さて、では、はじめていきましょうか。

 

今回の、“ざっくり視聴”は、主人公二人が出会うところあたりまでを予定しています。

だいたい、内容的には、本編第1話「都の怪事件」/ 第2話「相棒誕生」の途中くらいです。

申し訳ないのですが、それ以降については、何も手を付けておりませんので、次の記事【その2】で一旦、終わりです。

 

 

いつものごとく、本格的なネタバレですので、そのあたり、ご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。お願い

 

 『成化十四年

 The Sleuth of Ming Dynasty

 2020年(中国)Apr.1~ May.15/2020

 45分×全48話

 制作:iQiyi

 配信:Meng Xi Shi (梦溪石)  

 演出:Yang Huan 杨欢、Yang Tai杨泰

 対象年齢:15歳以上 

 

ちなみに、ドラマ公式サイト:『成化十四年~都に咲く秘密~』ドラマ公式サイト|ポニーキャニオン が置かれてます。

 

【皇太子ご学友誘拐事件】

 

ドラマが始まり、だれよりも先に登場したのが、ジャッキー・リーこと、班目洋子。

食堂の女将、東姑です。

いや、まじで似合う(笑)

こんなにも、堂々と、ふてぶてしくも“ただものではない”感、普通、登場一発目で出せる?(笑)

『HERO』の「あるよ」のマスターばりの存在感ですが、ただ、こちらは、もうちょっと客商売っ気があります。

 

そう、(料理上手な隋州と知り合う前までは)ここで、お腹を満たしていたグルメな唐泛。

 

この広い帝都の中で、こだわりだらけの「料理蘊蓄(うんちく)」をもつ唐泛が要望するあれやこれやを叶え、料理人に指示、そして提供できる、唯一の人、それが「東姑さん」!

(ちなみに、この唐泛が持ってるお箸、いつも持ち歩いてるマイ箸なの。(笑)噂では翡翠。)

 

 ただし、この店は、単に、食事を供給する場所にあらず。

当然、ここには、常に、店主の東姑がいます。← これが重要なの。

昼夜を問わず、役所・屋敷・事件現場、そして地方(に飛ばされる)などなどをふらふらしてて、どこにいるか(行かされるか)わからない主人公たちや関係者にとって、信頼できる“砦”みたいな場所なのです。

ドラマ全般をとおし、もっと活躍しても良かったくらいなのになぁ、と思うキャラクターの一人です。

ね、こうして、ちゃんと、主要キャストの画像も作ってもらってるでしょ?(笑)

あれ、冬姑になってる(@_@;)

たぶん、東姑で合ってるはず。

 

さて、山積する事件の審理に頭を抱え、にっちもさっちもいかず、食事中だった唐泛を呼び戻すのが、順天府の長官・潘賓(はんびん)

この方、結構、出てくるので、一応、お顔出しておきます。当初は、唐泛の上役です。

決して性格も家柄も飛びぬけて悪くないのに、俗に言う“ザ・小市民”

いい意味で、(世事や推理に関心がありすぎて、首をつっこみたがる)唐泛に対して、浮世の処世術を説いたりして、いろいろ思いとどまらせようとしてきますが、根は悪くない(笑)

私は、びんびんと呼んでます(笑)

 

その呼び戻すやり方というのが、部下の役人に、焼いてる肉を七輪ごと抱えさせ、順天府にむけて、猛ダッシュさせるという荒業。

否応なく、ダッシュで追いかける唐泛。

コントか!😂

 

唐泛をテーブルにつかせた潘賓(はんびん)、「食べながらでいいから、話を聞け」と厳命。

すると、唐泛は、一人一人じゃ時間がかかってしかたがない、と、いわゆる聖徳太子方式で、官吏たちを横並びにさせ、

料理を堪能しながら、一斉に、それぞれの民の申し立てを読み上げさせ、全て把握。

その後、実際の現場に出向き、推理を披露するという探偵能力を見せつけてくれます。

事件の聴取に当たっても、見た目、非力で“人の好さそうなおじいの本性(馬泥棒)”も、きっちり見逃しません。

 

ここで披露された、名もなき小さな事件の内容・解決については、申し訳ありませんが割愛。 

ま、このあたりは、自己紹介がわりの軽いジャブみたいなものですね(笑)

 

 
・・・と、ここまで書いてきましたが、タイトル【皇太子ご学友誘拐事件】に関連して、実は、その前段階で【廓殺人事件】というのがありまして、最初は、それらを交互に見ていく感じになりますね。

つまり、この2つの事件が、今後出てくる主要キャストたちの、本格的な紹介となってきます。

【廓(歓意楼/かんいろう)殺人事件】

上記のごとく、さくっと細々(こまごま)とした事件を解決した唐泛、役所から帰途についた際、途中、女性にちょっかいをかけていた、有力貴族「武安侯」の嫡男・鄭誠(ツェンチェン)と口論になり騒ぎを起こしちゃう。

