昨日の関西地方はぐんぐん気温が上がってこの時期としては暑い日となりました。春も足早に通り過ぎ初夏の雰囲気が色濃くなっています。今が一年で一番気持ちのいい季節ですが、もうすぐ梅雨がやってきます。いいことは長くは続かないものです。
ここでひとつお詫びがあります。前回のブログですが時間がない時に急ぎで書いたために、一部文章がおかしな部分があることに気が付きました。ちゃんと推敲できていなくてお恥ずかしい限りです。修正しましたので、よろしければ再度ごらんいただければ幸いです。
PMに必要なスキル-5-
さて、フォロワーシップについて考えています。フォロワーシップとは、チームのリーダーを支えチーム全体の目的達成のために、最善を尽くす姿勢をもって活動を行うメンバー個々に求められるスキルのことになります。
ではここで、なぜフォロワーシップがプロジェクトマネジメントにおいて重要な要素であるのか、考えてみましょう。
多くのプロジェクトでは、リーダーはプロジェクトの目的をプロジェクトメンバーを含むステークホルダーに説明し、その目的を達成するためのプロセス(道筋)を示し、メンバーの役割を指示し、実行を監視し、発生する問題を分析し、解決案を立て、実行するという形でマネジメントします。
このときリーダーは目的達成のために最善を尽くすのですが、その主な仕事はチームメンバーがいかに効率よく働けるかをサポートすることです。ただ、リーダー一人が正しい行動を行おうとしても、個々のメンバーがその意思を酌んで自立的に動かないと、リーダーの負荷が大きくなりプロジェクト効率は悪くなります。また効率だけの問題ではなく、リーダーがメンバーの全ての状況に目を配ることはリーダーの時間を無駄に費やすことになりかねません。
リーダーの主な仕事はチームメンバーが仕事をし易い環境を整えることであると言いましたが、その次に重要なのはリスクの発現を監視し、対処することです。このリスク対応には、大きく2つのパターンがあります。
一つはリスクが発生してから対策を実施するもので、もう一つはリスクが発生する予兆をとらえ発生前に対応を行うものです。この2種類の対応のどちらにもチームメンバーの力が必要なのは言うまでもありませんが、特に後者の場合はメンバー一人ひとりがリーダーの視点を共有し、プロジェクトの内外で起きていることに気を配ることが重要になります。これがフォロワーシップに求められる一つの要素となります。
このようにプロジェクトのメンバーが、フォロワーシップを意識して行動することができれば、リーダーはマネジメントの本質的なところに意識を注力し、更に効率よくプロジェクトをマネジメントすることが可能になります。いかがですか、フォロワーシップの重要性についてお判りいただけたでしょうか?
フォロワーシップの具体的な効果をもう一つ上げてみましょう。良いフォロワーシップを備えているとチーム全体が一体感を持って動くようになると言うことです。
良いフォロワーシップの条件の一つに「自立的な行動」があります。メンバーが自立して自己の周囲で何が起きているのかを把握することができると、問題が顕在化していない状況で問題の芽に気が付き、そのフォローのための行動を行うことができるようになります。
このような「良いフォロワーシップ」が全てのメンバーによって発揮されると、理想的にはリーダーの手を煩わせることなく、問題が解決されているという状況を作ることができる可能性さえあります。
ただこのような状況を実現するのは簡単ではありません。そのためにはいくつかの大きなハードルがあります。次回はそれについて考えて行くことにします。
