今朝はここ北摂地方も雪景色となりました。初雪です。昨日より寒さも一層厳しいようです。北海道、東北、山陰は大荒れで被害もでているようです。心よりお見舞い申し上げます。
この寒さのせいかキットPMはちょっと体調を崩してしまいました。年末を乗り切るためにも、気を引き締めていかないと。
小雪が舞う多田の庄
プロジェクトの火消しでは、最初に発生している問題の構造を理解することが大切だと前回考えました。
解決しないといけない問題は、表面に現れる現象からその直接の原因となるものと、それらの原因の根本原因となるものというように、複数のレイヤーで構成されています。
ここで問題になるのが、レイヤーのどのレベルで問題を解決するかということです。もちろんまず取り組むべきは根本原因の解決ですが、プロジェクトならではの要素を考慮する必要があります。
まず、プロジェクトは期間が限られているということ、また緊急性の高い問題が発生しやすいということ、小さな問題と考えていたものがプロジェクト環境の変化で大きな問題として浮上することがあるということ、などが上げられます。
特に火消しの場合はこの特性が増幅されますので、ハードルは更に高くなります。
このような要素を考えたとき、極端に言えば第一レイヤーにある表面上の問題を解決することが有効なこともあり、その判断はPMにとって悩ましいものとなります。
火消しの場合は、燃え盛っている火から何を守るのかをまず決める必要があります。これが消火の方針を立てるということです。
火の大きさ、延焼の範囲、火の勢いなどを見定めます。
火消しを行うときにすでに大きな火災になってしまっている場合、プロジェクトとして見捨てる範囲をどこにするかを検討する必要があるかもしれません。
プロジェクトのある部分を見捨てるということは、プロジェクトスコープの一部を実施しないということです。あるいは、達成するレベルを下げるということになります。
火災が見えないところで広範囲に及んでいる場合、プロジェクトそのものの継続をあきらめることも視野に入れて検討する必要があります。
例えば、問題がプロジェクトのコアの部分で発生していて、その解決に相当の時間が必要なことが明らかになった場合などです。
この場合、通常プロジェクトを中止した後、それをリカバリーするための新しいプロジェクトの企画を行うことにになります。
火に勢いがありプロジェクト外に影響が出そうなときは、業務手順や人間関係などのソフト的なものと、物理的なプロジェクト外とのインタフェース部分の切り離しを検討することもあります。
例えば、プロジェクトの成果であるアウトプットを利用する予定の業務があった場合、その業務の実施を送らせたり、とりあえずの回避方法で必要なアウトプットを用意する算段をし、プロジェクト完了のための時間を稼ぐなどのう方策をとります。
次回は問題のレイヤーと火消しの関係について考えて行きます。
