連休前半も今日でおしまいですが、後半戦に向けて明日から三日間お仕事頑張りましょう。今週ずーっとお休みの方もいらっしゃるかと思いますが、存分にお楽しみください。うらやましい~
キットPMは自転車に挑戦中です。昨日も軽く走って来ました。画像は自慢の「流星号Ⅱ」です。
前回まで、プロジェクト実施前に正確なンプット情報をどのように収集し提供するか。プロジェクト実施中にプロジェクトに重大な影響を及ぼす情報を、どのようにプロジェクトは取得するか。など、プロジェクトへの情報のインプット面から課題について考えました。
これらの解決のために前者は、プレ・プロジェクトプロセスを新たに位置づけ、プロジェクトスタートのためのインプット情報を整理することを。後者に対しては、複数のプロジェクトを俯瞰的にマネジメントし、サポートする機関(PMO)を設置することを提案しました。
今回も引き続き、プロジェクトへの情報インプット面からみた課題を考えて行きます。
プロジェクトは多くの人たちがが関わりあいながら実施していくことになります。当然PMは、これらの立場や利害や考え方の異なる関係者(ステークホルダーと呼びます)と調整を取ることが必要になります。
そのためプロジェクト計画プロセスでは、「コミュニケーション・マネジメント計画」を作成し、それぞれの関係者とどのように意思疎通を図るのかを規定します。
この時、コミュニケーション計画は プロジェクト内<プロジェクトを主管する組織内<主管する組織が所属する組織内<外部 というように、プロジェクトに関係する密度で分けて考えていきます。あっ、このアプローチ方法は色々あると思いますが、これはキットPMはこのやり方です。
ここで課題となるのは、一番最後の「外部」とのコミュニケーションのあり方をどう規定するかです。
組織内部とのコミュニケーションもなかなか難しい面があることは認めますが、少なくともプロジェクトを成功させることにより、その利益を享受する仲間であるはずです。(そうでなければ、プロジェクトを実施する意味はないですね)
ところが、外部のステークホルダとなると、プロジェクトと利害関係が衝突する場合もあります。これを回避するためには、様々なコミュニケーション上のリスクを想定して、対応を考えておく必要がでてきます。
しかしながら、プロジェクトが所属する組織の外であるために、コントロールがとても難しくなることが容易に想像できるため、ついおざなりにしがちな分野でもあるのです。
また、プロジェクトの上位組織がプロジェクトにどこまでの交渉権を与えるか、その線引を明確にできない場合も多くあります。このような場合、PMにとっては交渉時の判断に困ることになります。
つまり、最もプロジェクトに影響を及ぼす可能性がある分野で、コミュニケーションプランをキッチリと作ることが出来ていないわけです。
コンフォート・ゾーンという言葉があります。一般的には、「その人が居心地がいいと感じる範囲」というように捉えられています。マネジメント的に見ると、「自分がコントロールできると考える人や組織の範囲、あるいは十分な影響力を及ぼすことができると考える範囲」ということになります。
人の行動はこの「コンフォート・ゾーン」に依存しています。「自分が所属する部の部長ならなんとか説得する自信があるけど、その上の事業部長がどう考えるか解らない」というようなことですね。
ところが、プロジェクト・マネジメントではこのコンフォート・ゾーンの外側にこそ重要なファクターが存在していることがよくあります。そのため、一歩踏み出すのは大変ですが、ゾーン外に目を配り対策を計画することは、PMの大事な役割となります。
次回も続きます。
