プロジェクトバッファマネジメントのポイント -2- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

日は成人の日ですね。数年で3回目の成人式を迎えるキットPMですが、一人前の大人としてスタートを切る若人が、希望にあふれるような社会になるよう、更に努力しなくてはと思いを新たにしています。

  今朝はこのあたりでは一瞬結構な吹雪となりましたが、今はもう穏やかな日が射しています。

  先週金曜日に京都で行われたある講演会を聞きに行ってきました。講師は、東大の伊藤元重さんと経団連会長で東レの会長の榊原定出征さんです。講演の内容紹介は別の機会に譲るとしますが、面白かったのは経団連会長にはSPらしき人が演壇の下から観客席に目を光らせていたことです。民間人でSPの警護体操は唯一だそうです。
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回から新テーマ「バッファマネジメント」について考えています、前回も書いたように、バッファマネジメントはTOC(制約の理論)において中核となる考えです。

  バッファの役割は、生産やサービス提供、研究開発などの様々な組織における社会活動の中で、全体の足を引っ張る作業や工程などのマイナス要素を保護することです。
  ここで言う保護とは、問題になる要素を最大限機能できるようにするということです。こうすることで、組織全体の生産性(TOCではスループットと言います)を上げることが出来るようになります。

  具体的に言うと、製造業の現場で、パフォーマンスの一番低い工程の前に仕掛(バッファです)を適正に積み上げ、その工程が無駄に止まることを防ぐということになります。




は、プロジェクトマネジメントを実行する上で、守らないといけないものとは何でしょうか?もちろん、第一にプロジェクトの成果ですね。次に予算、そして期限となるでしょうか。

  プロジェクトの成果、つまり目的達成の保護は、プロジェクト企画と詳細計画の精度を高めることで担保することが可能となります。
  つまり、プロジェクトを立ち上げ実行する前の段階で、スコープを含めどこまで企画内容を詰めることができるかと、計画段階で実際的で実効可能な計画ができるかということになります。これが、プロジェクトの目的達成を保護するためのバッファとなります。




に、プロジェクトの予算を守るためには何が必要となるのでしょうか。プロジェクトのコストは、機械やソフトウェア等の購入物と業務委託にかかる費用、人件費、事務所費光熱費などの経費となります。
  
  これらが計画通りに行かない、つまりオーバーすることから保護する必要があるわけですが、まず購入物に関しては要求スペックと購入物の性能の比較検討を綿密に行います。これは当たり前のことですから、それほど難しいことではありません。

  問題が起きるのは業務委託です。委託する業務内容をどれだけ精密に規定できるか、またその業務に対する見積もりの妥当性など慎重に進める必要があります。
  PMBOKの知識エリアでいうところの「調達管理」をキチンと行うことで予算のリスクを少なくできます。特にITのプロジェクトではSIベンダーに業務を委託する場合、プロジェクトの途中で追加費用が発生することは良く見受けられることです。
  これに関するリスクマネジメントの方法には多くの考え方がありますが、ここでは言及しません。機械があれば、別途考えてみたいテーマです。

  人件費については、これもPMBOK知識エリアの「人的資源」 のチーム編成で必要スキルに基づく適切な要員配置が行うことで、予算オーバーのリスクを低減できます。
  もちろん、プロジェクトの視点以外の要因でのチーム編成が必要な場合(若手の教育など)、その要素を織り込む必要があります。

  さらに、人件費がオーバーする最も多いパターンは、期間のリスク発生と連動することです。何かの原因でプロジェクト期間が延びると、人件費も計画よりオーバーするのは必然です。期間を守るバッファについては後述します。

  プロジェクト経費のオーバーについても人件費と同様です。




回は、期間を守るためのバッファについて考えて行きます。