この鄭誠、顔はそこそこイケてる気がしないでもないけど、マジで、どら息子なの

 

ちなみに、唐泛は、たった一人の姉を嫁に出した際に、姉が婚家でバカにされないように、ありったけの財産を持参金として持たせたので、住んでる家は貸家で、給料は、ほぼ食道楽に消えるため、極貧ひとり暮らし。

なので、家に帰れば、こっそり作家のバイトもしています(笑)

公務員(!)ゆえ、表立って、作家を名乗れず、量産もできないので、この副業で儲けることもできず。

 

ここんちの大家さんの侍女、トンア(13歳)が、なにかと世話を焼いてくれてるって感じ。

トンア、おませちゃんで、超可愛いの。大好き。後に才能が開花するんですけど、頭もめっちゃくちゃいいの。

中の人、钿甜ちゃんは、2007年生まれなので、2025年時で17歳。このドラマ当時、本当に、12~13歳だったんだよね。

 

その夜、上司の潘賓に再度呼び出された唐泛は、偶然にも昼間、市場の通りでモメた鄭誠が、妓楼で死んだと聞かされ、否応なく、前段階事件に巻き込まれるという不運。 

 

【皇太子ご学友誘拐事件】

一方、錦衣衛の隋州(スイ・ジョウ/字は広川)は、地方の片田舎で食堂を営む、逃亡した元軍人を捕まえるために部下を伴って出張中。

ここで、早速、ジャッキーチェン監修のアクションが見られるんですわ~~(笑)

 

その逃亡軍人がこの人、賈逵(ジアクゥイ)。 ← 名前表記がむつかしいんだわ。

わざわざ時間や労力をかけて、錦衣衛の隋州に探索させるくらい、価値のある軍人ということですね。

この方も、また、のちのち、出番ありあり。

 

実は、隋州も元軍人。

ワイヤーなんぞじゃ、飛ばないよ(笑)

地道に、殴る、蹴る!ふっとばされる(笑)

 

隋州自身、少し手合わせをした段階で、自分や自分が連れてきた部下全員でかかっても敵わないくらいの、賈逵(ジアクゥイ)の圧倒的な強さを把握。

でも、賈逵(ジアクゥイ)は、家族(奥さんとまだ幼い息子)の命の無事と引き換えに、

おとなしく都に連行される道を選ぶの。えーん

 

【廓(歓意楼/かんいろう)殺人事件】

とりあえず、唐泛が巻き込まれた廓での事件からいきますね。

唐泛が駆け付けると、布団に横たわる、例のバカ息子鄭誠の亡骸と、そのそばで、首を吊っている若い女性・・・といういきなりセンセーションな事件現場。

検死と報告をしてくれた医師とは別に、寝台のところにいるのは、もともと唐泛の親友で、応援で駆り出された医師の裴淮(ペイファイ)

 

手がかりは、布団の中に隠されていた薬瓶。

そして、強い力で引っかかれていた寝台の傷。

 

口喧嘩しながらも、事件究明のために、協力し合うことに。

 

裴淮も、重要人物です。

なにしろ、この手のドラマ、探偵ものには欠かせない医学的ジャッジを下せる能力の高い医師は、本当に貴重(笑)

ただ、裴淮は基本、婦人科が専門なんだけどね(笑)

ヘラヘラしてるところもあるけれど、実は優秀なお医者さんです。

早速、関係者を集めた事情聴取。

潘賓(はんびん)が、唐泛のことを、頼りになる推官「唐潤青(タン・ルンチン)」と紹介してますね。

 

いつも鄭誠が指名する清姿という妓女が、その晩は体調が悪く、バカ息子の相手をできず。

中国語でも、花魁と表記されてるのがなんだか新鮮。

日本の“花魁”という呼び名は、もともと「おいらん(おいらんとこのねえさん)」という言葉が先にあり、宗時代の妓女の名前に当て字したという説あり。

 

かなり酔っていたこともあり、隣の部屋で休ませた。

夜中(亥の刻)に様子を見に行ったら、鄭誠(バカ息子)は寝ていたので、声をかけなかった、という。

 

その後、鄭誠の下男が迎えに行き、事件が発覚したのが、子の刻。

 

じゃ、傍らで、首を吊っていた童女は誰だ、という話になり、歓意楼の妓女ではない、と証言する妓楼の女将。

 

例の薬瓶の中身は、「富陽春」なる強精剤(いまでいうバイアグラよね)で、鄭誠が常用していたことも判明。

いくら頑健な身体の殿方であっても毎回毎回は無理ですよ・・とさらりと説明する清姿、そこはもう、やはり廓の女。

清姿の依頼で、クスリを処方した薬屋「回春堂」の名前が浮上。

 

