皆さんは先週の十五夜はご覧になれたでしょうか。キットPMは同居人にお願いして、お団子を買ってもらってちょっとだけお月見気分を味わいました。
またまた私事で申し訳ありませんが、本日は左目の白内障手術の日です。2度目で最後の手術ですが要領は分かっているので不安はありません。むしろ早く済ませてしまいたいぐらいです。明日、眼帯が取れるのが楽しみです。
前回は皆さんに、プロジェクトで起きる問題解決の基本的な考え方について、以下のように質問しました。
プロジェクトにとって好ましくない問題を、対処療法的に解決してプロジェクトを進めることと、真の原因を探ってそれを解決した上でプロジェクトを進めること、あなたはどちらを選ぶことが正しいと思いますか?
もうひとつ、真の原因を理解した上で、対処療法的な解決手段を取ることをどのように評価しますか?
まず、対処療法的な手段か根本原因の解消のどちらが正しいかというと、場合によってはどちらも正しいというのが正解です。その判断はPMが行うわけですが、判断基準はプロジェクトの成功にどうインパクトするかという1点です。
また、対処療法を選択する場合でも、根本原因を理解した上でそうすることが重要になるのはいうまでもありません。そうしないと、対処療法で取った対策自体が、対策にならない可能性があるからです。ここのところが難しいところですね。
もちろん、根本原因がそれほどコストを掛けずに解決できるのであれば、ためらわずに実施することが望ましいわけです。でも、得てして根本原因は、組織のシステムや慣習や強い思い込みなどに起因していることがあり、対策には時間と大きなエネルギーが必要となることが多いようです。
これらの根本的な要因を排除するには、別の形での取り組みでないと効果が上がりにくいのも事実です。
そのような取り組みは、プロジェクトを統括するPMOなどで行うことが望ましいことになります。
さて、ここから問題解決の実際的な思考プロセスについて考えてみましょう。
「神は細部に宿る」という言葉があります。意味は細かなことをおろそかにしないことが、全体の価値を上げるというようなことです。逆に全体が上手く行かないとき、その影響は細部に現れてくるという理解も成り立つと思います。
プロジェクトに何らかの問題があるとき、必ずいろいろな「好ましくない現象」が目につくようになります。
これらの表面に現れる現象をいくつかピックアップ(5~10個ぐらい)して、紙に書き写してみます。例えば、最近プロジェクトメンバーの一部で残業時間が増えているとか、打ち合わせの回数が多くなっているとか、進捗確認の際明確な説明ができていないなどなど、一見仔細に見えることでも理屈に合わないことなど、思いつくままに上げてみます。
次にそれらのひとつ一つになぜそれが発生しているのか理由を考え、同じ紙に記述します。なぜなぜ問答ですね。
A.打ち合わせの回数が多くなっているのは、B.チーム外との連携がないと自分の仕事が果たせないからという具合です。つまり、BだからAという構造を組み立てます。
同様にBの原因はCという風に考えると、CだからB、BだからAという構造ができます。これを紙の下から順に上へ向かって、C→B→Aと書いていきます。なぜなぜ問答のビジュアル化ですね。
一方、打ち合わせが増えているのは外部とだけでなく、チーム内でも発生しているとします。なぜなら外部との打ち合わせの結果をチーム内で共有する必要があるらです。
これをXとすると、BかつXだからAとなるという構造が出来上がります。紙にはBの横にXを記述します。
「C」だから「B」である、「BかつX」だから「A」であるという図が出来上がります。
このように、最初に上げた「好ましくない現象」について分析していきます。当然「A」だから「P」であるということも出てくるかもしれません。
これをやっていると、あるとき別々に発生していると思っていた「好ましくない現象」がある共通の事象で結びつくことがあります。つまり、表面にある問題同士がつながり、ある根本原因に集約していくことになり、それが紙の上にビジュアル化されることでより明らかになります。
こうやって分析していくと、現在抱えている表層の問題から根本の問題までが紙上に展開されることになります。
次回は、こうして明らかになった問題に対して、どうやって最適な対策を考るかについて、検討します。
またまた私事で申し訳ありませんが、本日は左目の白内障手術の日です。2度目で最後の手術ですが要領は分かっているので不安はありません。むしろ早く済ませてしまいたいぐらいです。明日、眼帯が取れるのが楽しみです。
前回は皆さんに、プロジェクトで起きる問題解決の基本的な考え方について、以下のように質問しました。
プロジェクトにとって好ましくない問題を、対処療法的に解決してプロジェクトを進めることと、真の原因を探ってそれを解決した上でプロジェクトを進めること、あなたはどちらを選ぶことが正しいと思いますか?
