これまで、火消し作業に入る前に必要なプロジェクトの情報について考えてきました。この情報のことを、キットPMはプロジェクトの「プロファイル」と呼んでいます。そのためのプロファイリングが、いかに大切かはすでに述べたところです。
それではいよいよ、プロジェクトの火消しの手順について考えて行くことにします。
火消しの第1ステップは、もちろんプロジェクトがうまく行っていない原因を探ることです。これをキットPMは、TOC(制約条件の理論)による思考プロセスの考えを使って、追究していきます。このやり方については以前にもこのブログで説明しました。ご興味のある方は是非こちらをご覧ください。
簡単に説明すると、表面に現れるプロジェクトにとって好ましくない事象を深く掘り下げることで、問題の本質に迫るというものです。
つまりこれは、解決すべき課題のレベルを複数の回層でとらえるということになります。
つまりこれは、解決すべき課題のレベルを複数の回層でとらえるということになります。
表面に現れる事象とその原因、さらに複数の好ましくない現象とその原因の関係性という分析を行うわけです。これが「現状問題構造ツリー」と呼ばれるものです。
一見かけ離れているように思える、現象同士が、同じ原因で発生していることは良くあります。ですから、複雑に見える状況も整理してみると、数個の根本原因にたどり着くことができます。言葉だけでは分かりにくいので、実際のツリーを上げます。なんとなくイメージしていただけるのではないでしょうか。
この作業を行うことで、3つのことが明らかになります。まず、現状の好ましくない状況と判断する現象がどれだけあるか、次にその現象を引き起こす直接原因は何か、最後にそれらの問題の根本原因は何か、ということです。
これらが明らかになれば、次のステップは問題の重要性に優先順位を付けていきます。
何を優先して解決しないといけないかの判断は、結構難しいものです。単純に考えると、導き出した根本問題を解決することが重要だと思ってしまいます。何といっても根本問題ですから、これを解決すると一挙に沢山の問題が解消されることになります。
でもプロジェクトの状況によっては、必ずしもそれが正しい選択と言うわけではありません。
でもプロジェクトの状況によっては、必ずしもそれが正しい選択と言うわけではありません。
では、どのように解決すべき優先を考えて行ったらいいのでしょうか。次回はそこを考えて行きます。

