▼一昨日辺りから一挙に朝晩涼しくなりました。
朝方などは窓を開けていると寒いくらいです。いきなりスイッチを切り替えるような気候の変化です。皆さん、くれぐれも体調にはお気をつけ下さい。
▼前回予告したように、
今回はPMがPMの仕事に専念しない(できない)場合、プロジェクトにとってどのようなことが起きるのかについて考えていきます。
以前からのこのブログの読者であればもう大体その状況について頭に描くことができるかと思います。
まず起きるのはプロジェクト(メンバ)が発する問題の兆候を的確に把握できなくなるということです。
そもそも、問題の芽をそれが小さなうちに発見する、さらに問題の種が播かれないようにするには、常に細かな気配りと情報収集が必要になります。これはまったくの真実です。
また、プロジェクトがおかれた状況を所属する組織やマーケット、社会との関係などからプロジェクト全体を俯瞰し、プロジェクトの置かれた状況を正しく把握することも必要です。
つまり、PMはプロジェクトに対してマクロ的な考察とミクロ的な活動を常に並行して行わなければいけないということです。
▼PMという役割がいかに大変か、
お判り頂けると思います。ですから、プロジェクトの重要なタスクの一部をPMが担当すると、あるとき突然プロジェクトに問題が発生します。(のように見えるわけですが)
突然ということは、PMは事前にその情報を把握していないということですから、対応のためになんの準備もできていないということになります。
つまり、問題の把握→対策検討→対策実施計画→対策実施 という問題解決フローに即とりかからなければなりません。まったなしです。
当然、PM自身が抱えるタスクはストップし(これがプロジェクトにとってはとても重要なタスクなわけですが)問題が無事解決したとしても、重要タスクの遅れによるインパクトがどんどん拡大していくことになります。
これも間違いない事実です。
▼例外として、
PMが自己のタスクをこなしながら上に上げたミクロ的、マクロ的な仕事を果たせる規模のプロジェクトであれば、PMがプロジェクトタスクを行うのも可能だと思います。コスト的にもその方が妥当かもしれません。
▼その判断基準は、
やはり第一は、プロジェクトの重要性といなります。プロジェクトの重要性はどんな経営戦略に沿った目的を持つのか、その目的達成が経営に与えるインパクトはどの程度なのかで決まります。これは「プログラムマネジメント」の範疇となります。
第二は、規模です。予算規模が大きいということはプロジェクトの失敗の影響もまた大きいということになります。
あっ、成功の影響の大きさは予算規模では判断できませんよ。
▼要するに、
本当に大事なプロジェクトであれば決して兼任PMが存在する余地はないのです。ないはずなのですが現実はそうはなっていない場合があるわけですね。
この状況を払拭するにはプロジェクトマネジメントに対する会社の意識や、PM自身の意識を変革するしかありません。
▼次回は、別の側面からPMが直面する現実について考えていきます。