もうひとつ、真の原因を理解した上で、対処療法的な解決手段を取ることをどのように評価しますか?
まず、対処療法的な手段か根本原因の解消のどちらが正しいかというと、場合によってはどちらも正しいというのが正解です。その判断はPMが行うわけですが、判断基準はプロジェクトの成功にどうインパクトするかという1点です。
また、対処療法を選択する場合でも、根本原因を理解した上でそうすることが重要になるのはいうまでもありません。そうしないと、対処療法で取った対策自体が、対策にならない可能性があるからです。ここのところが難しいところですね。
もちろん、根本原因がそれほどコストを掛けずに解決できるのであれば、ためらわずに実施することが望ましいわけです。でも、得てして根本原因は、組織のシステムや慣習や強い思い込みなどに起因していることがあり、対策には時間と大きなエネルギーが必要となることが多いようです。
これらの根本的な要因を排除するには、別の形での取り組みでないと効果が上がりにくいのも事実です。
そのような取り組みは、プロジェクトを統括するPMOなどで行うことが望ましいことになります。
さて、ここから問題解決の実際的な思考プロセスについて考えてみましょう。
「神は細部に宿る」という言葉があります。意味は細かなことをおろそかにしないことが、全体の価値を上げるというようなことです。逆に全体が上手く行かないとき、その影響は細部に現れてくるという理解も成り立つと思います。
プロジェクトに何らかの問題があるとき、必ずいろいろな「好ましくない現象」が目につくようになります。
これらの表面に現れる現象をいくつかピックアップ(5~10個ぐらい)して、紙に書き写してみます。例えば、最近プロジェクトメンバーの一部で残業時間が増えているとか、打ち合わせの回数が多くなっているとか、進捗確認の際明確な説明ができていないなどなど、一見仔細に見えることでも理屈に合わないことなど、思いつくままに上げてみます。
次にそれらのひとつ一つになぜそれが発生しているのか理由を考え、同じ紙に記述します。なぜなぜ問答ですね。
A.打ち合わせの回数が多くなっているのは、B.チーム外との連携がないと自分の仕事が果たせないからという具合です。つまり、BだからAという構造を組み立てます。
同様にBの原因はCという風に考えると、CだからB、BだからAという構造ができます。これを紙の下から順に上へ向かって、C→B→Aと書いていきます。なぜなぜ問答のビジュアル化ですね。
一方、打ち合わせが増えているのは外部とだけでなく、チーム内でも発生しているとします。なぜなら外部との打ち合わせの結果をチーム内で共有する必要があるらです。
これをXとすると、BかつXだからAとなるという構造が出来上がります。紙にはBの横にXを記述します。
「C」だから「B」である、「BかつX」だから「A」であるという図が出来上がります。
このように、最初に上げた「好ましくない現象」について分析していきます。当然「A」だから「P」であるということも出てくるかもしれません。
これをやっていると、あるとき別々に発生していると思っていた「好ましくない現象」がある共通の事象で結びつくことがあります。つまり、表面にある問題同士がつながり、ある根本原因に集約していくことになり、それが紙の上にビジュアル化されることでより明らかになります。
こうやって分析していくと、現在抱えている表層の問題から根本の問題までが紙上に展開されることになります。
次回は、こうして明らかになった問題に対して、どうやって最適な対策を考るかについて、検討します。
