【653】PMにとって最も困難なシチュエーションとは -3- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

月も後1週間ちょっととなりました。新年会の開催ももう落ち着いてきたころだと思います。皆さんもすっかり正月気分も抜け、通常業務で忙しくされていることと思います。さぁ、前を向いて前進して行きましょう。私の好きな言葉を皆さんに贈ります。”Full Steam Ahead !”

 

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横浜港

回プロジェクト経験の差が、プロジェクトの状況を見極めるためには、大きな影響があると考えました。今回はPMの経験値について掘り下げようと思います。

 

  プロジェクト経験が少ないメンバーとベテランPMで、プロジェクトの状況について見えているものが違うという事実があると言いました。実はこれはある意味間違っていて、正確には「今の現状を通して近い未来の状況が見えているか否か」ということだということです。

 

  マネジメントの本質の一つとして「将来を予測する」という要素があります。昨今ではビッグデータとAIの活用で様々な分野で劇的に予測精度が上がってきているのですが、キットPMはプロジェクトマンジメントの世界での利用はまだ寡聞にして知りません。まだこれからの研究課題となるのでしょうか。

 

 

 

ロジェクト未来予測の有効なツールは今のところないわけですが、それに変わるのはPMおよびプロジェクトメンバーの洞察力に頼るしかありません。

 

  ではなぜPMは未来を予測しなければいけないのか?その必要性について少し考えてみます。

 

  プロジェクト運営は「立上げ」「計画」「実行」「監視」というプロセスを「リーダーシップ」や「チームビルディング」「リスクマネジメント」「問題解決力」などのテクニックと人間力で埋めていく作業です。

 

  特に要求されるのは問題解決力であるのは言うまでもありません。ではプロジェクトにおける問題解決とはどのような意味を持つのでしょうか。

 

 

 

ちろん、問題を解決することでプロジェクトの目的を達成に近づくことが第一の意味なのですが、必ずしも問題を解決する必要がない場合もあります。重要なのは、プロジェクトの目的を達成するか否かであって、問題を解決するかどうかではないということです。

 

  ちょっとややこしいかもしれません。

  言い換えるとプロジェクトで発生している問題を解決しないとプロジェクトの目的を達成できない場合は、解決に取り組むことが必要ですし、発生している問題がプロジェクトの目的達成を邪魔しない場合、対策を取らないこともあり得るということです。

  場合によっては根本的な対策ではなく、その場しのぎ対策でお茶を濁すことも容認されます。

 

  また、同じ問題だとしてもプロジェクトのライフサイクルのどこで発生したかによっても対策が異なってきます。プロジェクトスタート時点と終盤での取り得る対策が変わってくることがあり得るのは、容易に想像できると思います。

 

 

 

と口にプロジェクトの問題解決といっても、このように状況によって様々なため対応方法も千差万別となります。

 

  とは言うものの、問題対策立案において特に意識しないといけないのは、問題の本質がどこにあるのか、現時点の状況はどうなのか、過去の状況はどうだったのか、未来の予想はどうなのかという、問題の本質+3つのタイムラインで考えることが重要です。

 

  問題の本質の追究に関しては過去このブログでご紹介しました。(こちら) 3つのタイムラインで問題を分析することで、当該の問題がプロジェクト内外で引き起こしている影響を測ることができます。特に「未来の予測」では、これから起きるであろう現象を推測することで、問題の重要性を定義することが可能となります。

 

 

 

気づきのように、タイムラインの3つの要素の内「未来の予測」だけが、なんらかの行動で結果を変え得ることができるものです。

 

  未来を予測することの重要性と難しさについて、次回も掘り下げていくことにします。