外部協力会社との関係-1- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。


▼連休の最終日です。


 今朝の天気は薄曇りで湿度も高く身体には応えます。台風の動向も気になります。



▼前回テーマが

 発散し過ぎて収拾がつかなくなりつつあったので、少し強引に決着をつけてしまいました。本日からテーマを絞って、新たな気持でスタートします。



▼これまで

 PMは協力会社との関係をどう構築するかということでした。その上でその取っ掛かりとして見積りから契約の一連の作業をクローズアップして考えたわけです。

 その内容は、プロジェクトスタート時点から前向きな協力関係を築けていない、というより対立関係から始まっているということでした。

 その原因は、発注側、受注側双方の過去の失敗経験によるトラウマがあることと、信頼関係を構築するのに時間がかかるためと分析しました。

 それを解決するための一つの方法として「タスク抽出」という手法をご紹介しました。「タスク抽出」の具体的な内容についてはここでご紹介のための連載を始めましたので是非ご覧ください。





▼信頼関係を構築するのは

 PMの重要な仕事です。信頼関係を結ぶ相手は、全てのステークホルダーとなりますが、まず優先すべきはプロジェクトオーナーやスポンサーです。

 次に、プロジェクト成果物を使って付加価値を稼ぐ人となります。その次が外部協力会社やプロジェクトメンバーとなります。もっとも、状況によっては優先が異なる場合もあります。





▼どのステークホルダーとの

 信頼関係構築も一旦こじれると難しくなるのは一緒ですが、外部の関係者とのそれはプロジェクトに対する影響が大きく、重要なトラブルとなる場合があります

 もっとも、本当に根が深いのは内部ステークホルダーとの関係です。こじらせると、長い期間影響が発生する可能性があります。江戸の敵は長崎でということもありますからね。これはまた別の機会に。

 (閑話休題)

 外部との信頼関係構築が難しいのは双方のプロジェクト目的が明らかに異なるからです。以前このブログでもテーマにしたことがありますが、受注側は契約内容の責任を果たしてそれに見合う報酬を手に入れることが最終的な目的となります。

 それに対して発注側はプロジェクトの成果から何らかの利益を得ることが最終目的となります。

 もちろん受注側はクライアントを満足”させなければならない”という意味で発注側と目的を共有していると言えなくもありません。ただ、優先するのはどれかという話になります。それは利益のあり方に依存しますね。





▼発注側のPMは

 このことを正しく認識している必要があります。つまり、自分のプロジェクト遂行の大きな要素でありながらプロジェクト目的を同じくすることができないということです。

 では、これを理解しつつ良い関係を築いて行くにはどうしたらいいのでしょうか。一つはお互いがプロフェッショナルであることに誇りを持ち、そのように振る舞うということです。

 発注側は自分の業務の、受注側は受託分野のプロとしての経験と技術をお互いに提供するということです。

 もう一つは、そのプロフェショナルな経験や技術をどのように、どの範囲で、どこまで提供するかの取り決め(契約)を曖昧さを除いた形で明確にすることです。



 

▼理想的すぎませんか?

 と聞かれると「ハイそうです」と応えるしかないのが辛いところです。

 現実的には、受注側は発注側のプロジェクトの全体像を知らされることはほとんどなく、また知りたいと思うことも少ないように見えます。

 また、発注側は受注側の作業の状況や、問題点の有無を知るチャンスはなく、その成果物だけで良し悪しの判断をするということになります。

 お互いにブラックボックスを抱えてそれぞれのプロジェクトを行っていることになります。よく考えてみれば、これは相当の信頼関係がなければPMにとって許容できる状況ではないはずです。

 しかも、最初の時点から信頼関係は破綻している場合が多いわけですから、状況としては最悪となります。




▼ではどうしたらいいのか、

 次回はキットPMなりの解答をご披露しますのでご期待ください。