とにかく、家の体裁がなにより大事な父親の武安侯としては、

公的に大事にならないことが最優先。

廓での腹上死という不名誉な死であろうと、真相はどうであろうと、とにかく廓に金を払って口外禁止にすればよし・・とばかりに、さっさと終結させるつもり。

日頃、この家にとって、鄭誠がどれだけ厄介者だったかわかるって感じよ(笑)

武安侯・鄭英さんの命により、鄭誠の弟、次男(名前なんだっけ?)の手で、鄭誠の遺体は持ち帰られてしまう。

 

事件のせいで、結局、朝を迎えてしまった唐泛、東姑さんの店で、潘賓と一緒に、麺を食べることに。

食欲より、事件が気になって仕方がない唐泛。

 

<疑問点>

・死に際に吐いたと思われる鄭誠の口の中の血、室内は汚れていない。

・爪の間に木くず、床に搔き傷あり。絶命する前に、相当、もがき苦しんだと思われる。

 

この事件には絶対裏があるはずだ、と主張する唐泛と、融通を利かせろ、長いものには巻かれろ主義のびんびんとの間で、ひと悶着。

師兄びんびんが、唐泛にあれこれ言うのも、(両親がなく)後ろ盾のない唐泛のため、役人としてコツコツ出世していくために良かれ、と思ってる節ありなので、唐泛も、そこまで本気で強くは出られないのです。

 

【皇太子ご学友誘拐事件】

一方、皇太子のご学友の韓早がいなくなったことは、当然、皇宮内でも大騒ぎ。

自分を陥れる罠ではないか、と案ずる万貴妃にたいし、「私が対処いたします」と請け負う汪植(ワンジー)。

また、誰かを殺すのか。ショボーン

 

~御書房~

皇帝の執務室的な部屋で、皇帝との謁見を待っている尚明/シャンミン(東廠の長)と汪植/ワンジー(西廠の長)。

ここで、得意げに尚明が見せた飾りが、

兵部の余氏から送られたものだという話題になるんだけど、皇帝が来たことで、話しは中断になる。

 

この尚明も、後々、かなりの頻度で出てくる、目の上のたんこぶじいさんズの一人で、めんどくさい相手です。

武安侯の息子の鄭誠が死んだことは、既に、帝の耳に入っていて、持病のために亡くなった、ということになっているらしい。

 

どうも、真相はそうではなく、順天府の職務怠慢らしい、と帝に報告する尚明。

汪植も、不審死であることに同調、精査が必要と申し出る。

ここで、誰が指揮を執るのか、ということになり、東と西で、互いに譲らず。

 

結局、汪植の西廠が任に当たることに。

機嫌を損ねた尚明に、帰りしな、「兵部の余殿は昨晩、亡くなったそうですね」と話しかける汪植。

知らずに、死因を訊ねる尚明。

「毒酒をあおったそうですよ」と、

にっこり笑って去っていく汪植。

帝の命で、汪植が始末したに違いない、と悟った尚明。

仲間だと思われたらとんでもない、と、例のもらいものの飾りをその場に捨て去る。

ここらへん、汪植の、尚明の押え方も上手いんだよね。

っていうか、怖いんだよねぇ。

 

そんなわけで、汪植の今のところの立ち位置は、唐泛や隋州、そして、“目の上のたんこぶじいさんズ”たちとも一線を画し、独自路線です。

 

~賈逵(ジアクゥイ)護送の道中~

さて、ここで、隋州の過去のトラウマシーンが突然、出てきます。← このシーンは、何度も何度も、折に触れてできます。

隋州は元軍人で、自分の部隊が全滅した(本人としては、全滅させた)経験があって、

それが今でも、悪夢となって、隋州を苦しめているのです。

うなされている隋州を起こす部下の薛凌(シュエリン)

シュエリン、いい奴。

声を大にして言いたい。

 

賈逵(ジアクゥイ)を都まで護送する任務の途中、皇太子の学友・韓早(かんそう)が失踪したとの連絡が入り、急遽、都に呼び戻される隋州。

 

発つ前に、自分がいなくなったら、逃げるか?と、賈逵に訊ねる隋州。

首を横にふる賈逵(ジアクゥイ)

賈逵の元軍人としてのキャリアや尊厳を重んじている隋州が、部下に、賈逵(ジアクゥイ)の首枷を外すように命じるの。

躊躇う部下に、「(この男に)本気で逃げる気があれば、首枷があっても誰にも止められない」っていう隋州が、また、かっこいいのよ。

 

さて、舞台は、一路、都へ・・・というところで、ちょっと長くなったんで、一旦、切ろうかな。

 

★  【ざっくり視聴】『成化十四年』皇太子ご学友誘拐事件その2 に続く★