プロジェクトマネジメントと組織 -6- | キットPM奮闘記 改め キットビジネスアナリスト奮闘記

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PMの世界からビジネスアナリストへ、キットPM2.0を目指して奮闘中です。BAを超上流とか言いますが、当たり前のようで難しいビジネス要件をどうやればちゃんとまとめられるのか、皆さんとご一緒に考えていきます。

私、キットPMはこの度の地震と津波に被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。また、亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。

 少しでも被災された皆様のお役に立ちたい、それにはどうしたらよいかキットPMなりに考えましたが、やはり本職のノウハウのご提供が一番だと思い立ちました。被災された中小企業の皆様のために、緊急のプロジェクトの立上げやプロジェクトのリカバリを行う場合の計画立案のために、キットPMの方ハウを無償でご提供いたします。

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■今日は朝から雨が降り続いています。少し肌寒い感じです、気温差が大きいので風邪などおひきにならないようにご自愛ください。

 2週間前に植えたゴーヤの苗が大分大きくなってきました。これからこのブログの休憩室で成長の観察日記をアップして行こうかと考えています。ゴーヤを植えたのは、キットPMの家が斜面に立っているために南向きのベランダが日当たりが良すぎて夏の暑さが大変なので、グリーンカーテンにトライすることにしたからです。

■さて、前回プロジェクトと外部協力会社との関係について考えました。時には利害関係が対立する場合もある2者の関係の中で、プロジェクトの目的達成という1点でどこまで良好な関係を築けるかにかかっていると思います。

 そういう意味で前回一点言い忘れました。それはプロジェクトの目的の中に「SIerが健全な利益を上げる」を加えて、プロジェクトを運営することが出来ないかということです。これも理想的過ぎる話かもしれませんが、発注者側が全ての責任をSIerに押し付けてSIer一人赤字を被るということも、まま見かけることです。キットPMがPMを志したのは、SIerの立場としてこのような状況を沢山に見てきたからなのです。

 プロジェクトで発生する障害は理由は様々ですが、その責任が発注者側か受託側のどちらか一方に帰することは殆どありません。つまり、双方に原因があるということです。それを双方が理解してともに解決する努力をすべきだと考えます。

■本日はプロジェクトと上位組織について考えて行きます。と前回予告しましたが、よく考えると(良く考えなくても)すでに一度ここで考えたテーマでした。「いやぁー最近物忘れが激しくって」などといっている場合ではありませんが(笑

■ちょっと整理しますね。これまで「プロジェクトと上位組織」「プロジェクト内部」「プロジェクトと外部協力会社」について考えてきました。

 その中で上位組織との関係を良好に保つためにPMOの存在があるというお話をしました。本日は最後の組織的な関係として「プロジェクトとPMO」について考えてみます。

■以前、モダンプロジェクトマネジメントを効果的に導入するにはPMOとセットでないといけないとお話しました。

 ではなぜそうなのか? そうですね、あくまでテンポラリな組織であるプロジェクトはその権限がどうしても制限されてしまうので、それを補完するために常設組織として権限を持ったPMOが必要になるということです。

 つまりPMOとプロジェクトは補完の関係にあるということです。補完するということはプロジェクトがその目的を達成するためのの(正しい)行動が阻害される場合、その障害を取り除くということです。
 そのために、目的と権限を持つわけです。これは、プロジェクトと外部組織の関係をプロジェクトの目的達成のために調整するという機能になります。

■PMOには他にも幾つかの大きな役割があります。ただし、その役割のどれを現実のPMOに持たせるかは企業文化や方針、能力などによって違ってきますので、これが正しいPMOの役割だ!というものは存在しません。念の為に。

 では一般的に考えられるPMOの役割とはなんでしょうか。まずすぐに思いつくのはPM事務局としての機能です。

 PM事務局とはプロジェクト運営で必要なドキュメントなどを管理するライブラリアンという機能や、勤怠管理や会議招集、議事録作成配布などの潤滑材的な機能を果たすものです。プロジェクト規模が大きくなればばるほど重要になります。
 この機能はプロジェクト毎に持つこともありますが、それなりの専門性が必要となるためにPMOに置くこともあります。

■次にプロジェクト監査機能です。監査機能とはプロジェクトの状況を把握し、問題があれば改善を指示する機能です。

 ただし、キットPMはこの機能を掲げることについて疑問を持っています。キットPMはPMOはあくまでプロジェクトがその目的を達成するためPMをサポートをする、機関だと考えているからです。つまりPMに指示命令するのではなく、正しい方向に導くという考え方をしているからです。でないとPMの立場が守れなくなるからです。ハードワークを行っているPMのモチベーションを潰してはいけません。

■次はPMガイドラインの策定と啓蒙です。企業毎の事情に合わせて現実的なPM手法についてのルールが必要となります。これを一元的に作成管理する機能です。
 
 また、それに伴いPMやプロジェクトメンバーを教育することも重要な機能です。

■最後に、プロジェクト結果の評価とPMの評価です。プロジェクトは終了後消えてなくなりますが、直接的な成果はそれを利用する組織に引き継がれます。

 一方プロジェクトが獲得した、プロジェクト運営ノウハウや育成効果、問題解決手法の効果などのプロジェクト目的外の成果を一元的に取りまとめて、企業の重要な資産として再利用可能にする必要があります。

 これができるのはPMOだけですね。

■いかがでしたか?プロジェクトPMOの関係が少しは整理できたでしょうか。申し上げたようにPMOの機能はこれが正解というものはありません。組織のリテラシーや成熟度によってその役割も変わってきますが、企業の中で重要な機能となることは間違いありません。

 次回からは新しいテーマで考えていきます。まだテーマは決まっていません。