私、キットPMはプロジェクトマネジメントに関する
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■今日は大寒だそうです。一年で一番寒い時期だそうです。って、「そんなん言われんでも解ってるわ~」とツッコミたくなりそうな日が続いてますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
キットPMは明日からの東北出張に備えて防寒対策について、あれこれ悩んでいます。でも、寒いと美味しくなるものも沢山あるんですよね~。それが出張の楽しみです。(笑)
なんのための出張か?というお言葉が聞こえてきそうですが、そんなものにはめげずに行ってきます。やっぱりあんこう鍋かな?
■前回、モダンPMを導入するときにどうしても必要となる要素として、ルール化について考察しました。ここで言うルールとは、プロジェクトをプロジェクトとして公認するためのルール(プロジェクトポートフォリオ)とプロジェクトの重要性と管理コストのバランスをとるため、管理レベルを定め運用のガイドラインを用意するということ。また、そのとき大切なのは自社の文化や方針などを考慮し、会社になじむようにすることでした。
実はこの他にも定めないと行けないルールは沢山あります。例えば、プロジェクトメンバーの評価方法について、プロジェクトによる評価と、メンバーが本来所属するライン(業務命令系統)長による評価との整合性をどう取るかという非常に繊細で重要なルールも必要になります。企業の既存のルールとの調整という大仕事となります。
また、PMの権限の範囲やプロジェクトオーナーの権限と役割などを明確にし、企業内で共通認識として認知する必要があります。つまりちゃんと公示し、社内に周知徹底するということですね。
■では、ルールを決めればそれでなんとかなるかというとそうではない、のは誰もが知っていることですね。ルールを作成し周知するための活動に加えて、ルールを見直す活動も継続的に進めていく必要があります。
これは、ISOの取得と適用、運用のパターンと良く似ていると思います。ISOの場合は第三者機関による定期監査があって、運用レベルを判定されます。でも、プロジェクトマネジメントにはそのような機関は存在しません。PMI(プロジェクトマネジメント協会)日本支部やPMAJ(日本プロジェクトマネジメント協会)などの機関は存在しますが、いづれもモダンPMの普及や認定資格制度の展開がメインで、ISOのような制度そのものの導入レベルを審査、認定、監査するようなものではありません。あくまでモダンPM手法の普及を図るための組織となっています。
つまり、社内でモダンPMの普及を図ろうとすると、どうしてもその活動を支え、維持するための組織が必要となるということです。その組織のことを「PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)」といいます。
■最近ではPMOそのものの認知度はかなり上がっていると感じていますが、PMOのイメージというか定義については、立場や考え方によって千差万別です。
よくあるのは、先ほど上げたISOのように運用規定を「審査」し、運用実態を「監査」する機関としての位置づけです。まぁ、一つの考え方であるし、方法論としては理解できなくもありません。特に大手のSIerのPMO部門は監査部門として存在しているようです。ようですというのは、キットPM自身はその現場を経験したことがなく、伝聞情報だからですが。でも、さもありなんという感じです。
また、教育機関として機能する場合もあるようです。モダンPMの手法や社内ルールを教育するわけです。この場合、教育そのものは外部に委託することが多いようです。
両者に共通するのは、プロジェクト運営の責任者であるPMの活動を支えるというよりは、PM制度確立のための働きをするということです。誤解のないように言っておきますが、キットPMとしてはこれらの活動を否定するものではありませんし、一つの考え方であると思っています。特に、継続的な教育活動の重要性は痛切に感じています。
■では、キットPMが考えるPMOとはどういうものでしょうか。第一義的には、個々のプロジェクトの成功そのものをサポートするという観点を持つものです。PMOはプロジェクトの成功のためにこそ存在する組織なわけですから、当たり前ですね。
具体的にはPMと一緒に悩み、考え、よりよい活動を見つけ出すということになります。プロジェクトとは、人格と同じように全て個性を持っています。ですから、画一的に「この場合はこうすればよい」という答えは存在しません。似たような状況であっても、なすべき行動は異なります。沢山ある選択肢から正解を選ぶのは”できるPM”であってもなかなか難しいものです。キットPMはそれをサポートすることが、PMOの役割だと思っています。
■モダンPMだけでも大変なのに、PMOとは!と思われるかもしれませんがPMOの存在はPMと車の両輪の関係にあります。どちらも同期して回転しないと、真っ直ぐ前には進めないのです。
ということで、次回はPMOの役割についてもう少し突っ込んで考えたいと思います。