橿原の天皇陵 | WALKING SHADOW

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全ての旅は一度きり。

桜井の2陵を訪問した後、近鉄で橿原神宮前に移動し、駅前で飛鳥巡り用のレンタサイクルを借りました。筆者の目的はもちろん橿原市にある6つの陵墓と明日香村にある3つの陵墓です。

飛鳥自体かなり久しぶりでしたしまともに観光できなかったのが残念ですが、天皇陵訪問には確実に次はないと思いますし気を引き締めましたね。

 

 

橿原編

 

大和三山(耳成山・天香具山・畝傍山)で知られる橿原市。

なんと最初の4人の天皇陵は全てここにあります。

 

神武天皇畝傍山東北陵(うねびのやまのうしとらのすみのみささぎ、橿原市大久保町)

 

 

 

 

初代天皇に相応しく壮大な構え。

初代に失礼ですが、京都で最大規模の明治天皇陵にも負けないです。

散歩客もいて地元では公園みたいな感覚なのでしょう。豪華な散歩場所ですね。

 

 

 

 

 

 

 

宮内庁書陵部畝傍陵墓監区事務所が併設されています。いわゆる地域の陵墓の管理拠点ですね。

このような陵墓監区事務所は5つしかなく、さすがは神武天皇陵です。

 

 

綏靖天皇桃花鳥田丘上陵(つきだのおかのえのみささぎ、橿原市四条町)

 

神武天皇陵のすぐ北には次代の綏靖(すいぜい)天皇が眠っていると言われています。

初代のが豪華過ぎて規模的には並みのはずがとんでもなくみすぼらしく見えてしまいました。

「桃花鳥田」で「つきだ」と読むのは面白いですね。

 

 

 

 

 

たまたま手入れの時間に被りました。珍しく門が空いているのはそのためです。

 

 

ここから暫く自転車を漕いで3代目の安寧天皇陵に向かいます。

 

 

国道24号線から間近に見る畝傍山。歴史の息吹を感じますね。

 

 

安寧天皇畝傍山西南御陰井上陵

(うねびやまのひつじさるのみほどのいのえのみささぎ、橿原市吉田町)

 

斜めっていて味がありました。交通量の多い県道に面していて撮影が大変でした。

 

 

 

 

 

懿徳天皇畝傍山南纖沙溪上陵(うねびやまのみなみのまなごのたにのえのみささぎ、橿原市西池尻町)

 

安寧天皇陵からすぐです。真ん前が駐車場になっていて雰囲気が台無しでした。

 

 

 

 

 

 

 

宣化天皇身狹桃花鳥坂上陵(むさのつきさかのえのみささぎ、橿原市鳥屋町)

 

自転車で南西へ。時代も下って28代宣化天皇の陵墓です。

生憎の逆光でした。

 

 

 

 

 

 

孝元天皇劔池嶋上陵(つるぎのいけのしまのえのみささぎ、橿原市石川町)

 

名前の通り「池に浮かぶ古墳」でした。

橿原市内の陵墓では唯一橿原神宮前駅の東側にあり、順番的には飛鳥の陵墓の後に訪問しました。

 

 

 

 

 

 

紅葉の季節。天皇陵にも秋がやってきました。

 

 

 

今回は天皇の話はあまりできませんでしたが、資料に乏しく実際にはどこに眠っているのか、そもそも存在したのか分からない天皇方の話はしようがないです。

とはいえ大変高貴な方が葬られているのは多分事実ですし、先達に敬意を払うのは大切なことですね。

 

 

飛鳥編に続きます。