可愛い恋物語も、心理戦を絡めると、それなりに、見るべきポイントがたくさんありますね。
【おことわり】
こちらの筋追いは、気になったドラマを、世に出回る商業翻訳ではなく、ドラマ好き有志の英訳・もしくは配信サイトの英訳をもとに、(英語ができないくせに)果敢に訳した「なんちゃって訳」となっており、多少、ストーリー展開は訳者の願望に寄ってます。内容を把握しながら、突っ込んだり、賞賛したりしたいという、ドラマ好きの発露です。
ラストまでの完全ネタバレです。
なお、扱う内容も、異性愛だろうと同性愛だろうと「どーんとこい!」でして、ある一部の性的指向を称賛するものではありませんが(笑)、若干、作品選定において、バランスは欠いております。
誰かにとっては不適切なテーマ、扇情的な言葉や画像を含むかもしれません。ごめんなさいです🙏💦💦
いつものごとく、本格的なネタバレ&上記のご注意をご理解いただき、OKの方のみ、おすすみください。
『Great Men Academy』
Great Men Academy สุภาพบุรุษสุดที่เลิฟ 愛すべき最強紳士
2019年(Thailand)Feb.6~ Jul.5
75分×全8話
制作:ナダオバンコク・LINE Thailand
脚本: Waewan Hongwiwat、Wanwaew Hongwiwat
演出:“Wan”Wannwaew Hongwiwat、“Waew” Waewwan Hongvivatana
対象年齢:13歳以上 ๑๓+
Great Men Academy
EP3 Part2
~ユニコーンカフェ~
こっちは、建物1階に入っている、ちゃんとした店員さんのいるカフェみたいです。
Mean「ありがとう、Phornおばさん」
1年生で、しかもイケメン、働く店員さんにも目の保養だよね。
コーヒーを受け取ったMean。
すでに、席に座り、なにやら、イライラと考えているようなそぶりのNuclear。
Mean「どうかしたの?」
Nuclear「・・・おれさ、不思議なんだよ。」
ちょうど、外からLove(♂)が、カフェに入ろうとした時でした。
Mean「不思議ってなにが?」
Nuclear「それは・・・・Loveってゲイなのかな、違うのかな?」
急に、自分の話題になり、その場に佇むLove(♂)
Mean「それ、本当か? それって・・・」
Nuclear「LoveとP’Vierの間には、間違いなく何かあったんだと思うんだ」
Meanも、どこかしら、感じる部分があったのか、小さく頷きながら、そのまま、話を聞いている。
Nuclear「お前、奴のルームメイトだろ? なにか、変だな、と思ったことないか?」
Mean「時々、夜中に目が覚めるとさ、Love(♂)がいない時があるんだ。トイレに行ってたんだ、とばかり思ってたけど・・」
テーブルをドン、と叩くNuclear。
Nuclear「それだよ!わかったぞ。 数日前だったかな、ここに入ってきたときに、LoveとP’Vierを見ちゃったんだ。俺を見るなり、突然、離れたんだ。。まるで・・・二人・・キスしてるみたいだったんだ!」
Mean「え~、本当かよ」
そこまで聞いて、我慢できなくなったLove(♂)
二人のテーブルまで、つかつかと近づいてくると、さっきのNuclearよりも大きく、バン!とテーブルを叩く。
Love(♂)「嘘!」
言い当てられ、笑いだすNuclear。
こんな手に簡単にひっかかって・・・と、Meanを見下ろすLove(♂)
Mean「なんで、僕のこと、騙したんだ?」
Nuclear「ただ、微細な行動を隠した状態で嘘をつく練習をしたってわけさ。説得力あっただろ?」
席に座ったものの、首を横に振るLove(♂)
Nuclear「これで、いつか、Fhonとデートした時、既に、俺に彼女がいるとは気づかないだろう」
Love(♂)「彼女(Fhon)のことが好きなら、どうして、Beeと別れないの?」
Nuclear「なんで、そんなことするんだ? だってさ、俺とFhonは、話をするようになったばっかりなんだぞ。もし、Beeと別れたとして、Fhonが、俺と付き合わなかったら、俺、全部を失うことになる。」
Love(♂)「そういうのを・・・卑怯者って言うんだよ」
Nuclear「セルフマネージメントが行き届いてるって言うんだよ」
呆れ果てるLove(♂)
微笑むMean。
Nuclear「これに関しては、もし、Fhonとデートして、意気投合したら、なんのあとくされもなく、間違いなく、Beeとは別れるよ」
