最終回ですってよ。

ちなみに、4分割です。

 

本当は、WeTVのVIPの方は、1話分、前倒しでご覧になれていたので、巷では、かなり早くからその内容も出回ってはいましたね。

最初からでしたっけ? 

6話のあとのスペシャルエピソードあたりでズレてきたような記憶があるんですけどね、はっきりとは覚えてません(笑)

私は、通常ペースでの筋追いをこなすのに精いっぱいなので、結局、このタイミングでのアップとなってます。

 

 

【おことわり】

こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。

ラストまでの完全ネタバレです。

なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。

誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦

いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『TOP FORM 』

กอดกันมั้ย นายตัวท็อป

  2025年(Thailand)20.March~ 15.May

 45分×全11話  

 原作:"抱かれたい男1位に脅されています。" by 桜日梯子

   制作:WeTV Original

 演出:"Boss" Wasakorn Khumklaowiriya

 対象年齢:18歳以上 ๑๘+

 

 

TOP FORM EP.11

 

#11-1

 

今日は、いきなり、オープニングからだわ。。

最終回はやることいっぱいあんだよ、単刀直入にいくぞ、的な?

 

~チャンネルS ロビー~

あら、珍しい。

AkinとJinの雑誌の写真特集を見ているNaruと、イライラしながら向かい側でふんぞり返って座っているJohnny。

 

Naru「このお二人ってお似合いですよね。ほら・・カップル写真でも、こ~んなに相性いいし、なんか本物のカップルみたいじゃないですか」

あの時、4人で撮影した写真も含まれてますね。

 

Johnny「お前、いくつだよ? 恋愛に関してなんでもかんでもわかった風な口ききやがって!」

 

Johnnyからバッサリ言われて、しゅんとしょげながらも、その実、まったく堪えてなさそうなNaru(笑)

 

その感じを見て、「おいお前、まさか恋人いるのか?」と前のめりになるJohnny。

お兄さん、ムキになりすぎですよ(笑)

 

Johnny「おい!」

Naru「やめてくださいよ」

 

Johnny「お前、まじで相手いんのか?」

無意識でしょうけど、こんなトーンで、恋に恋するお年頃の高校生追い込むことないよね(笑)

 

Naru「よしてください、P’Johnny」

雑誌を胸に抱くNaru。

 

さすがに、ちょっとだけ冷静になって座りなおすJohnny。

 

Johnny「お前の年で、なんで、恋人なんてつくろうとしたんだよ?」

これ、かなり不機嫌になってますよね(笑)

 

Naru「恋人なんていませんよ」

ちょっと必死に否定するNaru。

 

Naru「僕は、ただ、P’AkinとP’Jinのシップなんですぅ」

言い返すNaru。

 

それはそれで、いろいろとおもしろくなさそうなJohnny。

爆笑爆笑爆笑爆笑爆笑

 

Naru「でも今年は、“抱かれたい男”、誰に投票するかわかりませんけどね」

 

わざとらしくジャケットを整え始めるJohnny。

Johnny「もし、誰に投票するのかわかってないなら、俺に投票したらどうだ?」

 

本気で嫌そうに、眉を顰めるNaru。

 

Naru「もし、P’に投票するくらいなら、自分に投票しますよ、べ~!」

席を立つNaru。

Johnny「なんだよ、ガキが」

テーブルの上の雑誌も一緒に持ち去るNaru。

Naru「P’なんてしりませんよ~だ」

 

Johnny「おい、それ、俺のだぞ!」

 

なに、ムキになってんだ、俺?

なんででしょうねぇ(笑)

 

この二人・・・きっともっと面白くなりそうですよね。

 

EPISODE 11

MI TESORO

 

~Akinの事務所~

 

ここで、前回のラストの振り返りシーンが入りますけど、若干、端折りながら進んでますね。

 

アナウンサー<シグマエンターテイメントは、Mariaの最も象徴的な舞台劇のひとつである『FLOWER AND TEAR』を復活させると発表したばかりです。>

 

みんなニュースに釘付けです。

 

Ning社長「一体、どうなってるの?Jade?」

 

Jade「それは・・・」

 

P’Sai「こんな無礼な話をどう思う? 彼らは、実の孫の目の前で、権利を買い漁ってるんだ」

かなりのお怒りモードです。

 

 

Jin「とにかく、我々が、権利を買い戻すための、なにか方法はあるんですか?」

冷静に話をすすめようとするJin。

 

ため息をつくJade。

Jade「今の状況から判断すると、たとえ、我々が向こうに膝を折り、頭を垂れて懇願したとしても、彼らが譲るなんてことはありえない」

 

Akin「やるよ」

え・・・と動きを止める一同。

 

Akin「例え、跪いて床に頭をこすり付けなきゃならないとしても、俺はやる」

 

 

・・・というやり取りの後、シグマエンターテイメントを訪ねたAkinとJin。

 

