この週末は秋本番!絶好の行楽日和となったここ北摂地方ですが、皆さんはいかがお過ごしだったでしょうか。キットPMは公私で相変わらずバタバタしていました。それにしても日中の暖かさと朝夜の冷え込みの温度差が厳しいくて着るものに困っていまします。そろそろ本格的に衣替えが必要ですね。ところで今朝のニュースで台風発生の報道がありました。日本列島に来るとしたら今週末ごろでしょうか、何れにしても警戒が必要なようです。
散歩道で
■ビジネスアーキテクチャ -12-
●ビジネスアーキテクチャのドメインの関係
ビジネスアーキテクチャの10個のビジネス・ドメインのどこから手を付けるのかについて考えています。前回、ドメインは相互に影響しあっているためマッピングの順番は決まっておらず”場合”によると説明しました。とはいうものの基本的なセオリーがあります。
やはり一番解りやすいのは、ビジネスを形作るケイパビリティ(能力)からモデル化することだと思います。なぜなら、今現在自分が所属する組織がもつケイパビリティを知ることは自己認識の第一歩となるからです。そのためこの第一発目のケイパビリティのモデリングは現状分析から入ることになります。ここで現在の状況を正しく認識することで”チェンジ”の”種”を見つけることができるようになります。できれば組織の全機能についてマッピングすることが望ましいのですが、結構な手間を必要とするので歯にを限定して実施することもあります。
さてこのチェンジの”種”に水をやり、芽を出させ、大きく育てるために次に行うのは、どのような”チェンジ”を実行するのかを考えることです。具体的には”バリュー・マップ”を作成します。バリュー・マップは人体の「背骨」に例えました。つまり文字通りビジネスの骨格を形成するものになります。
バリュー・マップはビジネス活動が創生する”価値”を創り出すプロセスを現す”バリュー・ストリーム”を中心に構築します。そのためまず”ビジネス・バリュー”について明確にすることが必要となります。ここで言う”バリュー”は、あるステークホルダーに求められる”価値”であり、その価値により何らかの利益を獲得することができるものです。もちろん、ステークホルダーの立場よってその”バリュー”は異なるので複数の”バリュー”を定義することになります。
この”バリュー”を創出するために「バリュー・プロポジション・キャンバス(VPC)」などの手法を使って思考し、確定します。VPCについてここでは解説しませんがネット上に情報が沢山ありますので、そちらをご参照ください。
多くのステークホルダーが存在する場合、全てのステークホルダーについて”バリュー”を特定するのが大変な場合は、少なくとも提供する”バリュー”に対して収益を期待するステークホルダー(顧客)とその収益に影響を及ぼす可能性のあるものについて検討します。
”バリュー・ストリーム”は、VPCで明確にした”バリュー”を生み出すためにどのようなプロセスが必要かを考えるものです。このときそのプロセスとケイパビリティ・マップ、組織マップ、情報マップ等とのクロスマッピングを実施して、バリュー創出プロセスの実効性を検証することになります。つまり、一通り”バリュー・マップ”を作ってみて、その他のマップとクロスマッピングしながら、バリュー・マップを仕上げていくというイメージになります。
ここで、最初に取り掛かった”ケイパビリティ・マップ”に立ち返って、現状のケイパビリティ・マップから”バリュー・ストリーム”を実施するために必要なケイパビリティを考え、新しいあるべき”ケイパビリティ・マップ”を考えます。この現状とあるべき姿のギャップを埋めることが、”チェンジ”のための具体的な活動となります。
チェンジのイメージがで来てきたら、次は具体的な活動である”イニシアチブ”へ繋げていくことになりますが、次回はこのプロセスについて考えていくことにします。
