俄然、Roseが異彩を放ってきました(笑)
【おことわり】
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『Great Men Academy』
Great Men Academy สุภาพบุรุษสุดที่เลิฟ 愛すべき最強紳士
2019年(Thailand)Feb.6~ Jul.5
75分×全8話
制作:ナダオバンコク・LINE Thailand
脚本: Waewan Hongwiwat、Wanwaew Hongwiwat
演出:“Wan”Wannwaew Hongwiwat、“Waew” Waewwan Hongvivatana
対象年齢:13歳以上 ๑๓+
Great Men Academy
EP5 #5-1の続きです
~1階の教室~
夜の学校は、ただでさえ、不気味なんだよね。
Tangmoのあとを必死で追いかけてきたLove(♂)追いついたところで、Tangmoの腕にしがみつく。
Love(♂)「ねぇ、こんな風に揶揄わないでくださいよ!!」
必死を通り越して、悲壮です。
逆に、しがみつかれたTangmoは、笑みがこぼれそうです(笑)
この世に“恋”がある限り、怖さ程々なお化け屋敷は、なくならないコンテンツであってほしいなと思います(笑)
Tangmo「怖がれば怖がるほど、遭遇する可能性が高くなるらしいけど・・そういうの、聞いたことないか?」
真面目な顔をしてますが、Love(♂)の怖がりようをみて、内心、おかしくて仕方がないTangmo。
その時、開け放たれた扉の向こうを、す~~~と動く影が。。
Tangmoの、ただならぬ視線に気づいたLove(♂)
振り向くと・・・
Somが部屋に入ってこようとしているところでした。
慌てて、Love(♂)を引っ張って、物陰に隠れるTangmo。
ぎゅっと、TangmoにしがみついてるLove(♂)
Tangmo「お前は、他の奴らに知らせろ」
いつになく、真剣な口調で指示するTangmo。
すぐさま、打ち込み始めるLove(♂)
~図書室~
Meanのスマホに、メッセージ通知がピコン!
Nuclear「おい!」
スマホを取り出してみるMean。
~1階教室~
Love(♂)「うわ!!」
その口を慌てて押さえるTangmo。
~図書室~
Nuclear「まったく、臆病者だなぁ」
バカにするNuclear。
食い入るように、画面を見ているMean。
だって・・・
Mhon:幽霊を見つけた! 1階の教室!
Mhonのアカウントじゃん。。
うわ~~~、Love(♂)、しくじったね。。
Mean「Mhonが僕にメッセージを?」
~教室~
Love(♂)の口を押えてるTangmoと、目を見開いてTangmoを見てるLove(♂)
そして・・・背中を向けているSom。
・・・というところで、引き続き、次の、#5-2ですね。
Great Men Academy
EP5 Part2
~教室~
悲鳴をあげたLove(♂)の口を、咄嗟に押さえたTangmo。
Love(♂)、目をぱちくり。。。
ドクン、ドクン、ドクン
は・・っと、その手を離したTangmo。
今度は、し~っと指で、声を立てるな、と指示をして、いつものごとく、頭をパコン!
Tangmo「(口許だけで)騒ぐな!」
ようやく、Somの様子を見ると・・・密かに泣いているように、肩が震えている。
そこで、静かに立ち上がり、後ろから近づいていくTangmoとLove(♂)
外の廊下から、バタバタと足音が聞こえ、メッセージを読んだMean、Nuclear、そして、Vierが慌てて駆け付けてくる。
そのまま、入口に現れた三人に対して、無言で、(止まれ!と)手で制するTangmo。
こういう咄嗟の判断力も大事でしょ。。
私が審査員なら、加点しまくり(笑)
様子をうかがいながら、静かに、教室に入ってきた三人。
Vier「Som・・・落ち着いて・・いいね? お互い、ちゃんと話をしよう。」
後ろをむいたままのSom。
Vier「一体、なにがあったんだ? Som・・。俺たちに、話してくれないか?」
ゆっくりと振り向いたSom。
Nuclearの背中につかまってるMeanの怯えっぷり。(笑)
Som「突然、Yangが消えてしまったの。」
Yangって誰だ? が、皆の顔に浮かぶ。
Som「こうなる前は・・・彼がなんのメッセージも私に送らなくなる前には・・私たちは、愛し合ってるカップルだったの。電話をしても、出てくれない。会いに行っても、避けてばかり。自分がなにか悪いことをしたんじゃないかって、そんなことばかり考えてしまうの。どうして、彼は、私から逃げるの?・・自分には、本当になんの価値がないようにさえ、思ってしまう。」
それを聞きながら、まるで、我がことのように思えるMean。
Som「彼に対して、腹を立てていた時もあった。どうして、彼は、私にそんな残酷なことが出来るの・・って。」
だんだん、身につまされるMean。
そのまんま、最近の自分のことを言われているようです。
Som「彼が、私のことを思ってくれる日もあるって密かに願う日もあった。・・・私、こんな風になりたくなかったのに・・・」
Somが恋愛について問題を抱えていることは、この場にいる誰もが把握したものの、さて、どうしたものか・・と周囲を見回したTangmo。
その時、Meanの頭上に、「EMOTIONAL MATCHED」の表示が浮かびあがる。
自分でも、その表示に気づくMean。
Mean「(小声で) な、なにこれ?」
みんなだって、答えられません。。
その時、「Yang!」と声に出すSom。
Som「Yang・・どこに行ってたの?」
Somの視線が自分に向けられていると知ったMean、恐怖に震えて、Nuclearにしがみつくと同時に、頭上の、サインも消えてしまう。
Nuclear「(小声で)おい! 彼女は、お前のことを、自分の元カレだと思ってるんだ」
Nuclear、把握力ナイス!