~シグマ 社長室~

 口火を切ったのはJin。

Jin「シグマが、Mariaさんの舞台の権利を買い、映画にリメイクしようとしていると聞きました」

この真剣な眼差し、完全に、人懐っこい大型ワンコの成りは潜めてます。

 

ちらりとAkinを見てから、「偶然ですね」と話をすすめるJin。

 

Jin「私とP’Akinも、ちょうどこれを映画化しようと考えていたところなんです」

 

やはり来たか、と一瞬うっすらと笑う社長。

 

社長「たしかに、まさに偶然だな。だが、その映画化権が、シグマの手のうちにあるとは・・なんとも残念なことだ。君よりも先に、映画化の件をすすめてしまったこと、謝りたい」

この発言で、シグマが権利関係を手放す気などさらさらないことがわかり、ちらっと、社長を見るJin。

 

Akinは、Jinが社長の挑発にのるのではないか、とそれもすごく気にしてるね。

 

社長「だが、今となっては、人々がMariaの死に関心があることを君も理解しないとならないだろう」

 

Mariaさんの死は利用するに値すると言われたようで、さすがに、顔をあげるAkin。

 

社長「もし今、この機を逃せば、こういった機会がいつめぐってくるかわからないからね」

 わざと神経を逆なでしてくる社長。

ムキームキームキームキームキー

 

Jin「謝罪なさる必要はありません。シグマは、この映画を素晴らしいものにするのに十分な資本力のある大きな企業ですから」

大丈夫、Jinもそこまでバカじゃないです。

 

社長「・・・・・」

Jinが何を言い出すのか、ちょっと計りかねてる感じ。

 

Jin「P’Akinと私もそれに異論はありません。ですが、P’Akinも、この映画製作に参加したらもっといいのではないでしょうか?」

 

おもむろに、自身が描き起こした、祖母Mariaの『FLOWER AND TEAR』の脚本を映画用にリメイクした台本を、社長の前に差し出すAkin。

 

Akin「この件に関しては、私達は同じ目的のもとにいるわけですし、私は、この映画をなんとしても、最高のものにしたいんです。なぜなら、これは、私にとって祖母との、記憶の手紙のやりとりだからです。したがって、この物語を語るのに私以上に適任な人間はおりません」

社長「・・・・・・」

Jin「P’Akinは、Mariaさんの実の孫なんです。考えてもみてください。もし、P’Akinが、この映画の主人公を演じ、そして、その台本も書いたとなれば、 一体、どれだけの注目を集めることになるでしょうか?」

 

シグマにとっても悪い話じゃない、考えるまでもないことでしょう、と、圧を掛けるJin。

 

でも、この社長からしてみれば、そんなことはどうでもいいんです

 

社長「(そんなことより)身を退くことを考えたらどうかね?」

とうとう、本題に入った社長が、Akinが書いた原稿を払いのける。

 

Jin「・・・・・・・」

Akinの手を強く握るJin。

ここは、自ら望んで出向いてきた戦いの場なんです。

これくらいのことで、動揺をみせるわけにはいかないんです。

 

でも、AkinファーストのJinが、よくぞ我慢できてるよ。

それもこれも、『FLOWER AND TEAR』のためだよね。

 

Akin「実は、私も同じことを思っていました。実際、私は適任者とは言えないかもしれません。当時、祖母が私のために書いてくれた役は、今の私にはまったく合わないからです。ですが、もし、私が参加しないとなれば、Jinに、この映画の主人公役をお願いできませんか?

 

驚き、隣のAkinを見るJin。

この考えは、事前打ち合わせなし、初耳だったのね。

 

Akin「Jinは、シグマの所属俳優です。もし、Jinがこの映画で演じるのであれば、間違いなく、お宅の会社にとっても悪い話ではないはずです。私はただ、私と祖母の脚本を使い、映画化したいだけなんです。」

 

言い切ったAkin。

 

テーブルの下で、固く手を握りながらも、Akinが出演しない、ということにためらいを覚えるJin。

 

社長「この提案が、我が社の利益になると、本気で考えているのかね?」

シグマの主要メンバーの上位4名の写真を見せる社長。

 

社長「うちの、最も価値あるとされている商品は、すでに、バーゲン品のゴミ箱行きと化しているんだ」

 

な、なんてことを・・・

少し目を見開くAkin。

当然、十分、自分のことだとわかっているので、至って、冷やかなJin。

 

社長「さらに、彼は、反抗的であり、不服従で、我々の指示に従わず、うちの仕事を台無しにしてばかりだ。これも全て、君のせいなんだぞ

 

憎々し気に、Akinを指さす社長。

長年の積もり積もったものも込めてますね。

 

Jin「ですが、P’Akinと私の状況と、この映画とは何の関係もなく・・」

そこへ畳み掛けるAkin。 

Akin「お願いです。この映画は私にとって、本当に大切なものなんです」

 

社長「そんなに重要なら、君たち二人が別れたらどうなんだね」

 

Jin「社長!(怒)」

Jinの中で、急速に、怒りが沸騰しはじめたよ。

 

