今週の関東地方は不順な天気が続いています。昨日は朝から結構な雨で、気温も低くキットPMは少し震えあがりました。予報によると今日は快適な気候になるらしいです。まるでジェットコースターに乗っているようで、身体が持ちません。いろいろとこたえますね。
でも来週からは大型連休が到来します。皆さんはいかがお過ごしの予定でしょうか。存分にお楽しみください。キットPMはあるテーマの研究にかなりの時間を割きたいと思っています。あとは、買って積んだままの本の消化でしょうか。あダジャレではないです。
PMに必要なスキル-4-
さて、前回はPMに必要な5つのスキル分野の内、「ヒューマンスキル」に分類した「リーダーシップ」の在り方について考えました。その中で、今はやりのサーバントリーダーシップについて言及しました。
サーバントリーダーシップについてここで詳しく説明することは避けますが、ざっと言うとサーバントリーダーシップは”サーバント”と言うぐらいですから、これまで一般的なリーダーシップのイメージである、「おれについてこい」という支配型のリーダーシップとは真逆の考え方になります。つまりメンバーに奉仕するという姿勢を示すことで信頼関係を構築し、チームの目的達成のために必要な気づきと使命感を、メンバー自らが自覚できるように、その行動を支えていくというイメージになります。つまり、各メンバーの自立と自律を促すことでチームの目的を達成する手法となります。
ただし、俺についてこいという「支配型」のリーダーシップは、プロジェクトなどの比較的短期の活動では効果を上げやすいのですが、「サーバント型」のリーダーシップでは信頼性構築に時間がかかってしまうことが多く、プロジェクトへの適用には工夫が必要となります。これが難しいポイントとなります。
今回はキットPMがリーダーシップと並んでとても重要なスキルだと考える「フォロワーシップ」について考えていきます。
実はフォロワーシップは先ほど述べたサーバントリーダーシップと深い関係があります。残念なことですが我が国では、リーダーを支えるフォロワーとしてのメンバーのスキルがあまり重視されることはありません。これは、古来から綿々と続く日本人の習性に起因しているのではないかと言うのがキットPMの持論で、このブログでも過去何度かお伝えしてきました。
端的に言うと、稲作文化に基づく村社会の掟に今も支配されているということです。この件は今回のシリーズでもどこかで触れることになるかと思いますが、日本のプロジェクトマネジメントの難しさの一つにはこのことが影響しているのは、間違いがないと思います。
話を元に戻します。鋭い方はもうお判りかも知れませんが、サーバントリーダーがその能力を発揮しようとすると、メンバーにフォロワーシップの必要性について明確な自覚の存在が重要になってきます。
どういうことかと言うと、先ほどのサーバントリーダーシップの場合指示待ち型のフォロワーだと、自分のやるべきことの理解や他のメンバーと同期しながら自立的に動くことはできません。もしサーバントリーダースタイルでチームをマネジメントしようとすると、まずそのレベルまでメンバーの意識を高めることが必要になります。
もちろん言葉で説明したからといって真の理解を得ることができるとは限りませんが、少なくともそういう立場で、そのように行動することを期待されているということは分かるはずです。
ただその理解を、本当にチームの価値創造の過程で有効に発揮するためには、良いリーダーとの良い関係が必要になります。もちろんその関係構築の多くはリーダーが負うべき役割ですが、そこにフォロワーとしての明確な意識をもったメンバーがいると、その関係構築がより短期間にスムーズの行われることになります。
では望ましいフォロワーシップとはどいうものなのでしょうか?次回はそれについて考えていきたいと思います。
