PMの現実と実際 -4- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。


▼昨日はまた暑さがぶり返しました。

 今日は一転雨模様の朝となりました。それにしてもこう湿度が高いと本当に身体に堪えます。

 とはいえ、秋の気配も濃厚になり始めました。夜になると虫の声がかまびすしいぐらいです。もう少し涼しくなれば、濡れ縁で熱燗というのもいいですね。楽しみです。



▼さて、PMの最大の悩みは

 PMの仕事ができないことだと前回申し上げましたが、皆さんはいかが思われたでしょうか。
 
 PMが同時に複数のプロジェクトをマネジメントすることは”あり”だとキットPMは考えます。でも、PMとそれ以外の業務を同時に行うことには賛成できません。なぜなら、PMは専門職だからです。スペシャリストですね。

 例えばベテランの経理マンがいたとして、その人に営業の仕事を同時にやらせるということはありません。それは、経理という特殊な仕事のスキルを十二分に発揮できる環境を用意することが企業にとってはもっとも効率がよくなるからです。

 それと同じ理屈でPMはPMたるべきだと考えます。




▼でもPMの悩みは他にも沢山あります。

 今回から体制作りの問題について考えていきます。

 体制作りとはPMBOKで言う「組織・要員管理」という知識エリアに属するものです。当然、計画プロセス時点で検討する話になります。

 プロジェクト体制は必要人数だけの話ではないことは皆さんも十分にご理解されていると思います。頭数だけ揃えても意味がなく、実行できる能力(スキル)がちゃんと揃っているかが重要なポイントになります。

 当たり前ですね。




▼通常、プロジェクト計画時点で、
 
 プロジェクト目的を達成するための要素つまりプロジェクトの目標を定めます。その上で、その一つ一つの目標を実現するために必要な要素をタスクという形で抽出します。

 さらに、抽出した個々のタスクを実行するめの能力を明確にします。キットPMは「スキル対応表」というものを作成して、必要なスキルセットの有無を確認するようにしています。

 スキルセットに穴があれば、その穴を塞ぐ手立てを検討します。穴がふさげなければそのプロジェクトはスタート前から破綻していることになります。

 これはつまり、プロジェクトにとってとても重要な観点だということです。



 
▼しかしながら

 現実にプロジェクト計画時点でPMにスキルセットの状況を検討する余地がどれほどあるのかという疑問が発生します。




▼以前、このブログでPMの権限について検討したことがあります。

 そのとき、PMにはプロジェクト内での人事権はあっても、プロジェクト外の人事権はないとお話しました。

 つまり、プロジェクト体制のために必要な人材はPMが自由に選べるわけでなくある一定の枠の中で決められる場合がほとんどになります。




▼スキルセットの有無を検討して、

 足りないスキルがある場合の解決方法は2ツしかありません。外からスキルを持つ人を調達してくるか、内部の人材を教育してスキルを身につけるかです。

 外部から調達する予算があるときはいいのですが、往々にして内部の人材を教育それも独習に近い形で泥縄式に行いなんとかせざるを得ないということがあります。

 もしくは、できないのを承知で無理やりやらせるという、まるでイジメのような状況になります。

 PMにとってはなかなかつらいシチュエーションです。




▼次回はこの状況をさらに突っ込んでを検討していきます。