日本的なものとモダン・プロジェクトマネジメントの融合-4- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

東地方では、今週は梅雨らしい空模様が続いています。昨日、関西は晴天だったようですが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。時節柄食中毒などにもお気をつけてください。

房総半島最南端から見る太平洋

前。先回は我々日本人の社会活動の中心をなす「小集団」について考えました。今回は、これをさらに進めていきます。

  ここで言いたいのは、我々日本人は複数の集団に同時に所属し、集団の特性に合わせて自己の立ち位置を変えたり、他者との付き合い方を変えたりという、器用なことが不得意だということです。(全くないというわけではありませんが)


  小集団を維持するポイントは、構成員の統一意思や一体感ではなく集団のルールに個人が忠実であることです。ルールを忠実に守ることが小集団の仲間として認められ、居場所が与えられることになります。

  居場所があるということは、個人の小集団帰属意識が強くなるということでもあり、そのことで仲間意識が強くなり、そのために集団としての機能が高まることになります。

  つまり、集団としての明確な目的やビジョンはそれほど大きな意味を持たず、集団が集団であり続けることにこそ意味があることになります。

  このように集団の維持結束に集中することで、小集団そのものの機能は大変高くなりますが、逆に考えると小集団の上位集団になればなるほど、まとまりがなくなるということです。さらに、小集団の最大のライバルは、隣の小集団ですから大集団としては常に分裂の危険性を持っていることになります。




らに、大集団のリーダは基本的に小集団出身となるので、リーダーと小集団の関係は、出身母体とそれ以外の小集団とでは公平では無くなります。

  日産自動車などの例をあげるまでもなく、最近では会社が外資に買収されて、全くこれまで関係のなかった社長が海外から送り込まれるということもよくある話です。
  この場合、それまでリーダーを排出した小集団とそれ以外の集団による、水面下での軋轢や主導権争いがあったとしても、リーダーとの関係がすべての小集団が等しくなることで、社内の意識がリーダーに従い易くなるということもあるようです。


  閑話休題

  「日本的な集団でのリーダーシップは、集団内の構成員の相互関係の中で発揮される」と「縦社会の人間関係」にあります。逆に西欧では「リーダーと構成員が一対一の関係であり、リーダーシップのあり方は、集団のルールで規定される」とあります。

  これも日頃よく目にする例なので、皆さんも理解しやすいのではないのでしょうか。
  我々は合議による全員賛成を基本的な決定方法と考え、合意形成に膨大な時間を使うことを良しとするわけです。コトが決まらない、決めるのに時間がかかるのはそういう側面もあるのです。

  さらに、大集団のルールより小集団内の人間関係が優先されるため、大集団のリーダーは合意を形成するのに苦労することになりさらに決定が遅れることになります。


本的なリーダーシップのあり方の根源が少し見えてきませんか?次回もつづきます。