Som「私のなにがいけなかったのか、教えてくれる? なにを言われても、改めるわ。」
Somのホログラムが一歩、近づいてくる。
Nuclear「(小声で)なんで、俺の後ろに隠れるんだよ?」
Mean「だって・・僕のこと、守ってくれるだろ?」
うん、今のBLドラマだったら、絶対、このNuMeanライン、放っておかなかったよね。(笑)
Som「Yang・・・」
Somの前に立ちはだかったのは・・・Vier。
Vier「君は、その答えを本当に、わからないのか? 彼が君から逃げたのは・・・もう、君のことを愛していないからだ」
うわ~~、なんて身もふたもないことを・・・もうちょっと言い方ってもんがあるでしょうに・・・でも、ストレートに言っちゃうのがVierなんだね。
そして・・・それを聞いたLove(♂)の表情に怒りがこみ上げる。
Tangmoも、そんなこと言って、大丈夫かよ、と、Vierを見つめている。
Som「そんなのうそよ。私のことを愛してないなんて、絶対に言わなかったもの」
Vier「彼が言わなかったことが、すでに、その答えじゃないのか?」
理詰めです。
Love(♂)「(口許だけで)P’Vier」
それ以上、言っちゃだめ・・・と、訴えてます。
P’Vier「真実を受け入れるんだ!」
Som:あ~~~~~~~💣️🔥
昼間、教室で、叫んだように、感情を爆発させたSom。
耳を押さえたり、身を固くしながら、その衝撃に耐えるTangmo、Love(♂)、Mean、Nuclearたち。
悲鳴が止んだとき、Somの姿は消えていました。
オカルト映画の超能力のように、絶叫→教室中の電気が消え、周囲は真っ暗になりました。
Somの姿も消えました。
Nuclear「しまった! 消えちゃったぞ」
Tangmo「なんてこった!」
Love(♂)だけは、Vierに対して、なにか言いたいことがありそうです。
Tangmo「次は・・・どうする?」
誰もわかりません。
その時、ポケットから、携帯を取り出すVier。
Vier「チャン先生からだ」
チャン先生<君たち、一体、どうしたんだ?! ゲームの中で何をしたんだ?
私のゲーム機本体から煙が出て、今、シャットダウンしてしまったぞ。ああ、なんてことだ!>
不測の事態なのか、それとも、これも計算なのか、うろたえるチャン先生。
Vier「僕たちがたった今、遭遇したのは・・・とにかく、Somが相当、怒ってるってことです。それから、部屋の電気が点滅し、彼女も消えてしまいました」
チャン先生<ああ・・・そういうことか・・なるほど、君らは、彼女を落ち着かせる代わりに、更に怒らせるつもりだったのかね? 君たちが彼女を怒らせたために、電気回路がショートしてしまったんだ。ああ・・・>
ため息をつくチャン先生。
我が意を得たりとVierを睨むLove(♂)
Tangmo「次はどうしたらいいんですか? 先生・・」
チャン先生<ん~~~、とにかく、週末をつかって、この本体を修理してみよう。この件に関しては、来週、また、話しをしよう。ね、今日のところは、解散だ。わかったね?>
Tangmo「わかりました」
なんとも言えないムードです。。
Mean「うちの部屋に、彼女が、僕を捕まえに来たりしますか?」
怯えるMeanを放って、部屋を出ていくNuclear、Love(♂)、Tangmo。
Mean「ねぇ、ちょっと・・ちょっと・・」
追いかけていくMean。そして、最後に出ていくVier。
校舎から、寮へと戻る道すがら・・・
Tangmo「なにか食べるか?」← 重い雰囲気を変えようと、話題を変えてあげるTangmo、優しいでしょ?
