▼今日は
いい天気となりましたが、寒さも戻って来ました。温度差が大き過ぎて身体がついていけませんね。しかも花粉で目と鼻がグシャグシャです。辛いですが気を取り直して、新しい週の始まりに頑張っていきましょう。
▼モダン・プロジェクトマネジメント(MPM)を
阻むものについて考えています。前回までに登場したのは、1.プロジェクトマネジメントのメリットについての経営者の無理解、2.日本の組織の中でのマネジメントに対する硬直した考え方、の2つでした。
今回は現場のプロジェクトで実際にプレーする人について考えてみましょう。
なんのかんのと言っても、現在あるレベルでMPMが認知され、それなりに成功事例も増えつつあります。ではMPMが認知される前のPMとはどういう存在だったのでしょうか。
▼プロジェクトの始まりは
責任者へ現場から必要性が上訴され、経営判断の上プロジェクトの立ち上げが認められることになります。
そして当たり前のように、プロジェクトの主管は問題を提起した部署となり、その部署の中間管理職であるあなたがプロジェクトリーダーに任命されます。だって、プロジェクトが必要だと言ったのはあなたですから。
あなたは中間管理職ですから、業務に対してそれなりの経験と実績を持っています。また上司からも信頼されています。でも、PMBOKやTOCなどのモダン・プロジェクトマネジメントの存在は知りません。
でもあなたには強い味方がいます。それは、以前同じようなプロジェクトを成功に導いた経験です。今回もあれと同じようにやればなんとかなるはずだと考えます。
そうです。経験は大事ですね。以前成功したんだから、同じようにやればまた成功することは間違いなしと、誰しもが思います。
▼ところが、以前成功したプロジェクトとは
技術的な要素が違っています。つまり、プロジェクトの条件が同じではありません。そのことをプロジェクトメンバーに指摘されても、頼るべきは昔の成功体験ですから、そう簡単には聞き入れることはできません。
「このやり方でいいんだ!」と思い込むことこそが、あなたのプロジェクトマネジメントとなります。
つまり、過去の経験に縛られてしまうことになります。条件や環境が同じプロジェクトは一つもありません。プロジェクトにはそれぞれ個性があります。その個性を理解することなしに、プロジェクトをマネジメントすることはできないのです。
マネージャが持つ過去の成功体験もまた、モダン・プロジェクトマネジメントを阻むものの一つなのです。
▼次回も続きます。