ありえない・・・と、首を横に振るLove(♂)
~グラウンドの片隅 ~
いつもの大木のところで、柔道の練習をしているVier。
ゆっくりと近寄ってきたLove(♂)
Vier「どうかしたのか?」
Love(♂)「ただ、通りかかったんで、ちょっとだけ挨拶したかったんです」
Vier「・・・・・」
ちらっと見るだけで、練習を続けるVier。
Love(♂)「もう長いこと、柔道をされてるんですか?」
Vier「2年くらいになるかな」
Love(♂)「どうして、始めようと思ったんですか?」
Vier「“コータロー”を読んだんだ。」
最初、こうたろう?って思ったら、「コータロー、まかり通る!」のことだったのね(笑)
タイでは、コータローだけで通じるくらい、有名なのかな。
Love(♂)「P’のストイックさを見たら、マンガを読んでるような人には見えませんね」
Vier「みんなだって、マンガくらい読むんじゃないのか?」
Love(♂)からの問いかけに嫌がらずに、ずっと、練習をしながら、合間合間に答えてるVier。
思い切って、「P’Vier、僕に柔道を教えてくれませんか?」と申し出るLove(♂)
はぁ・・と大きくため息をつくと、Love(♂)に向かって近づいてくるVier。
「ああ、あの・・もし、練習中にしつこく聞きすぎてしまったのなら・・・」とオタオタしていると、いきなり、ぐっと投げ技を掛けられるLove(♂)
Love(♂)「きゃっ!!」
突然のことに、(隠しようもなく)女子のような悲鳴をあげちゃうLove(♂)。
地面に仰向けになったLove(♂)に「もし、柔道をやるとなったら、地面に投げ飛ばされるんだぞ。こんな痛い目にあっても、まだ、やりたいのか?」と優しく諭すVier。
ゆっくりと起き上がりながら、「だったらその・・・まずは、最初に読むマンガを探すことにします」と、決まり悪そうに答えるLove(♂)
そんなLove(♂)に対して、微笑みながら、手を差し伸べるVier。
きゅん!
The Lucky oneの一節が流れたところで、立ち上がるLove(♂)
ちなみに、Thirdくん(Nuclear)のパートとJamesくん(Love(♂))のパートですね。
なんでもないようなことでも、こうして触れあえることが幸せ・・・なの。
~教室~
突然、授業のシーンに移りました。
Oh先生「目は、心の窓のようなものだ」
両手で💘を作ったOh先生を、ヒューヒュー、冷やかす学生たち。
Oh先生「ああ、わかった、わかった。ちょっと、クサイ台詞に聞こえるかもしれないが、なによりも真実なんだ。相手の目を見つめれば、相手が何を考えているのか、すぐにわかると言ったら信じるか?」
手をあげるNuclear。
Nuclear「それって、女の子の心を読むことにも使えるんですか?」
Oh先生「最終的には・・間違いなく、イエスだ」
Nuclear「やったぜ!」
Nuclearよりも、P’Goodの、真剣な表情のほうが、間違いなく、面白いよ(笑)
挙手するGood。
Oh先生「どうぞ」
Good「女性の心を読むのは、大変じゃないですか?」
最初、声が裏返ってる~~~(爆笑)
Love(♂)だけが、誰のことを想定しているのかわかってます。
Good「女性は、言葉と願望が一致しないので、本心を推測するのは難しいですよね」
Oh先生「それは・・君が、その子の目をちゃんと見つめる勇気がないからじゃないのかな?」
真理をズバッとつくOh先生、容赦ないな!!(笑)
ここで、Meちゃんの幻影、再登場(笑)
Good「・・・・・」
Oh先生「図星か?」
みんな、笑ってる(笑)
Oh先生「心を読んでみたい女子のことを考えているのかな?」
冷やかされるP’Good。
Nuclear「P’Goodにも、可愛いところがあるんですねぇ~~」
Good「わ、私は、ただ・・一般論として・・聞いたのであって・・」
Oh先生「ただ、勇気を出して、彼女の目をみればいい。女子が、男子よりもはるかに、感情を表情豊かに表すことに注目してみるんだ。もし、相手の心を読み、何を考えているのか知りたければ、彼女たちに、もっと注意を払えばいいってことだ。心を読むことができると、保証するよ」
それ、別に、心理学でもなんでもなくて、当たり前のことを言ってるような気がしますけど。
Nuclear「・・・・・」
