【819】BAとBA -19- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

  季節は本格的な秋に突入しました。新たな台風の発生もないようです。この時期が一年で最も好きな季節ですが、来月からは生活の状況が公私とも大きくかわるので、それに備えてなにかとバタバタしていて落ち着きません。まぁ色々な意味で節目の季節となりそうです。

 

  さて気を取り直そうと世の中の動きに目を凝らすと、米中貿易戦争の影響で全世界同時株安が発生したり、消費税増税が決まったり、経済の先行きに暗雲が漂っていて、安倍3期目はかなり厳しいことになりそうな予感がします。来るべき最悪の状況に備えて何ができるのか、考えておく必要がありそうです。皆さんはどうしますか?

 


 

■ビジネスアーキテクチャ -10-

●ビジネスアーキテクチャのドメインの関係

 

  ビジネスアーキテクチャには10個のビジネスドメインが規定されていて、それぞれに役割があることを前回人体に例えてご説明しました。今回は各ドメイン同士の関係性について考えていくことにします。

 

  ビジネスを形作る構造として最も重要なのは言うまでもなく”ビジョン”であり”理念”です。これはビジネス活動を通して社会に何を貢献するのかという、ビジネスと組織の存在意義に関わるからです。現実的にはこの部分が形骸化している場合も多々あり、なぜ重要なのかを深く考えることの必要性が軽んじられているケースもありますが、重要なのは間違いありません。

 

  その次に大切なのは、実行しようとするビジネスモデルの精度となります。精度とは、いかにモデルが有効であるかということであり、有効とは第一に適正な利益を上げられるか、そしてビジョンと合致しているかということになります。またビジネスモデルの核となるのは、どのような価値(バリュー)を顧客に提供できるかです。と、考えていくとビネスアーキテクチャのドメインで最も重要なのは、前回背骨に例えた「バリュー・マップ」です。バリューマップはどのような価値を提供するかの「バリュー・プロポジション」と、その価値を提供するための工程である「バリュー・ストリーム」からなります。

 

  「バリュー・プロポジション」の構築にはステークホルダーの特定と深堀が欠かせません、つまり「ステークホルダー・マップ」と深いつながりがあります。また「バリュー・ストリーム(価値を創り出す流れ)」には価値創出のための機能(ケイパビリティ)の保持が必要で、それをどのような組織機能が担うのかを明確にすることが必要になります。このように「バリュー・マップ」の作成は「ケイパビリティ・マップ」や「組織マップ」との強いい相互関係が存在します。

 

  同様に他のドメインについても相互関係が存在します。ここで一つ気付くのが、ビジネスアーキテクチャに取り組む時、どのドメインから取り掛かるのかということです。次回はこれについて考えを進めることにします。