プロジェクトの火消し作業 -5- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

週末は良い天気に恵まれた北摂地方でしたが、相変わらず厳しい寒さが続きます。
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チョット分かりにくいですが、満月です。
  週末は可能な限り、英語のヒアリングの勉強のためにTEDを見るようにしています。先週末はジョージ・タケイ(ご存知スタートレックのミスターカトウですね)のプレゼンテーションを見ました。なかなか感慨深いスピーチでした。   もしご興味があればこちらをご覧ください。

ロジェクトの火消しについて考えています。前回は火消しのために必要な情報を収集することの重要性と、難しさについて考えて行きました。

  経験上、難しさの最たる部分は、プロジェクト憲章の有無になります。日本のプロジェクトでは、まだまだ「プロジェクト憲章」を作成することが少ないようです。もちろん、ある程度のインプットがなければプロジェクトを開始することができないので、それなりの動機については明らかにすることは行われています。

  ただ問題なのは、その動機がどこから発せられていてプロジェクトの成果として何を期待されているかが、ちゃんと説明されていないことにあります。つまり、経営戦略が要求するプロジェクトの意義が明示されないということです。このため、プロジェクトのプロファイルをちゃんと理解するのに手間がかかってしまうんですね。

  さらに、一つの戦略に沿った複数のプロジェクトが存在する場合、先行もしくは平行もしくは後続として実施されるプロジェクト群の情報(プログラムと言います)が整理されて、適切に提供されることはほとんどありません。
  これは、そのような戦略的な見地からプロジェクトを位置付けていないという、本質的な問題があるのですが、その必要性を一生懸命説明するのも、キットPMの仕事だと思っています。




て、火消しの作業を行う場合、これらの情報を把握しておかないと、取り得る最善の火消し作業の選択が難しくなります。判断のための情報が少なすぎるからですね。

  ただこのような情報なしで火消しを要求されることもありますが、その場合どうしても表面的な問題解決に終始することになってしまいます。
  まぁこのような状況でも最善を尽くすのが、プロとしての火消し屋の仕事なのですが、仕事の質を落とさずクライアントの要求に応えるのはますます困難になってしまいます。

  キットPMの愚痴のようになってしまいましたが、言いたいのはプロジェクトをスタートするとき、どこまで準備をしていたかが結局プロジェクトの成功に影響するということです。




ょっと今回のテーマから逸れてしまいますが、結構重要なポイントなのでもう少しお付き合いください。

  皆さんご存知のプロジェクトマネジメントのガイドラインであるPMBOKでは、プロジェクトのプロセス(大きなくくりでの作業カテゴリ)を、「立ち上げ」「計画」「実行」「監視」「終結」の5つを定義しています。

  キットPMは以前から、立ち上げプロセスの前に「プレプロジェクト」を設ける必要性を言ってきました。
  プレプロジェクトとは、実行予定のプロジェクトが何者であるかを明らかにするプロセスのことです。

  プレプロジェクトプロセスでは、これまで述べてきたように、これから取り組もうとするプロジェクトの性質を明らかにするとともに、プロジェクトの成果を評価するために必要な事柄を決めます。

  火消しに入る前にこれらの情報が明らかになっていると、とても助かるのはご理解いただけると思います。このような場合を想定して、きっちりとプレプロジェクトを実施することは充分な意味があると、思いませんか?




て次回は、改めて火消し作業の手順について考えを進めて行くことにいます。