社長「もし、このような君らの関係が仕事やビジネスにおいて利益をもたらすと、君たち二人が本気で考えているのであれば・・・まぁ、いいだろう。いかに、外の社会がどう反応するのか、私も知りたいところだね。 二人の俳優が・・その・・なんと言ったかな? ああ、LGBTとかなんとか・・か」

このいかにも、蔑すみきった顔。

 ムキームキームキームキームキームキー

社長「・・・私も興味があるんでね」

 

Jin「・・・・・・・」

 

社長「私はもはや、君たち二人は、私となにか交渉できるような立場にないと考えている。もうお引き取り願いたい。これ以上、話し合うことはない」

 

完敗でした。

 

それでも、原稿だけは置いていくAkin。

 

二人が退室するのを、苦々しく見ている社長。

 

 

~Jinの部屋~

 

帰宅後、失意のどん底にいる二人。

 

Akin「Jun・・・」

すでに、目尻に溜まってきた涙をこぼさないように、天上を向くAkin。

Akin「疲れたよ・・・」

 

Akinの背中を支えるJin。

Akin「すごく・・疲れた。・・どうしたらいいのかな?俺、諦めたくないんだ」

 

なにも言葉がないJin。

 

Akin「それに、もうこれ以上泣きたくなんてないんだ」

そう言ってるそばから、涙がポロポロこぼれてる。

 

Jin「どうか、諦めたりしないでください。・・・・オレが傍にいますから」

 

「自分が傍にいる・・」という一言を言うまでの数秒のタメが、Jinが自分自身で感じている無力さを表してるようで、辛い。

ある程度は譲歩するのは仕方がないとしても、まさか、あれほどシグマに対して、歯が立たないなんて、思ってなかったんじゃないかな。

 

Jin「P’Kinは一人じゃありません」

声が震えてるJin。

無力な二人だからこそ・・この手を離しちゃいけないってわかっててよかった。

だてに今まで、何度も危機を乗り越えてきたわけじゃありません。

 

 

~どこかのスイートルーム? それとも、シグマの特別室?~

 

これは、シグマによって、書かれた脚本よね。

 

社長「ああ、イライラする。今日、あの子(Akin)が・・その“Maria(の舞台)”の台本を別のものにしてくれ、と俺にせがんできたんだ」

 

ソファに腰掛けてるのは、Judy。

え、ここ、つながってるんだ。

とは言え、このうんざり顔の恋多きトップ女優さんと、シグマの社長がそういう関係にあるとは思いたくもありませんけども。

 

社長「実に迷惑な話だ」

 

ワイングラスを持ち、吐き捨てる社長。

 

Judyが手にしてるのは・・・Akinが置いていったほうのシナリオね。

 

社長「あの金髪のガキをどこまで押し上げられるかすら、わからんよ。」

 

すでに、真剣な目ででシナリオを追っているJudy。

 

社長「最近、奴は、調子にのってきている」

不快そうに、首を横にふる社長。

 

Judy「私がはじめて、この業界に入った当時、あなたが私を今の地位まで押し上げてくれたでしょ」

おお、逆を言えば、今のシグマの基盤を作れたのは、Judyのおかげでもあったわけね。

 

社長「だが、あの頃とは同じじゃない。わかってるだろ、Judy。まじで、あいつらは迷惑の極みだよ」

お仕事上のあれこれに加え、同性愛への偏見もかなり入ってる気がします。


Judy、すでに、社長の話なんかよりも、Akinのシナリオに夢中。

 

社長「Judy・・」

 

さっと、右手をあげて、ちょっと待って、と止めるJudy。

ここ、かっこいいよね。

 

Judyの目から、ポロリと涙が落ちる。

 

社長「・・・・・!」

Judyの様子を見れば、もし彼女が演じるのであれば、どっちの“ホン(脚本)”を演じたいのか、一目瞭然よ。

 

Judyを残し、黙って、いなくなる社長。


 

ここで、切ります。


 

★『TOP FORM』 Ep.11-1 雑感★ 

 

もともと、シグマによく思われてなかったことは承知の上だったでしょうけど、シグマにとって、Akinがどれだけ邪魔な存在だったのか、ということがはっきりわかっちゃいましたね。

 

この世慣れた社長が、Jinが言ったような祖母と孫息子の美談に食いつかず、それどころか、カネにモノを言わせて、孫や遺族の意向を振り切って、映画制作を強行したなんてことが発覚したら、世間の評価がどう動くか、わかってるに決まってるじゃん。

 

おそらく、社長の頭の中には、これからの動きは出来上がってるはず。

権利取得に多少費用が掛かったとしても、Akinの台本に変更したところで、別に、シグマの腹は痛みません。

それより、引き換えに、邪魔者のAkinを退けられるなら安いものです。

 

最後・・・Akinの台本をJudyに見せたのは、社長。

 

最終的な脚本の良し悪しを、役者として信頼するJudyにジャッジさせたように、私には見えたけどなぁ。

 

ついつい、都合のいいように解釈しちゃうんですよね。

 

★『TOP FORM』 Ep.11-2に続く★