Oh先生「こういうのはどうかな? 君たちにいいゲームがある。みんな、パートナーを見つけてくれ。そうしたら、一人は、色を思い浮かべるんだ。赤、黒、緑の中からだ。もう一人の人は、相手が送ろうとしている色を推測してもらう。視線だけで、考えている色を読み取れるのか、見てみよう。さぁ、はじめ!」
それぞれ、隣の席の人同士で向かいあう。
一人席のGoodは、Oh先生が相手になって、しかも、すぐさま、正解されちゃったっぽい。
MeanとLove(♂)の二人は・・・Love(♂)が当てる番です。
Love(♂)「黒」
Mean「間違い。緑だよ。よし、僕の番だね。でも、君に挑戦してみる。もし、5回連続で、正解したら、君は、僕のために、Mhonとのデートをセッティングしなければならない。Okey?」
また、その話か・・と、少しうんざりしながらも、「いいよ」と答えるLove(♂)
Mean「よし・・」
集中して、念を送るLove(♂)
Mean「黒!」
Love(♂)「え? なんでわかったの?」
Mean「怒りの兄オーラが出てた」
Mean、さすが(笑)(笑)
2回戦
Mean「赤!」
3回戦
Mean「緑!」
4回戦
Mean「赤」
Love(♂)「おい!」
4連続で当てられて、なんとか冷静になろうとするLove(♂)
最後、5回戦目
Mean「・・・・黒!」
まじか・・・と呆然となるLove(♂)
得意満面なMean。
Mean「今度の土曜日、11時にね、お兄様~~」
Love(♂)の肩に手を置き、(^_-)-☆するMean。
Love(♂)「・・・・・・」
それにしても、バレバレすぎる気がします。。。(笑)
~Loveの自宅~
うわ、もう土曜日になったのね。
Goodが、冷蔵庫に飲み物を取りに来て・・・ぎょっと手が止まる。
へんてこりんな髪型をアレンジしてる妹の姿を見て、「なんで、母さんの服なんか着てるんだ?」と訊ねるGood。
Love「可愛いくない?」
Good「・・・・・」
蛍光色オレンジのハイソックスに、魚(たぶん鯛?)のサンダル。
ドリアンみたいなポシェット。
どこで売ってんだ?(笑)
例えば、こことか? あはは
首には、バンダナをリボン結び。
可愛いとか、可愛くないとか、それ以前の問題のような。。
ダサい恰好で嫌われよう作戦ってことね。
でも、元が可愛いからさ、どんなに似合わない系の服を着ようと、それっぽく見えちゃうんだよね(笑)
Good「・・・イカれた奴みたいだ」
Love「それでいいのよ。」
その時、You&Meが遊びに来ました。
Love「じゃじゃ~~ん!!」
Me「ちょっと、N’Mohn、今日はデートでしょ。どうして、そんな恰好してるの?」
You「おもしろすぎる!!」
Love「まぁ、見てなさいって。Meanがこんな格好した私をみたら、間違いなく、嫌うはずよ」
You「ねぇ、もう遅刻よ。なんで、まだ、出かけないの?」
Love「え・・可愛い子は遅れていくもんじゃないの?」
You&Me「な~るほど。可愛いよ~~」
そこに、ど緊張なGoodがやってくる。
Me「ああ! こんにちは。P’Good!」
Good「あ・・・Me・・元気?」
Me「ええ、P’Good。P’は、私を見るときはいつも、顔が真っ白ですけど・・P’でも、気後れしたりすることとか、あるんですか?」
Good「・・・・・」
照れて何も言えないGood。
Love「あ、ねえ、私そろそろ行くよ。もう1時間くらい遅れてるもん。(Goodに)バイバイ、P’Good、私、出かけるから、友達を家まで送ってあげてくれる?」
妹、すごい援護射撃してくれるじゃん(笑)
Loveが出かけてしまうと・・・今度は、Youが援護射撃。
You「ええっと、私、トイレにいってくるね」
Meの耳元に、「10分あげる」と囁くYou。
そうそう、いつも、LoveかYouが一緒だから、こんなふうに、二人っきりになることなんて、めったにないもんね。
緊張した面持ちで、Meに近づいてくるGood。
Me「P’Good、お勉強のほうは順調ですか?」
あら、世間話ですか(笑)
Good「その・・・実は、授業で、心を読む方法を勉強してるんだ。例えば、たった今、君は唇をすぼめたけど、それは・・少し恥ずかしがってるんだよね?」
きゃ~~!
それを聞き、首元に手をやるMe。
Me「ええっと・・・それは・・・合ってると思います」
恥ずかしがるGood。
Me「P’の場合は・・目を合わせるのを避けたいみたいで、ちょっとどもって、たくさん汗もかいてるし・・間違いなく、私のことが好きってことですね、勉強するまでもないみたい・・・」
あはは!!
