問題解決へのアプローチ -7- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

い天気が続いています。秋のカラッとした空気は食欲を増進しますね。

  来週のお彼岸で、いよいよ季節も完全に切る替わると思いますが、良い季節になりました。ちょっと小旅行にでも行きたい気分です。

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ロジェクトを実施していく上でトラブルは避けられないものですが、そのトラブルにどう対処するかを考えています。

  前回までトラブルの根本原因をどう追究するかについて考えてきました。今回はその原因の解消方法について考えてみます。

  通常、導きだした根本原因を解決しようとすると、原因に直接作用するような対策を考えがちとなります。その方が直感的で分かり易いでからですね。

  前回上げた根本原因
「社員の成績評価制度が、プロジェクト間の競争意識を拡大するプレッシャーをかけている」であれば、評価制度を変えればいいという具合です。


  でも、組織人であれば誰しもが感覚的に理解できるのですが、会社の評価制度を変えるということはそんなに簡単ではないということです。それは、評価制度は人事と給与に結びつくため、組織が成って立つ基本を形成するものだからですね。

  そういう意味でも、誰もが納得できる評価制度はまずありえません、それぞれの立場ごとに考えがあると言ってもいいくらいです。それを変えるということは様々な軋轢を生じますし、長い時間を必要とするのは必然です。

  したがって、時間が限られ素早い対応が求められるプロジェクトの問題解決の手法としては、あまり有効ではありません。


  では、どうしたらよいのでしょうか?




に上げた根本原因をもう少しだけ分析してみましょう。
 
  原因を表現した文章をもう一度見てみます。
「社員の成績評価制度が、プロジェクト間の競争意識を拡大するプレッシャーをかけている」でした。

  キーワードは「成績評価制度」「プロジェクト間の競争意識」「プレッシャー」です。
  2つ目のキーワードでは、プロジェクトにフォーカスしていることが分かります。つまりこの原因は、プロジェクトマネジメントの過程で発生しているということです。当たり前ですが。
  もう一つは「プレッシャー」です。この場合、プロジェクトマネジメントとしては、マイナスへの圧力と考えて差し支えないようです。

  言い換えると「プロジェクトマネジメントに限って言えば、既存の評価制度がプロジェクトの遂行の妨げになっている」ということになります。そしてそれが、プロジェクト間に必要な協力関係を阻害しているわけです。




うすると、2つのWantsの存在とその衝突に気づくことができると思います。つまり、「プロジェクトとして評価制度を改める必要がある」 vs 「会社として評価制度を安易に変えることはできない」です。
  この対立を上手く解消することができれば、根本原因の解決が可能かもしれません。

  問題解決のプロセスでは、このように現状と理想、あるいは誰かと誰かの思いが対立していることに気づくことが重要です。
  この思いのことをキットPMはWantsと表現しているわけですが、すべての問題はこの思いの対立から発生していると考えます。

  ここで大切なのは、対立する関係にあるも双方が、現状をより良くしたいという共通の動機があるという前提です。この前提が崩れると、問題の性質が別の次元にあることになるので、ここでは考慮しません。

  少々長くなりました、次回も続きます。