ウーゴ・ルイスVSヨンフレス・パレホ | 内山眞太郎67歳の挑戦!

内山眞太郎67歳の挑戦!

ボクシング第24代日本バンタム級王者「内山眞太郎」が、67歳でもまだまだ進化出来るを証明するべく、限界へ挑戦し続ける!

今回は、6月18日にWOWOWエキサイトマッチで放送されたWBA暫定世界バンタム級タイトルマッチ「ウーゴ・ルイスVSヨンフレス・パレホ」について書いていきます。

前回と同じく、息子HEUYのブログとの相互リンクで解説していこうと思います。

HUEYは試合の流れを中心に、私は技術解説を中心に記載します。


HUEYのブログ「忍者の歌」http://ameblo.jp/ninjasinger/

今回の試合の記事http://ameblo.jp/ninjasinger/entry-11283593344.html


合わせてご覧頂下さい。



まずは今回の試合における、ルイスとパレホの特徴について整理したいと思います。

2人とも私は初めて見た選手なので、元々どのような試合運びをする選手かはわかりませんが、今回の試合で感じた事を書きます。


ルイス:①長いリーチを活かし、射程距離が遠く、正確にスピードのあるパンチを出してくる。

     ②フットワークを使わず、メキシカン特有の、上体だけを使ってパンチを打つ選手。

      (カルロス・サラテを思い出す)


パレホ①アウトボクサーという割には今回の試合、フットワークにあまり生彩が無いように見えた。

      ルイスよりリーチが短い分、フットワークを多く使う事が必要だと思った。


ではこれから、試合全体の中で感じた事、気づいた事を解説しながら、2つのテーマに絞って書いていく事にします。




1、お互いアウトボクサーの傾向がある中、ルイスが左の刺し合いを制し、パレホは制する事が出来なか

  った。パレホはどうすればペースを握れたのか。


ルイス選手の方が、自分の持ち味であるリーチを活かして、ジャブワンツーを出していました。

スピードもキレもあるパンチだと思います。上にも書きましたがメキシカン特有のあまりフットワークを使わないボクサーなので、パレホ選手がフットワークを使えばルイス選手のパンチをさばく事が出来きそうだと思い見てましたが、フットワークを使わず距離もつかめずに、打ちにくそうに見えました。 

陣営の作戦、指示が気になりますが、私なら以下のような戦法を授けると思います。

フットワークで右回り左回りして、的を絞らせない。

ルイス選手はフットワークが苦手なようなので、左右に揺さぶり、ルイス選手が前に出てきた瞬間に速いジャブを合わせる。そして一瞬ルイスが止まった瞬間に右にサイドステップし、右アッパー、右ショートストレートを打つ。これによりルイス選手はリズムを崩し、得意のワンツーが打ちづらくなる。

当然ワンツーが当たらなければルイス選手はアッパー、フックを打ってくる。

そうしたらスウェーバックで交わし、すぐサイドから懐に入り、ボディーから顔面にアッパー、フックを返してルイス選手の動きを止める!

パレホ選手はこういった細かい動きをする力を持っているのだから、これを実行するべきだったのに、得意ではない中間距離で戦ってしまった。


2、ルイス選手が今後更なる飛躍をするためのポイントを、この試合の流れの例を元に解説


ルイス選手はジャブの出し方をさらに工夫する事で、もっと試合を楽に進める事が出来た。

今回もジャブワンツー、アッパーフックも、スピード、パワーは申し分なかった。

あの鋭いアッパーはなかなか避けるのが難しい。しかし今回、ちょっと勝負を急ぎすぎたようにも見えた。

KOを狙って力んだのか、肩に力が入りすぎていたように見えた。

今のワンツーストレートを中心に、ショートパンチをさらに活かすには、やはりジャブの出し方を変える事により、もっと早くチャンスが来るように思えた。ジャブも同じパターンの出し方でなく、相手との距離、相手の動くスピードにより、3つのパターンのジャブを用意する。

①遠くに打つ長いジャブ

②近距離で打つ短いジャブ

③スピードの強弱をつけたジャブ

これにより、動きの速い相手でもコントロール出来る。

これに加えて、右、又は左にサイドステップして、アッパーフックを打ち込むと、フィニッシュはもっと早くなったと思う。


最後に、ルイスはこれから色々な選手と戦って防衛していかなければならない。

私が思うに、同級のWBC王者の山中選手のような足の速いアウトボクサーは苦手なタイプだと思う。

もし対戦の機会があれば、その時こそルイスの真価が問われる試合になるだろう。