おっとりしてるけど、さすが、言うことは言う最強双子の片割れ(笑)
先に、全部言われちゃった。。(笑)
照れまくるGood。。
尻に敷かれる未来まで見えてるけど。。。
良かったね、お兄ちゃん(笑)
#3-2、短かったので、このまま、#3-3に続けます。
Great Men Academy
EP3 Part3
~ニマンヘミン Think PARK~
黒猫の像の前で、待っているMean。
その様子を陰から、観察しつつ・・・ようやくMeanの前に姿を現したLove(♀)
Mean「あ・・Mohn!」
当然の如く、下から、Mohn(=Love)の恰好を見ていくMean。
内心は、さすがに、おったまげてる、と思うんだけど、表情は見ての通り、念願のMhonに会えて、メロメロです(笑)
やっぱり、ちょっと変わってる。。(笑)
Love「P’って呼ばなくてもいいよね。私たち、そんなに、年齢が離れてるわけじゃないし・・・」
って、それ、年下の方からはあんまり言わないと思うけどね(笑)
Mean「もちろん」
Love「じゃ、アイスクリーム、食べにいきましょ。でも、奢ってくれるんでしょ?」
~アイスクリームショップ~
すでに、6つめ。。
身体張ってるなぁ、Mohn、いや、Love。
さすがに、目を見張るMean。
でも、Mhonの唇ペロリに、イチコロ。。
Mean「すごくおいしそうに食べるんだね」
Love「なにそれ、バカにしてるの? 私のこと」
Mean「違うよ、バカになんてしてないよ。褒めてるんだよ」
微笑むMean。
確かに、Meanのほうから断られたくて、わざとだとは言え、だいぶ、さっきから、Meanに対する当たりがキツイなぁ、Love。
なんと、そこで、女子を連れたNuclearと鉢合わせ。
Nuclear「おお、Meanじゃん」
Mean「ああ、Nuclear」
Nuclear「Fhon・・こいつは、“Great Men”の友達で、名前は、Meanって言うんだ」
Fhon「こんにちは、Mean」
Mean「(ワイをしながら)こんにちは。(向かい側のLoveを指しながら)こっちは、Mhonだよ」
Mohn(=Love)「・・こんにちは」
ちょこんと、頭を下げるLove。
Nuclear「Mhon・・Loveの妹だよな?」
Mohn(=Love)「・・あ、はい」
Nuclear「俺のこと知ってる? 兄さんとはすごく親しいんだよ!」
Mohn(=Love)「・・あ~~、はい」
じっと、Fhonを見るLove。
Mohn(=Love)「お二人は・・・デートですか?」
顔を見合わせるNuclearとFhon。
Fhon「いえいえいえいえ・・・」
手を前にだして、否定してみせるFhon。
Nuclear「まだ、友達だよ」
Fhon「・・・・・・」
Nuclearは、Fhonの目を見て、読み取ろうとしてるし、Loveは、二人の心理を読み取ろうとしてるし、心理学を学んでる同士の、視線の奪い合い?(笑)
Meanに目配せするNuclear。
それを見て、今度は、Meanを見るLove。
Nuclear「Mean、じゃ、俺たち、行くわ。二人の邪魔したくないし・・・さぁ、行こうか、Fhon」
ここで、一旦切ります。
★『Great Men Academy』Ep.03-2&3 雑感★
ここは、最初に言ってしまうと、Love(♂)の友達、MeanとNuclearの、それぞれの恋愛観の違いが浮き彫りになる回なんです。
最初のMeanは、相手が、Love自身なので、Loveも避けては通れず。← 散々、避けまくっていたけど、とうとう、そういうわけにもいかなくなり。。
本当に好きなら、全てを受け入れる。。。
すでに、そのスタンスが出来上がってるMeanに、Loveの小細工はまったく、通用しません。(笑)
これでも、精一杯、いろいろ考えたのにねぇ。
「好きなら、見分けられる」の第二弾。
心の眼で見れば、たとえどんな格好をしていても、本質を感じ取れるから。
Meanの迷いのない誠実さは、“愛を叶えるために”、真の自分を偽らざるを得ないLove(♂)にとって、ものすごいアンチテーゼなのかもしれないですね。
次は、Nuclearの番も含まれます。
あ・・あと、Good兄ちゃんとMeが、おさまるところにおさまってよかったです!!
★『Great Men Academy』Ep.03-4に続く★