

それらを聞いて、最後の書類にサインし終了。

 

部屋に戻り、少しおしゃべりして、主人と母に「また明日~!」

当分浴びれないシャワーを浴びて、パジャマに着替えての~んびり。

 

手術前日でも、合併症リスクの話を聞いても、やっぱり実感が湧かないため「へ~」程度にしか思わず、就寝までテレビ見たり、雑誌読んだり、のん気に過ごしてました~(^^)

 

主人は、新婚旅行ぶりに一週間の休みを取り、3歳娘の世話と病院の往復の始まり。育児や家事が出来る夫でよかったー。家事は一部しか出来なかったけど、オールマイティになったのも単身赴任のおかげだな☆ 娘は平日は両実家にお世話にしてもらうことになりました。