Vier「今頃、開いている店なんかあるか?」
Nuclear「わかりませんけど、P’Vier、奢ってくれますよね~~?」← Nuclearもわかってますね。
Tangmo「当然だろ」
Love(♂)を呼び止めるMean。
Love(♂)「ん?」
Mean「僕に隠してることある?」
Love(♂)「一体・・・なんのこと?」
さっきのメッセージの画面を見せるMean。
Mean「だったら、これのこと、説明してみろよ」
じっと画面を見つめるLove(♂)
Mean「どうして、Mhonのラインから、“幽霊を見つけた”なんて、メッセージが来るんだ?」
ようやく、ミスに気づき、固まるLove(♂)
Love(♂)「それは・・その・・僕が、幽霊について、君に伝えようとしたんだけど・・でも、間違って、Mhonに送っちゃって・・・ちょうど、幽霊から身を隠す場所を探すのに忙しくて・・それで、Mhonに君に伝えるように頼んだんだ。それだけだよ・・」
なんとか取り繕いました。
じ~~~っと、Love(♂)を見つめるMean。
ようやく、画面をおろすと、「ああ、わかったよ」と答えるMeanに、
内心、ホッとするLove(♂)
見る人が見れば、ガッチガチですけどね。
Love(♂)の背中を、ポ~ンと叩き、「Mhonからラインが来て、どれだけ嬉しかったか、わかるか?」と、ここにも恋する男子が一名。
Love(♂)「ごめ~~ん!」
Mean「アイスでも奢ってもらおうかなぁ~~」
先を歩くLove(♂)・・Meanには、その表情を見せられません。
~寮の裏口の外 談話スペース~
一人になって、考え事をしているVier。
ま、さっきの、あれは・・・うまくなかったよね。
MeanとLove(♂)が通りかかる。
先に、会釈しながらMeanが寮の中に入り、そのあとをVierを睨んだまま、通り過ぎようとするLove(♂)
この、ひとたび、マイナス方向に振り切ると、メッキが剥がれる、が如く、今までの、Vierラブ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°だったLoveからしたら、嘘のような反応です。
Vier「待てよ」
Love(♂)を呼び止めるVier。
Vier「少し、聞きたいことがあるんだが、いいか?」
Love(♂)「・・・・?」
Vier「お前も、Somと同じ女性だからな。俺が言ったことが、どうして、彼女を更に怒らせることになったんだ?」
Love(♂)「ゲームを台無しにしてしまったこと、まだ、気にしてたんですか?」
うひゃー、Loveもこう見えて、かなりキツイあるよ(笑)
Vier「ああ、俺は、本気で勝ちたいんだ」
こういうのを、隠さないところ、ホント、裏側を推し量ろう・・とかって気も失せるよね。(笑)
Love(♂)「女性・・ですか・・?」
ちらっと、考えを巡らせるLove(♂)
Love(♂)「人って、怒ってる時は、なにかを命令してくる人よりも、自分の言葉をただ聞いてくれる人を望むのかもしれませんね?」
Vier「・・・・・」
Love(♂)「実際、恋愛って、女子だから、とか、男子だから、とか、そういうことは全然、関係ないと思います。怒っていたり感情的になっている時、人は、その原因を聞き入れようとはしません。特に、その理由が、自分の考えが間違っていると告げられているときはなおさらです。」
痛いところをつかれました。
小さく頷くVier。
Vier「たしかに・・・」
素直に認めたVierを、少し意外に思うLove(♂)
だからと言って、会話は続きません。
Love(♂)「じゃ・・中に入りますか?」
Vier「先に入ってくれ」
本当は・・・これでも少し心配になんです。
心が疎か状態で、中に入ろうとして、ガラス戸に、思いっきりぶち当たるLove(♂)
Love(♂)「痛い!!」
その場にしゃがみ込むLove(♂)
なにやってんだ、と思いながら、近寄ってきたVier。
Love(♂)「・・・痛~~い!」
Vier「どれ、どこが痛いんだ? 見せてみろ」
立ち上がると、前髪をあげ、真っ赤になったおでこを見せるLove(♂)
Vier「ほぉ~~、赤くなってるな」
Love(♂)「え・・赤いの?(怯)」
Vier「ほら・・ここ」
指さし、もっとよく見ようと、覗き込むVier。
Love(♂)「腫れてます?」
Vier「触ったりするなよ」
Love(♂)「でも・・痛~~ぁい・・」
暗がりでよく見えないVierが、更に顔を近づけたところで・・・
はい!
