プロジェクトにおけるサーバント・リーダーシップ -8- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

日はここ北摂では台風一過の秋晴れとはならず、曇で湿度の高い天気となっています。昨日のニュースでは、先月の台風で被害を受けた京都の保津川下りが再開されたとの報道がありました。

  いよいよ秋の行楽シーズン到来ですが、皆さんはどちらへお出かけになるのでしょうか。

回、サーバント・リーダーをサーバント・リーダーたらしめるためには、リーダー自らが守るべき行動規範を持って、それをチーム内に明らかにすることが必要だと考えました。こうすることで、jリーダーが自己の行動をフォロワーの監視の中におくことができます。

  さらに、ある程度の規模を持つ組織では、目的に向かって行動する実働部隊とは別に、組織の行動を倫理の観点から評価する「トラスティ」と呼ばれる組織が必要になると、サーバント・リーダーシップの提唱者であるグリーンリーフは述べています。




記の例を見てわかることは、どんなに理想の高いリーダーであっても、何かのキッカケでより安易な方法を選択したり、目的を達成するために使ってはいけない手段を選択したりすることがあるということです。

  特にサーバント・リーダーであることは、克己心や自制心を持ち続けるよう努力するか、正してくれる人がそばにいる必要があります。

  組織はただ漫然と経営していると腐敗します。これには2つの理由があります。

  一つは、組織の目的が不明瞭でぼやけているために、各メンバーが組織の中における自己の役割が見えなくなることで、利己的な目的に走る場合。
  もう一つは、目的実現のために努力している現場は、近視眼的になりがちで、目的を達成するために手段の選択を間違えるためです。(手っ取り早い方法をつい選ぶということですね)

  「目的達成は正しい手段で行わなければならない」 逆に言い換えると、「不正な手段で達成した目的は、本来意図した目的とは別ものである」ということになります。
  具体的には企業の粉飾決算を考えれば、解りやすいのではないでしょうか。目的は売上を上げることですが、それをあたかも売上が上がったかのように見せるわけですから。

  このことを防ぐために有効な手法が、先にあげた2つのものとなるわけです。
  皆さんもご存知のように、最近では経営陣が不祥事を起こした企業では再発防止の手段として、社外取締役の導入を図ったりしますが、これもある意味トラスティの一つの形態ではないかと考えます。




のように、サーバント・リーダーがサーバントであり続けることが簡単ではないことが、サーバト・リーダーシップの実行を難しくしている原因だと、キットPMは考えます。

  そのために、グリーンリーフは「サーバント・リーダーシップ」の最終章「心の旅」で、サーバント・リーダーと神との関係について言及しています。つまり、十分な形而上的な考察を経ることで初めて成り立つ概念なのかもしれません。

  次回は、いよいよサーバント・リーダーシップとプロジェクトの関係を考えていくことにします。