プロジェクト進捗管理の考え方-2- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。


▼ここ北摂多田荘の今朝は

 窓から見おろす街並みがモヤっていますが、天気は良くなりそうな感じです。朝方は随分冷え込むようになりましたが皆さん風邪などひかれませんように



▼前回から新テーマで

 展開しています。進捗管理については結構PMを悩ます分野だと思います。というのもどこまで手間を掛けるかの判断が難しいからです。

 スタート当初はそれほど問題も発生していない、というか問題があってもまだ表面化していないために進捗管理も比較的ゆるゆるで進んでいきます。でも、そのうち問題が発生すると急に管理レベルが引き上げられ、報告や監視のコストが上昇することになります。

 つまり、管理方法自体が状況によって変化していることになります。別の言い方をすると状況に振り回されているわけですね。もう少し安定した管理はできないのでしょうか。




▼一般的な手法としての

 進捗確認は予定と実績を比較してその差から現状を計るということになります。というか、計画と実績の差しか進捗状況を知る手立てはないわけです。

 このとき差のとらえ方には2つの考え方があります。一つは、計画した現時点でのあるべき状況と現実との差をとらえるという考え方。こちらは一般的ですね。

 もう一つは、あるタスクが終了するまでの残り時間を把握するという考え方です。ん?わかりづらいですか。

 計画ではあと5日で終了するタスクですが、今この時点であと何日かかると見込んでいるかということです。完了まであと5日なのかあと6日なのかを知るわけです。

 この2つは似ているようで全くことなる考えの元に進捗をとらえようとしていることをご理解いただけると思います。

 お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、後の方法は作業者の主観による進捗把握になります。でも、客観的な指標を追い求めて複雑な管理をした結果よりも、現場の作業者の主観が正しい例は沢山あるのです。




▼キットPMは

 後者の考え方がより優れていると思っています。理由は、一つかそれ以上のブレークスルーが必要な作業は平均した出来高で進捗することはない上に、何らかのブレークスルーが必要な作業は増える傾向にあるからです。複雑系のプロジェクトによりフィットした管理手法だと思います。

 皆さんは最近のプロジェクトでは、過去の経験が通用しない新規の技術や要素などが含まれることが多くなっていることにお気づきでしょうか。

 また、本質的に進捗管理が注目するのは作業の結果がいつ手に入るかということです。極端に言えば、途中経過などどうでもいいわけで、いつ作業が終了するかだけを気にすればいいわけです




▼あっ、ここで一つ

 よくある誤った考え方を指摘します。

 前回言ったように管理コストをどう適切にコントロールするかは重要なことです。でもよく間違えるのは、計画コストと管理コストを一緒くたにしてしまい、コストが大きくなるからと言って計画を大雑把に済ませてしまうことです。

 進捗管理は、予定と実績の差を把握することだと再三言いました。とすると、予定の精度がとても重要になるはずです。あくまで計画のコストはしっかり掛けることが必要です。また、そのほうが管理コストの低減にも繋がることになります。

 くれぐれもこの2つを混同しないようにしてください。




▼話を戻します。

 作業のゴールに注目して進捗度合いを管理する。やってみないとピント来ないかもしれませんが、これは進捗管理の品質を落とさずに、コストを大幅に削減することができるようになります。

 「そんな都合のいい話があるものか」とお考えの方、結構オイシイ話がまだまだ世の中には転がっているものなんですよ。(決して詐欺ではありません)



▼次回は
 
 このオイシイ話の内容をもう少し紐解いて行くことにします。ご期待ください。