もうおわかりですね。
いらっしゃいましたよ。
Sean(Rose様)が!!
ちらっと、Vierを見た後は、Love(♂)を見るSean。
こういう時って、女子は相手の女に目がいくものだからね。
Sean「なにしてるんですか?」
Love(♂)「・・・・・・」
Vier「Love(♂)がドアに突進して、額が赤くなったんだ」
Rose様の耳を通すと、こういうふうに聞こえます。
Vier:俺のドジっ子Loveが、ドアにぶつけて、可愛い額が真っ赤になって腫れてるんだよ。ほっておけないだろ?
嫉妬で、こんな顔にもなっちゃうわけです。
Sean「P’Vier、P’Vierに話したいことがあるんですが・・」
一刻も早く、Love(♂)から引き離したい。
Vier「いいよ」
Love(♂)を見るSeanの目が、明らかに、お前、邪魔!って言ってます。
Love(♂)「ああ・・じゃ、僕、お先に失礼します」
Vier「冷やすのを忘れるなよ、わかったか?」
ドアの中に入ろうとするLove(♂)に、一言添えるVier。
頷くLove(♂)
心配そうに、ずっとLove(♂)を目で追い続けるVierの視線を
妨げるように、ドアの前に立つSean。
うわ~~~、Rose、まじで敵に回すと、めんどくさいわ~~!
Vier「で、話しってなんだ?」
Sean「明日・・・P’Roseと会う時、ちゃんとした格好をしてきて・・って伝えたかっただけなんです。大丈夫ですか?」
Vier「お前が言いたかったことって、それだけなのか?」
たかがそれだけのことか・・と唖然とするVier。
Sean「ええ、それだけですよ」
怖い、口許だけはガッツリ張り付いたような笑顔なのに、目が笑ってないRose様、怖い!!
Vier「俺はいついかなる時も、かっこいい・・と思うけどな」
Sean「知ってますけど、驚くくらいのイケメンでいてほしいんですよ、あのP’Roseが魅了されるくらいに・・」
呆れるVier。
Vier「ここまで、細かく指示しておいて、なんで、お前は一緒に来ないんだよ?」
Sean「・・・・・・」
Rose:一緒よ、私たちは・・・ず~~と一緒よ。。
Somなんかより、レベル違いのホラーだ、と、気づかないVier。
Vier「ま、いいだろ。中に入ろうぜ」
#5-2はここまでです。
★『Great Men Academy』Ep.05-2 雑感★
う~~ん、Loveの入れ替わりの事実を知ったVierの目には、あれ以降、Love(♂)が、常にLoveに見えてる感じよね。
ただ、基本、フェミニストではないことは、Somへの対応からも明白なので、Loveに対してのみ、発動されてるように見えてしまう。
だからこそ、Loveに対するRoseの警戒警報が鳴りっぱなしなわけです。
どうにも、この二人(Vier&Rose)、言動に、正のオーラが感じられなくないですか?
※あんまり言わないかな。どっちかっていうと、明るいオーラかな?
Seanといい、Vierといい、こじらせメンタル同士、お似合いと言えばお似合いかもしれないんだけど、質が違うんだろうね。
Vierは、どっちかっていうと、そこまで、人間関係において、複雑なタイプじゃなくて、むしろシンプル。
自分の考えが先であって、まず、それで対応しちゃう。
相手の気持ちを思いやる・・は、その次。← 一応、遅れてやってくるのであって、思いやれないわけではない・・のがミソ。
Roseはね・・これはあくまでも、今はRoseが秘められた存在だっていう状況のせいかもしれないけど、彼女は、自分が主体。激しいエネルギーを内包してますね。
私利私欲・・と言い切ってしまっては、さすがに、短絡的すぎるけれど、自分の目的のために動く。
おそらく、彼女の恋愛観はそこが起点なんでしょう。
なので、愛する相手のために、尽くすことは厭わない。
でも、有形無形に関わらず、無償ではない・・って感じかな。
これから、明らかになっていくと思います。
★『Great Men Academy』Ep.05-3に続く★