問題解決へのアプローチ -10- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

の数日実に素晴らしい天気が続いているここ北摂地方ですが、皆さんはいかがお過しでしょうか。
  行楽日和の週末でしたが、キットPMは白内障の術後のために、趣味の自転車にはまだちゃんと乗れないのが残念です。来週ぐらいから徐々にトライしようと考えています。
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ロジェクトの問題解決のための思考プロセスの方法(あくまでキットPMが実践している一つの方法ですが)について考えています。

  前回実際的な例を上げて、問題解決思考の手順を見てきました。例題では解決すべき問題は
「社員の成績評価制度が、プロジェクト間の競争意識を拡大するプレッシャーをかけている」でした。

  この命題について、
A.
プロジェクトとして評価制度を改める必要がある、
B.会社として評価制度を安易に変えることはできない の2つのWantsが対立しているという構造を明らかにしました。

  次に考えるのはこの対立を解消するアイデアとなります。このアイデアをどうやってひねり出すかが、問題解決の最重要で最も難しい部分となります。





立を解消するときの前提となる、以下の3つの考え方を前回ご紹介しました。
  1.解決のアイデアは、対立する2つのWantsの双方を
    満足しないといけない
  2.アイデアは対立するWantsの譲歩を前提としては
    いけない
  3.
アイデアを実行できる可能性があることが必要

  これにしたがって、対立解消のアイデアを考えて行きます。

  まず、対立する要素である「人事評価」とプロジェクトの関係について考えてみます。




般に人事評価は組織のガバナンスの基幹であり、働く人の労働意欲の源泉でもあります。
  したがって、組織はその基準や手法について厳密に決まりを設け、できる限り公平な評価ができるよう知恵を絞っています。ですが、評価の観点は一般業務での働きを評価するもので、プロジェクト活動の観点を持っているのは、一部の業界、業種以外はほとんどありません。

  また、評価制度は安易に変えることは難しく、もし変える必要がある時は、相当の時間をかけて評価体系を新たに構築し、それを関係者に周知し、運用の手順を確立することが必要になります。
  何が言いたいかというと、変更には結構なコストがかかるということです。だから簡単に変えられないわけですね。





方、プロジェクトの評価は通常業務の評価とは違った観点での評価が必要となると伴に、プロジェクト自体の評価とリンクすることが必要となるため、従来の評価基準では測れないことが多くあります。

  したがって、プロジェクトの正しい評価を行おうとすると、プロジェクトを評価する基準、そのプロジェクトで働いたメンバーを評価する基準、プロジェクトに参加した外部要員(会社)を評価する基準など、多くの評価基準を確立する必要があります。

  ただし、全社的なプロジェクト評価基準を構築するのは、プロジェクトの責任ではありませんので、組織的な課題として取り組むことになります。




た、プロジェクトとプロジェクトメンバーの評価ができたとしても、プロジェクトに参加しているメンバーは、本来業務を持つことが普通ですから、既存の評価基準との関係性を明らかにする必要が出てきます。

  つまり、プロジェクトメンバーを評価できるのはそのプロジェクトのPMなのですが、そのメンバーの最終的な評価はラインの管理者が、プロジェクト以外での働きを含めて評価することになります。

  このとき、プロジェクト評価と業務評価をどのようにバランスさせ、適切な評価を可能にするかなどを、考慮することになります。




ロジェクト評価について考えが拡散したきらいがありますが、例題に上げたプロジェクトの問題がより明確になったと思いますが、いかがでしょうか。

  
次回はこれを踏まえて、対立を解消していきます。